Photo by reachsky 【エンタメ小説】東海道五拾三次OLスキー珍道中 第14話 原 希見 誠 2024年8月6日 12:52 原 やがて松林は終わり、原に出る。「いい景色!松を数えてこの景色を見ないなんて、もったいないわ」「本当ね。これじゃ天女も、思わず景色に見とれて、羽衣を忘れるわ」 だが、羽衣伝説があるのは、ここではなく、まだもう少し先。 清水の三保の松原だ。 駿河湾を左手に見ながら、気持ちのいい直線を滑っていく。「キャッホー!」「キャッホー、キャッホー!」 軽くエンジンをかけるだけで、風を切る。 その日、原の地元の人は、スキーウェアを着た二人の天女が、颯爽と滑っていくのを見たのであった。 ダウンロード copy #旅 #富士山 #景色 #静岡 #OL #スキー #東海道 #天女 #三保の松原 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート