愛の物語 最終章

変化を感じる日々

少しずつ
本当の自分で生きはじめたのは
人生の折り返しを過ぎた頃からだ

彼は私の隣にいない
それでも
私の中にずっと存在している

時々は
夢の中で会えたりもした

さすがに9年もの月日が流れると
独りよがりの勝手な愛とも言えるのかもしれないが

彼が私の力の源であることに変わりはない

また会えると信じて前を向いていた

NOが言えず
本当の自分で生きていないだろ?

当時の彼の言葉が頭をよぎる

本当の自分で生きていけるようになったよと心の中でつぶやく

周りの人間関係も随分と変わった

本当の自分で生きると
孤独を感じるものだ
でもそれは
寂しさを伴わない



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?