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感想が思い浮かばなかったらどうしよう

子供のときからずっと同じことで悩んでいる。
感想がまっっったく思い浮かばない時があるのだ。
つまらなかったということではなく、完全な無になる。
たとえば施設でボランティアしていたとき、感想を訊かれても「あ、ああ」しか言えず、申し訳なくて土に埋まりたくなった。(帰ってから、感想の神が舞い降りてきてメールで伝えられた。)

それが理由で、感想が求められそうな場所に赴くことさえ怖い。
作文を書くことが決定しているというだけで、本来楽しみな修学旅行も憂鬱だった。

なぜこんな話をしているかというと、明日仕事である建物の見学に行くからだ。
来月の部内会議で感想を話すように言われている。
見学はしたいけれど不安が大きすぎる。
私は内装の専門家ではないし、見てくる建物も個性的なものでないことは知っている。
もしものために行く前から感想を考えようとしているけれど、流石にそれは無理がある。
来月の部内会議だけでなく、その場で感想を求められたら卒倒しそうだ。
ちなみに偉い人もくる。

感想の神を呼ぶために私にできることは何だろう…細部まで見てメモすること?
楽しむことも大事だと思う。
そのためには不安を小さくしておきたい。

最悪、感想が一言しか思い浮かばなくても、来月の会議で「それだけかーい」って思われるだけ。恥ずかしいだけだ。
給料が下がるわけでも首が飛ぶわけでもない。
気にするでないぞ。
念仏のように心で唱える、なんとかなると。


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