【時事】百田尚樹 情報整理
X(旧twitter)で話題の日本保守党ですが、やはり賛否両論渦巻いています。まあ、良くも悪くも注目を集める存在なので、話題になるのは必然ではあります。その政党(というか政党要件をまだ満たしていないので政治団体)は信用に足るのかの検証をしていきたいと思います。政治団体の代表の言動を確認するのは公益になるとは思いますので、このタイミングを待っていたw
私見は私見としてわかるように致しますね。また、トピックごとの賛否は読む方にお任せします。下記の点には注して記述していこうと思います。
私見は述べますが、人格否定、誹謗中傷はしない
正誤があるトピックは事実検証も極力します
有料動画の掲載は避けます
本人発言を元に構築
※内容が殺伐とする感じなので、ヘッダーだけ爽やかにしました。
01.「殉愛」裁判敗訴
この本はやしきたかじんさんと献身的な愛情を注いだ奥さんの愛情を描いた作品です。が、実在の人物の物語なので「事実に忠実に描かれる」必要があります。が、作品は事実と乖離するとして裁判を起こされているのですね。
奥様を「献身的に」描いているのに対し、ご長女さんやマネージャーさんはよい形で記述されていなかったとの事。
たかじん氏のご長女
ご長女さんとたかじんさんは確執があった形で記述されていたので、名誉を傷つけられたとしてご長女さんから裁判を起こされています。結果は百田氏の敗訴です。裁判所で声を荒げるシーンもあったようです。
たかじん氏のマネージャー
ご長女さん同様、マネージャーさんからも訴訟を起こされて敗訴しています。彼も取材は受けられなかったようですね。
美談のような物語ですが、たかじんさんの前妻の方も、お嬢様も、マネージャーも、複数のジャーナリストも、同書の審議に異を唱えている状況で、裁判でも敗訴しているのが実情です。
検証本も出版されています。紹介文を一部抜粋。
02.「永遠の0」剽窃疑惑
私は「永遠の0」には感動したのですが、言われてみれば「壬生義士伝」の雰囲気がありますね。まあ、個別の箇所の検証はわかりかねますので、あくまで「疑惑」と記載しておきます。
なお、この引用には、他の作品もピックアップされていますが、私は未読の作品ばかりですので、記事紹介のみ。
03.「日本国紀」騒動
日本国紀 、Wikipediaなどからのコピペが発覚してしまいました。歴史的事実との相違もあります。皆さんも記憶に新しいかと思いますが…。
なお、Togetterでもまとめがかなり多数ありますので、代表的なものをピックアップして紹介します。
コピペ騒動
学生が論文をコピペする問題なんかは、是非はともかくまあ「あるだろうな」とも思うのですが、文筆を生業にしている作家(現Youtuber)がコピペをしてはいけないですね。
コピペらしき文章の大元は真木嘉裕氏の「聖帝・仁徳天皇 民のかまどは賑いにけり」大阪新聞(1991.12)のようです。まあ、これがそもそも日本書紀からの現代語訳ではあるのですが、ここまで似た表現になると…
万世一系否定
万世一系否定記述があります。まあ、継体天皇時期の王朝入替わり説は諸説ありますが、右派論壇からしたら言語道断と考えられる向きも多いようで。
男系天皇誤認
保守系の言論を語るうえで、避けては通れないのが皇統のお話なのですが、これに関して百田氏も監修の皆さんも致命的なミスをしておられました。これは後の刷でこそっと修正されていたとの事。例えば、女性天皇の八人のうち、父親が天皇なのは六人だけです。
監修者降板
おそらく「学生に歴史を教える立場上、内容がご自身のお仕事と乖離する箇所があったのだろう」と推察します。が、この後で彼は監修の立場から離脱されます。
04.朝まで生テレビ出演
百田氏は2017年に「朝まで生テレビ」に出演した事があります。
動画も見つかったのですが、著作権的に際どいので避けます。文面は左派に凝り固まった「リテラ」ではありますが、私が観た動画と内容的には一致するので、真偽のほどに問題はないかと思います。以下引用。
その後の彼の感想がこちらです。
05.米国大統領選
2016年:トランプ当選
トランプ大統領が誕生すると、アメリカは「恐ろしい事態」になると懸念を表しています。当時は「日米同盟破棄」も可能性があったので、個人的にはここの懸念はわかります。正直、後の「安倍総理とトランプ蜜月状態」は予想しえなかったとも思うし。
問題は「トランプに肩入れしすぎることになった4年後」です。言論の変節をご覧ください。
2020年:バイデン当選
熱狂的にトランプ支持者になってしまった百田氏は、選挙戦からバイデン大統領当選に至るまでの時期、完全に「大統領選挙は不正があった」という論調になります。最後にはトランプ批判まで開始しちゃう始末…
