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#01コーヒー生産地  KENYA

皆様,こんにちは。こんばんは。

note初投稿,自身の紹介もなくいきなりですが,コーヒーの生産地に関してつらつらと書いていきたいと思います。知識の吸収とそれを共有したいという欲からなる投稿です。だらだら読んでいただければそれだけで嬉しいです。


今回,紹介するのはLIGHT UP COFFEEさんのKIMANDI-KENYA
そして,このケニアとコーヒーの関わりについて書いていきます。
まず、LIGHT UP COFFEEさんのKIMANDI-KENYAから。

KIMANDI-KENYA

生産地:Kirinyaga
生産者:700 Smallholders
精製所:Kimandi Factory
生産者組合:Kabare FCS
標高:1,600-1,800m
精製:Fully Washed
品種:SL28,SL34,Batian,Ruiru11
収穫:October 2021-January 2022

複雑な果実感が爆発するコーヒー。ピンクグレープフルーツ,カシス,プラムの果実感が,とろりとした口当たりとともに押し寄せる。

このコーヒーの好きなところは,何といってもジュワッと口に弾ける果実感。LIGHT UP COFFEEさんの紹介文でも書いていますが,ピンクグレープフルーツがすごく感じられます。コーヒーのピンクグレープフルーツとはこういうものかと…!口に残る余韻も最高なんです…!

皆様良ければぜひ飲んでみてくださいね。

生産地「ケニア」について

さて,ここからはケニアという生産地,ケニアとコーヒーの関わりについて書いていきます。

ケニア

ケニアは,インド洋に面した東アフリカの国です。サバンナ,湖水地方,大地溝帯,山岳地帯などがあり,ライオン,ゾウ,サイなどの野生動物が生息しています。アフリカ大陸で2番目に高い山「ケニア山」が有名です。

ケニアのコーヒー生産地域で挙げられるのはケニア山周辺の地域が多く,ニエリ,ムランガ,エンブ,キリニャガなどです。ケニア山周辺の地域は素晴らしい品質のコーヒーを生産するエリアとして世界的に有名です。

ちなみに,今回紹介したKIMANDI-KENYAの生産地域はキリニャガですが,ケニア山の別名で,現地言語のキクユ語で「神の住む場所」を意味しているそうです。

コーヒーの歴史

ケニアにコーヒーが入ってきたのは1800年代後半で,フランスの宣教師がインド洋にあるレ・ユニオン島(昔はブルボン島という名)からタンザニア経由で持ち込みました。ここからケニアでのコーヒー栽培が始まります。

当時,ケニアだけでなく世界ではコーヒーの病気(さび病)が流行っていたこと,またコーヒーが気候変動や乾燥に弱いことは大きな問題(今も問題ですが…)で、どうすれば病気や厳しい環境に強い品種がつくれるのかというが課題でした。このときケニアはイギリスの植民地だったということもあり,ケニアにScott Laboratories(スコット研究所)が設立されました。この研究所で品種の研究が始まり,ケニアのコーヒーでは有名な品種SL28SL34などが開発されました。

1963年にケニアは独立しましたが,コーヒー生産は継続して盛んに行われています。

ケニアのコーヒーの特徴

ケニアのコーヒーはとにかくフルーティーで,ジューシーなボリューム感が特徴です。ベリーやオレンジ,グレープフルーツなどの柑橘系を思わせる風味,果実を絞ったようなみずみずしさ,口の中でジュワッと広がるボリューム感…ケニアのコーヒーを飲み進めると,このジューシーさの虜になってしまいます(笑)

どうしてこんなにフルーティーなのか…それはコーヒーの品種であるSL品種にあります。もともとSL品種はコーヒー栽培の敵である病気(さび病やCoffee Berry Disease)や乾燥に強い品種を開発する中で生まれました。1931年にはSL28がつくられ,この種は乾燥耐性があり優れた風味特性を持つことが確認されました。収穫量も多く,独特のフルーティーさをもっています。SL28と同じくらい有名なSL34もまた優れた風味特性があり,標高が高く降雨量の多い地域での栽培に順応しています。

Kimandi Factory について

生産地からの話題からはそれちゃってるかもですが,せっかくなので精製所であるキマンディファクトリーについて少しだけ触れたいと思います。

キマンディファクトリーはキリニャガの街であるキアンディのすぐ外れで,ケニア山の森林部に近い場所にあります。
この地域の農家はコーヒーとお茶を主に生産していて,精製にはケニア山を流れる水を使用しています。カバレFCSはファクトリーの運営を通じて,メンバーである農家が生産するコーヒーの品質向上と収穫増加を目指しており,メンバーに対して農業の技術支援も行っています。


最後に

ここまでコーヒー生産地「ケニア」についてだらだらと書いてきました。情報量がすごいと思いますが…ここまで読んでいただいた方本当にありがとうございます。コーヒーは何となく飲むのも凄くいいのですが,生産地のことを知って飲むとまた違ったコーヒーの美味しさ,面白さに気づくこともあります。何となくコーヒーを楽しむ時間,少しだけコーヒーのことを知って楽しむ時間…どちらの時間も大切にしたいなと思います!




美味しいコーヒーは毎日を豊かにする…コーヒーライフ楽しんでいきましょうー!




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