○ヒカリのシズク○
雨上がり
水をたたえた葉にぶら下がる
水の玉
風に吹かれて
ゆらり はらり
その度
葉の上や裏側で
スベりぶつかる小さな水の玉
くっついて流れて
葉の下で
ひとつの玉が膨らんでいく
キラキラ きらきら
光を取り込み膨らんでいく
玉の中でも
ゆらゆら キラリ
光の粒が雫となって落ちてゆく
ひときわ大きな風を受けて
たわむ葉
揺れる雫
膨らみすぎた水の玉
風に撫でられ落ちてゆく
きらり ピカリ
と輝きながら…
それは
まるでヒカリのシズク
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