不正云々は誤りばかりだった事が判明しています。
イヴァンカ・トランプ氏も「不正はなかった」と述べておられましたね。
06.安倍元総理批判
政策批判や言動の批判は、たとえ支持している政治家と言えどあって然るべきだとは思います。前提として「事実である事」がありますが。
靖国参拝
これは個人の感想なので、誤りという訳ではありません。が、総理が靖国参拝する障壁の多さはご存知だとは思います。対中関係だけではなく、米国との関係も障壁になっている訳ですので。
コロナ対策
これに関してはかなり多くの辛辣の発言をしておられますので、代表して2つピックアップ。中国人の入国を制限しろという論調がメインでした。実際に国内に広がったのは欧州経由のものだったんですけどね…。
07.安倍元総理ご逝去時
ご逝去前
「まだ訃報が入っていません」という文章、個人的には「デリカシーが欠落しているのではないか」と思います。
訃報フライング / Youtube LIVE
有名な話ですが、安倍元総理が医師の死亡宣告を受ける前に百田氏は「亡くなられた」とツイートをしています。
個人的には、メディア云々ではなく下記の点が問題だと考えます。
❶医師の死亡宣告より先だった
❷昭恵夫人への気遣い配慮不足
❸自民党や医科大の公式発表より前だった
❹訃報と同時にYoutube LIVEの告知を同時に行う点
ニコ生スパチャ
有料チャンネルなので、動画・画像掲載は避けます。ご了承ください。ご逝去直後にお菓子を食べつつ有本氏、花田氏と談話されておられたようです。
08.安倍元総理国葬関連
国葬儀案内状の件
「日本国記」の出版社である幻冬舎の見城徹社長を(意図せずとも)全否定してしまう形になっていました。
国葬儀会場撮影
朝日新聞によると「御留意事項」に「缶・ペットボトルなどの飲料水、カメラを含め、手荷物の持ち込みはできない」「場内に給水所を設けるが、バスへの乗車後、献花終了まで(5時間程度)、食事は取れない」と書かれていたようです。
「式典が終わった後」ではありますし、他の方も撮影しておられた方がいたようなので、上記の禁止事項に該当はしないのかもしれません。
私が気になったのは2点。「SNSにUPする必要はないのでは?」と「ネクタイ曲がってる…」です。
09.皇后陛下(当時)批判
コンス批判
皇后陛下(当時)が朝鮮式のお辞儀をしたという事なのでしょう。「いかんねえ…」という言葉だけでは、深い意図はわかりませんが、引用元に「コンス」のハッシュタグがありますので、それについてではないかと。
「皇后陛下の立ち居振る舞い」に対し、民間人が上から論評する形ですね。
後半は「コンス」をひろめたねずさん(小名木善幸)のブログの引用です。
10.平成天皇という諡号を連呼
即位中の天皇陛下を「今上天皇」と言います。現在の天皇陛下という意味合いですね。
「天皇論」という著書があるにもかかわらず、百田氏は過去に「平成天皇」という諡号を幾度か使っています。これは崩御された後の諡号ですから、今上陛下に対して用いることは明白な誤りであり、かつ不敬ですね。
動画はないのですが(おそらく権利関係で削除されている)X上で「百田尚樹 平成天皇」で検索するとそこそこヒットします。ちなみに2019年の放送は私も視聴しておりましたので、確認済。
2016/8 虎ノ門ニュースで平成天皇連呼
2017/5 朝生で共演した井上達夫氏が平成天皇連呼。この件について、杉田水脈氏との対談にて 「井上氏が今上陛下と言わんかった。醜かったわ」 2019/5 虎ノ門ニュースで平成天皇連呼
11.杉田水脈議員の件
以前は確執があったようですね。
その後和解したのでしょうか。
12.えりアルフィヤ議員の件
「バカの元外国人」呼ばわり
選択的夫婦別姓の賛否は分かれるところかもですが、この言い方はさすがに失礼ではないかと。
本名非公開か否か
ネットで一時期出回った「えりアルフィヤは本名非公開」ネタですね。真偽を確認せずに配信したようです。
百田氏や他の方々が大騒ぎする前から、BLOGでご本人が詳細に記事にしています。
13.上念司氏との確執
私の記憶では2020年のコロナの渡航制限の話で一度確執が生じています。その年の米大統領選で「不正があった」論調に乗らなかったのがケント氏、上念氏、KAZUYA氏で、この事で確執が決定的になったように思います。
次第に溝は深まっていきます。。
「橋下徹の研究」はどうなんでしょうかね。
14.「韓国と戦争したい」発言
元動画が有料チャンネルなので、直接の掲載は致しません。
(有料会員の方は視聴可能なのでリンクのみ掲載)
百田尚樹チャンネル生放送 第129回 2018/12/24 (月)
これ、クリスマスイブだったんですね。深い意味はありませんが。
15.集団レイプ事件は在日外国人の仕業?
