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私の大学時代を彩った曲 PART2

こんにちは。パフェクロです。この略称は私の友達が勝手につけていたものですが、意外と気に入ったので今回採用させていただいてます。

さて画像は文字通り「たどつ名物幸わせになれるくすりやさん たどつ名物健康になれるくすりやさん」の看板です。とてもいいでしょ、アナーキーさとレトロさを兼ね備えていて。
この看板は香川の多度津へゼミ旅行の際に見つけたものですが、今私が欲している『幸わせ』(巷に溢れているであろう『幸せ』ではない)を入手できるということでとても興奮しました。関係者によると合法ではないとのことです。

さて作り話は置いておいて、前回に引き続き私が大学時代に聞いていた曲を紹介させていただきたいと思います。

JUDY AND MARY   LOVER SOUL

皆さんご存知ジュディマリから私が愛してやまない『LOVER SOUL』という曲です。
この曲との出会いはモテキという映画からでした。それまではジュディマリなんて古い(失礼)ロックには俺は興味ねぇぜというスタンスでいたのですが、この曲を聴いて考えが180度変わりました。
90年代でもこんなに素晴らしい曲があるのか、てかジュディマリってこんな尖っていた音楽やってるの!?と。そこからJAM沼にどっぷりハマって、今ではYUKIもよく聴いています。

少し音楽の毛色は違いますがスーパーカーやくるり、ゆらゆら帝国等の90年代ロックにも手を出すことができたのはジュディマリのおかげでしかありません。本当に感謝しています。
以下ではLOVER SOULについて私なりの好きなところをつらつらと書いていきたいと思います。私はギターを齧っていますが、コード進行や音楽理論に関しては全く無知のため、歌詞に着目してのアプローチとなってしまいます。「雑魚が」と思ってもらって構いません。

それではまず歌い出しからです。

だんだん不思議な夜が来て あたしは夢の中へ
だんだん不思議な夜が来て あなたと夢の中へ
堕ちてく天使は 炎を見出してく
歌声は響く 凍える冬の空に

JUDY AND MARY -LOVER SOUL

JAMの作詞はそのほとんどがVo.YUKIが行っています。この曲も例に漏れずYUKIの作詞ですが、歌い出しからミステリアスでファンタジーな雰囲気が流れています。
「あなたと夢の中へ」という明るい詞と「堕ちてく天使」という暗い詞の対比は、あたし自身のあなたへの想いに揺らぎつつある気持ちを描写しているのではないでしょうか。

2まわし目では肌寒く凍える冬の恋物語だと分かる詩が登場します。冬ソングといえばback numberや広瀬香美が挙げられるでしょうが、それに匹敵するくらい、この曲は冬や雪景色にぴったりと合う曲です。鈴やキーボードを使わず、ましてレスポールの鋭い音が鳴り響いているというのに。

あなたと2人で このまま消えてしまおう
今 あなたの体に溶けて ひとつに重なろう
ただあなたの温もりを 肌で感じてる夜明け

JUDY AND MARY -LOVER SOUL

こちらがサビの歌詞です。この歌詞を聴いて貴方はどう感じるでしょうか。
女性にとっての幸せやパートナーに対しての愛情を具現化している歌詞だと感じたでしょうか。
もしくはエッチな歌詞だなぁと感じたでしょうか。
私は恥ずかしながら後者でした。というのも映画『モテキ』では森山未來と麻生久美子のラブシーンでこの曲が流れるのです。

しかしただのエロで形容されない清廉さがこの歌詞には込められています。私があなたを信頼している気持ちが込められており、2人で消える、つまり死んでもいいと思えるほどこの状況を幸せだと感じているのです。雪山のロマンスを彷彿させ、女性だからこそ描ける唯一無二の描写だと私は思っております。

あとサビで言いたいことは「消えてしまおう」あたりでギターのチョーキングが聞こえると思うんですけど、このチョーキングとても儚く聞こえます。まるで生命が途切れるような、そんな音を奏でることができるTAKUYAのギタープレイも素晴らしい…


今日 汚れなき羊達は
命の水を注いで
雪の中を彷徨っている

JUDY AND MARY -LOVER SOUL

TAKUYAの儚く美しいギターソロを終えたあとCメロにつながります。汚れなき羊というのはあたしを例えた言葉でしょうか。あなたに対しての想いは本当であり、生命まで任せられる存在であるにもかかわらず、まだ迷い続けている。
ここでLOVER SOULというタイトルに言及しますが、頭が悪い私は「恋人の魂」という直訳で解釈していましたが、最近調べたところ海外では「偽物の恋」と言う意味があるようです。なるほど、男性側にとってこの恋は偽物なのでしょうか。だからあたしは行き場をなくしているのか、とても悲しい歌詞です。
全く関係ないですがYUKIが雪って歌うの少し興奮します。

このあとはラスサビを終えてアウトロに入るのですが、驚異の2分超えです。そんなことある??尖りすぎじゃね?でもこの2分がとてもいいんですよ。ギターリフが全て気持ちいいんです。チョーキングやスライド、トリル、早弾きを駆使したギターリフはギタリスト大喜びです。
またYUKIの歌詞になっていない心からの歌声も最高です。(fall in loveと歌っている??)
音源も素晴らしいですがライブバージョンでのYUKIの表現力には感動してしまいます。上記の動画、是非見てみてください。

ということで拙い文章ではありますがが、LOVER SOULの魅力を伝えさせていただきました。普段のJAMの煌びやかでポップなサウンドとは打って変わって、心を締め付けるような演奏と洗練された歌詞が存分に感じられる曲です。ぜひ興味を持った方は聴いてみてください。

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