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マイク、録音機材を2年間使用して分かったこと

すっかりご無沙汰してしまいました。
先日、noteを初めてから2年になりましたというお知らせがあり、「あぁぁぁぁ~~」と思わず叫ぶ(笑)
なんせ、本当に録音にかまけていたり、超絶技巧の曲に4回目のチャレンジすることがあったりとにかくやっておきたいことを今のうちにという想いで過ごしていたものだから、noteまで気が回らずにいました。

でも、ちょくちょくフォロワーさんが一生懸命毎日のようにアップしている記事が楽しくて、時間が無い中でも拝読させて頂いてました。

さて、前回マイクや機材関係の記事を上げました。

そしてこれらを2年間使った結果フルートは宅録するのが非常に難しいということが分かった。(楽器其々に難しいとは思いますが・・・)
何故なら、フルートは歌口、音孔(私が持っている楽器は音孔だけでも17個あり)、足部管の先がオープンになっていて、それぞれの穴から音が出ていること、しかも息はエッジにぶつけるだけで殆どは外に出てしまうこと等を考えると纏まった音をマイクで拾いにくいということです。

さらに、フルートらしい音を集音するには部屋全体に響いている音をも拾わなければならない。
これは大変だ~、
やっぱりプロのエンジニアって凄いな~と思った次第です。

ということでそれぞれの録音してみた特徴を書いてみます。

宅録用にはどちらが良いか・・・

【AudioTechnica/AT4040】

このマイクは良いマイクだと思います。低域も高域もクリアに拾ってくれますが周りの環境音(外の車の音)まで拾っちゃいます。
そして、ブレス音、リップノイズもぜーんぶ拾ってくれちゃうので、後のノイズ処理をしないと行けません。
これは録音スタジオやちゃんと反響音対策が施されたある程度整った部屋での収録向きです。
良いマイクなだけ使えないという残念な結果になりました。
今は大事にケースに閉まってますが、そのうち半値くらいで手放そうかと思ってます。
もし吸音材等が使えないような部屋ではリフレクションフィルターで対処したら良いのかもしれません。
私は部屋が機材でごちゃごちゃになるのが嫌いなので利用しないと思いますが・・。

【SHURE SM57】

ということで、結局宅録において一番収録に向いていたのはこのダイナミックマイクのSHURE SM57でした。音そのものはあまり好みではありませんが・・・。
単一指向性マイクなので近接距離の音しか拾わないため、少しでも距離が変わると音量が変化してしまいます。
ですので、マイクプリアンプがしっかりあるオーディオインターフェースでなければゲインレベルを合わせるのが難しいです。フルートの歌口ギリギリの近接で吹かなければならない窮屈さがあり、かなりの慣れが必要かと思います。
このマイクまでギリギリの距離で吹くとなると、これまたブレス音やリップノイズ、更には歌口で息が擦れる音まで入ってしまうので、息のスピードのコントロールやブレス音をさせない呼吸のトレーニングが必要になりますね。

私にとってブレス音をさせなくするのはかなり難しいことで、ブレス音をさせないように細心の注意をすればするほど鳴ってしまうという悪循環に。。。。
ジャズフルーティストはその辺の技術が素晴らしいなと改めて思ってます。

ウィンドスクリーンやマイクの上にスポンジを被せてSM58のようにするとほんのちょっとですがノイズの軽減になりました。

このスポンジは試験的に使いたかったため、改めて購入せずに大昔買ったRoland製のコンデンサマイクに付属されていたものを無理やり広げて被せました(笑)

多分Amazonではこれが良いのではないでしょうかね↓

以上のことを考えれば、機構は同じでもポップフィルター内臓のボーカル用MS58が良いのかなと思いました。
ジャズフルーティストは58を使う方が多いと言われているので、初めて購入するのなら58を購入した方が良いのかもしれません。

さらに集音能力が高そうな、お値段もちょっと高めのBETA58Aというのも良いのかもしれません。

58は私は使ったことが無いのでなんと声を大にしておススメするということは出来ませんが、皆さんの評価が高いので紹介してみました。

響くちょっと広めの部屋なら

【ZOOM H6】または【ZOOM H1】

これ一台で1.5~2.0mくらい離れた場所から録音してみました。
すると、やはりH6の方が音の情報量が若干多い気がしました。
そして、この時はH6のマイクをXY90°、120°、そしてMSマイクのデフォルトで録音しました。
明らかにMSマイクのほうが周りに鳴っている響きも拾いよりフルートらしい音質でした。
が、ヘッドフォンで聴くとMSマイクで録音した音はホワイトノイズも乗ってしまっています。

そこで、無料のDAWソフトAudacityでノイズ除去してみると、XYマイクで録った音に近くなりましたので、そういうことだったのかと自分で納得してしまいました。

まぁ、ダイナミックマイクで窮屈に演奏するよりのびのび吹けるので、ノイズを気にするのであればXYマイクで録音して後からDAWソフトでEQなどで調整するのが良いのかもしれません。

宅録でのマイクレビューはここまでですが、比較した音を後日記事にできたらと思います。

そして、他に実は昨年の1月にホール録りで利用するためにsE Electronics sE8 Pair スモールダイヤフラム・コンデンサーマイクをペアで購入して収録しましたが、これは深い響きが加わってなかなかな音で録ることができました。

そのマイクで収録したものを次回は紹介したいと思います。

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