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【映画】FALL

ようやく時間取れたので、早朝映画行ってきました!(上映開始9時前)なぜこんな時間に行ったかと言いますと「その時間帯しか上映されていなかった」からです。まあ、黒澤監督が「怖い映画は早朝に観るべし」と言ってましたし、ちょうどよかったのかもしれません。(嘘です)

結論から言います。可能な限り大きい画面、可能な限り大きい音で観るべし。これは尋常じゃない恐怖感が味わえます。私は高いところの映像なんかは比較的平気な方だと思っておりましたが、途中で目をそらしたくなるくらい怖かったです。ついでに言うと、迷惑系youtuber要素もあるので、昨今のアレコレを思い出して苦笑したりもありましたが。

今回は多くの人に観てもらいたいので、ネタバレを避けてお話しします。私と同じ恐怖を味わいたまえw

概要

複雑な展開は一切ありません。ジャンルとしては、制限された環境下で登場人物が危機的状況に陥る「ソリッド・シチュエーション・スリラー」ってやつですね。登場人物もかなり少なく、基本的にはほぼ2人のみで話が進みます。記憶力にあまり自信がないそこの貴方でも「あれ?これ誰だっけ?」はないです。

物語は「クライミング中に旦那をなくした主人公。彼女を立ち直らせようと、親友が地上600m(東京スカイツリーが近似値)のモンスター級TV塔のクライミングに誘う。2人は無事に塔の最上部へ到達するも梯子が崩落、恐怖の体験をする」というものです。シンプルこの上ない粗筋ですが、そこの「危機」が尋常じゃない。ちなみにカリフォルニアにこのモデルとなった塔が実在するようです。

水なし、電波なし、充電なし、援軍なし、梯子なし、ハゲワシあり、死への恐怖MAXであり。どうすんだよこれ…てなお話。

恐怖感

実際に(こんなバカでかい建造物ではないけど)小さい塔を建てて、地面を映さないカメラワークとCGで撮影されたそうです。実にお見事。ネットでは「手汗やばい」という表現が多いようで、確かに私もそうでした。

序盤でロッククライミングのシーンがあり、主人公の旦那の崩落シーンがあるので、開始5分でその世界観に引きずり込まれるのですが、この映画はそこから終盤まで「休ませてくれない」なんです。ただ座ってるだけでも落ちそうな足場しかない上に、主人公たちは生きる道を模索して色々行動を起こすのです。「ええええ、そんな危険な事しちゃうの?」をやるしかない。

まあ「怖い&高いところ&落ちそう」で言うと、短編映画の「curve」を思い出しますが、あれと違ってまだ「どうにか助けを呼べれば」という希望はあったかな。「curve」はその手段すら皆無でしたから。これについては後日またレビューします。

観終えたあと…

ちょっと職場で他の方にお勧めしてきたんですが、「あ、だめ、高いところ苦手なんすよ」的な反応ばかり。観たいという人は皆無でした。「ちょっと観ろよ、マジで凄いんだって」というと逃げられました。ちきしょう、怖がらせたかったのに…

皆様も、友達に「鉄塔に登らない?」と誘われたら断るのをお勧めします。が、もし断れなかった場合にこの映画を参考にしたら良いかと思います。僕は絶対行きませんけど。

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