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【映画】鬼滅の刃 上弦集結,そして刀鍛冶の里へ

結論から書きます。物語は面白い、映像はド迫力でしたが、映画としては1つの作品という訳ではないとういか「ぶつ切り」感がぬぐえませんでした。正確には「映画ではなく特別編」という位置づけなのでしょうけどね。
(※以下、ネタバレありですのでご注意ください)

構成について

まず、前提が「遊郭編」と「刀鍛冶の里編」の橋渡し的な意味合いの作品であり、前回の映画「無限列車編」とは大きく違うものである事をご了承ください。構成は下記の通りとなります。

1. 立志編の紹介
2. 無限列車編の紹介
3. 遊郭編10話
4. 遊郭編11話
5. 上弦終結~刀鍛冶の里編

4までは既出映像、5は今回初公開の箇所になります。

遊郭編10話は、あのTVシリーズで半端ないクオリティだったシーンをそのまま使用しています。超ハイスピード美麗グラフィックバトルは大きく話題になりましたね。あれを劇場で観られたのは良かった。で、ここでクレジットが流れます。

遊郭編11話では首を切られた妓夫太郎・堕姫のエピソードがあります。ここもなかなか悲痛で物悲しいエピソード…で、終わったらクレジットが流れます。

その後、新シリーズに繋がる「刀鍛冶の里編」の物語があって、映画の本編が終了し、クレジットが流れます。

1つの作品の中で3度もエンディングがあって、3度クレジットが流れるのです。シリーズごとの区切りなのは理解できるのですが、せっかく劇場で公開しているものなので「最後にまとめてクレジット」には出来なかったんでしょうか。没入感がリセットされるというか。

映像美

上記の「構成」で少々辛辣な事を書きましたが、そもそもの物語や映像美はさすがにハイクオリティ。

上記の宇随 VS 妓夫太郎バトルシーンは各所で「これ、TVではなく映画クオリティじゃないか」というのをよく目にしました。あのスピード感なのに、剣や体の動きがはっきりくっきり描写されてるのはたまげました。ここは是非大きな画面で観るべしです。アニメ史上最上級レベルじゃないかな。

圧巻なのは上弦の鬼が集う無現城。巨大なスケール感があるのに、映像の細部まで美しさが行き届いている。

物語

遊郭編はTVで既出なので感想も簡略的に。

妓夫太郎・堕姫のエピソードは悲しいですね。堕姫の名前が「梅」なのは、何というか…なんでそんな名前にしたんだ…。でも、そんな理不尽な境遇なのに、そして憎むべき敵役なのに、堕姫の兄に甘えるシーンは実にかわいいです。

一方、毒にやられた鬼殺隊の面々を禰豆子は血鬼術で救っていきます。今回の作品では禰豆子はあまり活躍の場がないんですが、さすがヒロイン。実にかわいいです。

--------------ここまでTV既出--------------

遊郭でのバトルを終えた面々はそれぞれ療養をします。炭治郎をかいがいしくお世話する栗花落カナヲ。いいなぁ、私もお世話されたいなぁ。実にかわいいです。

無限城では「上弦の鬼が敗北した」という事態に対処すべく、上弦の鬼が集合しています。鬼はかわいくないです。

刃こぼれした日輪刀をどげんかせんばいかんので、炭治郎は刀鍛冶の里を目指します。ここで登場するのが恋柱の甘露寺蜜璃。柱の種類は「水柱・蟲柱・炎柱・音柱・恋柱・蛇柱・風柱・霞柱・岩柱」があるんですが「恋柱」は「それ、バトル向きじゃないよね?」と思ったり思わなかったりします。が、いいのです。実にかわいいので。

音楽

物語を余すところなく伝えきった感がありますので、次は音楽。
立志編のLisa、無限列車編のLisa、遊郭編のAimerに続いて、今回はMAN WITH A MISSION+Miletです。男性Vocalはお初ですね。

あー、なるほど。時透無一郎と甘露寺蜜璃が主軸になるので、男性女性の両方がVocalになるようにコラボ企画になったのかもですね。

少し厭味ったらしい事を書きましたが、やはり物語が面白いのは再確認できました。早くTVシリーズ始まらないかなぁ…期待しちゃいます。


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