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ボードゲームから抜け出したい

いちぬけぴー!って、できたら楽なんですけど。あんまりルールが多すぎる。強者に都合の良い、弱者に不利なルールばっかだし。

自分のペースで生きたいから、競争社会から降りたいです。お金に執着したくないので、資本主義社会から抜け出したいんです。
誰かが定めたルールの中で優劣が決まり、誰かが投資した価値あるものを、同じように欲しがって、誰かが悪だと指を向けたものを、悪だと信じて怒ったり。そういうことにうんざりしております。

私からするとグローバル社会のほうがおかしいです。変ていうか、正義を語る奴らは偽善でしかなくて腹立たしく、もはや悪です。
アメリカだとか西側諸国を指しますが、自由だとか、平和だとかを主張しているけれど、行動は意見と真逆をとっていますから。
実際のところは、平和の代わりに弾圧と搾取を。自由の代わりに強制を強いている。その目的は富の独占です。
まあグローバル社会において、最も幅を効かせているアメリカが、ルーツを辿ると英国から島流しにあった人間の集まりです。インディアン迫害の過去から目を反らし、結局は今もやっていることは変わらないわけです。
そんな国が牛耳っているのだから、こんな世の中になってしまうのは必然なんだろうな。
一見、正論に聞こえる声でさえ、すべては建前であり、資本家に都合のいい世界がコツコツと作られている。

事実はどこにあるのでしょうか。少なくとも70年経っても植民地支配から抜け出せない日本のメディアは正しくないので、報道するのであれば、西側だけではなく社会主義諸国の意見だって流してください。でないとアメリカ様の都合の良いように、世論を扇動してるだけだよね?って話になるわけです。
流し手もですが受け手もです。日本の報道の自由度は最低ランクです。それなのに、いつまで与えられる情報だけを鵜呑みに生きていくつもりなのか。

資本主義の話をすると、残念ながらこれ以上は成長しません。だって物は溢れて、インフラも整っている。けれども資源には限りがあります。
だからこそ、さあ大変。富を独占してきた資本家たちは大慌て。
これまでは資本家が会社を作って、投資をし、新しい産業が生まれて、消費が刺激される。ぐるぐると経済が成長して、儲けてきましたが、ついに限界がきたのです。

となると、資本家たちはどうでしょう。人為的に需要を作り出しましょうか。地震やら何やらで大量破壊をやって、インフラをゼロから作り直す。それさえ、内輪でぐるぐる回しているだけで、成長とはいえませんから、ここで求めてしまうのが戦争です。
自分たちのエリアではない、よその土地での戦争を願っている。

自動車産業は日本の経済を牽引してきました。なぜかというと、車を作るには色々な部品を使いますから、それに伴って多くの工場やら会社やら人やらが動くのです。
兵器産業も同じです。経済効果が広い。
車は1台買ったらしばらく必要ありませんが、兵器は違います。兵器と兵器は壊し合うので、必要になれば、どんどん作る。どんどん買う。お金も動くし、人も動く。その傍らで人が死んでいきます。
人が死のうが、資本家たちには関係がありません。
結局自分たちの欲を満たすことしか脳にない人達なので、富を独占するために、自分たちの資本を維持するために、戦闘機やら銃やらを送り込みます。建前としては正義のために、共産主義を倒すのだと。

日本政府は憲法9条を歪曲し、兵器の輸出を解禁しましたね。これまで国内で会社を作って投資をして人が働くんでは、欲望に対してお金が間に合わなくなったのです。

おかしいと思いませんか?
本来は、不自由なく幸せに暮らせる人が、ひとりでも多く生きていけるための社会であるはずなのに、経済成長を目的として多くの人が死ぬんです。手段と目的が入れ替わってますよ。

そもそも資本主義は、争いありきの経済政策ですよね。競争させて、切磋琢磨。ここまではいい感じ。だけど、それで成り立たなくなったら壊し合わせて、需要を出す。
壊し合っている両者は消費をする一方で、その外側が儲かるのです。それを支援だってさ。呆れてしまうし怒ってます。
それは格差が広がるよ。しかし残念ですが、ここまでが資本主義の本質です。

お金ってどこまで必要なんですか。
誰かの生活を犠牲にしてまで欲しいものですか?

アフガニスタンからの全面撤退のタイミングで、ロシアのウクライナ侵攻が開始しましたが、それは偶然でしょうか。『ウクライナ侵攻』とさえ西側諸国の報道ですから事実は分かりません。本当にウクライナ政府が被害側なのでしょうか?ゼレンスキーの主張は正義ですか?それはどこに対する正義なのでしょうか。
そうこうしている間に、今度は中東で紛争が起きました。イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃をしており、欧米5カ国がイスラエルへの支援を表明しました。
そのどちらも日本政府は支援してます。戦争のお手伝いです。私たちの税金が、人々の命を奪うお手伝いに使われてしまった。
能登では大きな地震が起きましたが、5か月が経ってどうでしょうか。本当に日本のための日本政府だったなら、復興のためにアレコレ行われるはず。けれどもアメリカ様の言いなりに、自国の悲劇は目もくれない。

『攻撃』だとか『戦争』だとか、漢字で書いたら2文字ですが、実際に起きていることを表現するには、それ以上の文字が必要です。みんな明日があるはずだったし、大切な人だったり、物だったり。喜んだし、怒ったし、頑張ったし、それぞれの生活があったはずです。
だけど、痛いとか、不安だとか、殺されるとか、そういうの。昨日までの生活が一変して、笑っていた人が泣いている。血を流して倒れている。普通にあった明日なのに、死ぬかもしれないって。

これらの戦争に伴い、英や米の石油大手が記録的な利益を発表しました。石油の価格が急騰し、儲けたのです。
民衆の税金が巡り巡って世界の資本家たちの懐に納められた。そして別の国の民衆は命をたくさん落としている。

一旦戦争が始まれば、軍需・エネルギー産業の利益だけにとどまらず、医療・食料・服飾、メディアなど、多くの物と人と金が動きます。破壊された軍事施設やインフラなどを再び作り直す必要があるため、建築産業も然りです。

戦争を仕掛ける側は、当然どの企業が儲かるのかが分かりますから、そこに対して多大な投資をし、大きな利益を生み出します。
戦争はスクラップ&ビルド。壊して作るのでしょうが、しかし、人の命は戻らないんです。

繰り返しになりますが、お金ってどこまで必要なのでしょうか。
誰かの何かを押し退けてまで欲しいものですか?
資本主義社会ってそういう社会です。
お金に執着するのやめようよ。

以下、私の大好きなバンドのボーカル、細美さんの言葉です。

自分の楽しいが、誰かの楽しいを犠牲にする可能性は常にあって、誰かの楽しいを自分の楽しいと同じように大切にしたければ、少し自分の楽しいを差し出す覚悟はあったほうがいい。

私はこの先どうあっても自分の楽しいを差し出せる人間でありたいし、人の生活を犠牲にしてまで、自分が良い想いをしようとは到底、思えません。
そんなもので得たモノも、時間も、経験も、私の望む幸せではないです。

どうか多くの人が、自分の楽しいと同じくらい、誰かの楽しいを大切にできる社会になったらいいのにな。お金という目先の利益に、どうか惑わされてしまわないでね。

一部の非情で欲深い人間が、支配者面して駒を進めるボードゲームから抜け出したい。
いっそ欲深い者同士で食いつぶし合ってしまえよ。


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