何らかの根拠があってのお話ではなさそうですね。憶測でしかありません。
16.ワクチン接種について
これも検索したら山ほど出てきましたので、ピックアップして。
これは「データの読み方と理解度」の問題かなと考えます。政府広報そのものに懐疑的な方の場合は、議論は平行線になりがちなんですけどね。
17.イベルメクチンについて
まあ、これは有本氏経由でこの論調に染まったのかなと思いますが。
北里大の検証でニュースになっていましたが、ご存知の通り「コロナに効果はなかった」ようです。
18.ウイルスオフについて
奥様から薦められたとの事ですが、それ効果ないようです。
19.放送法順守を求める視聴者の会
まず、2017年に同会の理事に百田氏が就任します。「BPO解体」や「電波オークション」について言及していたのは、私も記憶にあります。
有本氏も深くかかわるお話なのですが、百田氏検証記事なので一旦その話は割愛します。問題は「上念氏が資金を流用しようとした」という旨の発言をしているとのお話。
放送法遵守のチェックに、筑波大学の掛谷英紀先生が言語処理学会に発表された査読論文の手法と取り入れようとしたが、百田氏と有本氏が「目的外の費用」として却下したという流れです。
この流れは上念氏のnoteに詳しく記載がされています。当事者以外からはどちらが事実関係として正しいのかはわからない部分も多いですが、個人的には上念氏の記事の方が理路整然と説明がなされているものだと感じます。
20.愛知県大村知事リコールの件
昭和天皇の御真影を焼いた「表現の不自由展」の展示が発端で、あいちトリエンナーレが問題視され、大村知事のリコール騒ぎに発展しました。
※ここでは不正の詳細の話は別トピックなので割愛。百田氏とリコールの会の関係値についての確認です。
このあと、リコール事務局で不正が行われたことが発覚し、逮捕者が出る騒ぎに発展したあとの発言がこちら。
まあ、不正の事を知らなかったというのは事実だとは思います。序盤だけ関与して、あとはノータッチだったのかなと。
21.上海電力関係
これも検索ヒットが多いので、抜粋ですみません。
橋下氏関与の痕跡は何も出てきませんでしたね。
22.VSひろゆき氏
私見では「逃げたな」としか。
23.津田大介氏に敗訴
これは訴えられても仕方がない発言だと思います。
で、順当に敗訴します。
「400万円の訴訟で、判決が30万だから実質勝訴」理論でしょうかね。これは控訴審にて続行中です。
24.ソウル梨泰院雑踏事故について
2022年10月29日、ソウル特別市の繁華街「梨泰院」の混雑の中で発生した群衆雪崩による事故を「虎ノ門ニュース」で笑いながら語っておられました。居島さんは「笑い事ではありません」とたしなめておられましたし、百田氏自身もエクスキューズのように「笑たらあきまへんけどね」と言っていましたが、そこの場面すら笑っておっしゃってましたね。
動画はYoutubeにて発見できるのですが、著作権的に掲載は避けます。
25.百田氏は「保守ではない」
まあ、これは正しいです。万世一系を否定し、上皇后陛下にダメ出しをし、天皇のお言葉を聞いていないと朝生でツッコミを食らって、男系の理解も間違っていたなら「保守」ではないでしょう。
26.岸田総理への暴言
まずはこれをご覧ください。
これをXでポストしたら「こんなの単なる冗談じゃないか」という擁護が飛び交いました。個人的には「人の生死をネタにするのには大反対」です。
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