愛の物語 第3章
体からのSOS
19歳の頃にお付き合いした彼とは
まるで
ロミオとジュリエット
少し陰がある彼とは
別れたり
寄りを戻したり
長いお付き合いになった
その頃母からは
薄着で出歩いて
よく注意をされていた
不摂生が祟ったのか
大病をふたつ抱えた
からだを大切にしていなかったのだ
もともと少し陰がある彼が
暴力を振るわれた相手である
2人で同じバイト先
私が先にあがり
駆け寄ってきた彼が
ATMでお金をおろしてと言った
わかった!と言って
バイト先を後にした
歩いていると
車のクラクションが鳴った
バイト先の先輩である
先輩は
どこに行くの?乗せていくよ!
と明るく言った
私と彼の付き合いも
知っている先輩
彼がよぎり断る私に
先輩は明るく
ついでだからと言った
せっかくの好意に
後で彼には報告しようと思いながら
車に乗り込み目的地に向かった
車から降りてお礼を言い
ATMで言われた通りお金をおろし
振り向くと彼が立っていた
建物の裏に行け
彼は私の説明など
聞く余地もない
歯を食いしばれ!と言われた
次の瞬間彼は
私を殴った
目から星が出た
その後は世の中で言われるように
私に謝り
必死で私に氷を持ってきた
DVを受けてもなお
別れられない女性がいるが
これは絶対にダメ
自分を大切にしなくては
幸せになれるはずがない
私は星のおかげで目が覚め
それからまもなく別れたが
そうなる前にからだから
サインはたくさん出ていたのだ
サインを見逃さないで
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