配慮野球&ゆるスポ
1
いいピッチャーてのは
バッターのリクエストに応えた球
投げられるヤツだった
いいバッターてのは
内&外野手に、満遍なく
打球配分出来るヤツだった
(理由は簡単、球来なけりゃ暇だから)
内野手には、ド真ん中だけではなく、捕れるか捕れないか
ギリギリの球もちゃんと配球出来るとプチ称賛(拍手)
昔、野球だけではなく、スポーツ全体がそんな時代があった
2
職場社員達で結成した草野球チームの末期
対戦する他所のチームで、元高校球児や社会人選手を
メンバーにするのが始まり
その内、創設メンバー達は補欠にすらなれなくなっていき
転勤&退職でも辞めていったりで、残った創設メンバーは
一人か二人で、ベンチでの選手達のサポマネージャー
になっていた
そして、ふとこぼしてたもんだった
「オレ達なんの為に野球チーム始めたんだっけ?w」
野球は好きだが、観るだけだった未経験者達の始めた
チームのプレイは、ほのぼのとして面白い物だった
3
昔、中学の女子軟式テニス部に、東京から新たに赴任して来た
教員が顧問(担任)になり、こう言った
「さて、では取り敢えず、今年の大会に向けてのミーティングをしよう」
すると新たに部長になったキャプテンが言った
「いいえセンセ、私達はそんなガチャガチャした事には
関心(興味)ないんです」
「私達は、純粋にテニスを楽しみたいだけなんです」と
そのプレイは、ゆるいお嬢様テニスだった
ある時、他校から練習試合を申し込まれ、受けてみると
ゆるいプレーなので、相手側は得点入り放題
そこで相手側がタイムを要求、で
「これはどういう事なんでしょう?」
そして部のスタンスを説明し
「そうだったんですか、では今日は、そのスタンスでのプレイにしましょう」
そして、お互いの部員全員一通りプレイ後
「こんな試合もあるんですね?、意外な気持ちです」
そしてその後も時々、その他校の部から練習試合を申し込まれ
ゆるい練習試合が行われていた
追記
女子軟式テニス部の教員顧問は
キャプテンから言われた事が、余程意外過ぎてショックだったのか
放課後の部活時間にコートに現れては、一週間
コートの隅に立ち尽くしてたw
おいらは近付いて「どうしましたセンセ?」
と声掛けてみると
「スポーツ部なのに、大会に出ないなんて?」
と独り言のように呟き、額に手を当てたりもし
またそのまま呆然と立ち尽くしてた
一週間の間、2~3回、他の生徒達にも面白がって訊かれ
同じように
「スポーツ部なのに、大会に出ないなんて?」
という独り言を繰り返してた
そん~なにショックだったんかいとw
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