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アメリカネオンの原風景 -ラスベガス編-②

そして、競い合うように建てられていった、ネオン建築物。

One is reminded that electric signs were once made for pedestrian traffic and one understands that now visibility, animation sequences, and perspectives are geared to automobile traffic moving at a calibrated rate of speed.

Rudi Stern / Let There Be Neon
P50

"電光掲示板はかつて歩行者のために作られたものであったことを思い起こさせるが、現在では、視認性、アニメーションシーケンス、パースペクティブが、調整された速度で移動する自動車交通に向けられたものであることを理解させられる。"

シーケンスとは?
"あらかじめ決められた順序で処理を行うこと"主に制御装置のこと。おそらく点滅器のことかな。

点滅器でネオンに動きを出したり、より大きなネオンにすることで、広大なラスベガスへの、巨大な誘導灯になったんだろうなぁ。

Recogni-tion of image and message are now planned according to traffic flow.

Rudi Stern / Let There Be Neon
P50

"画像とメッセージの認識は、今や交通の流れに沿って計画されている。"

⚫︎そういえば、
レストランガイドで有名な"ミシュラン"は、フランスのタイヤの会社だけど、モータリゼーションが来ることを確信していて、レストランやホテルのガイドブックをつくったんだよね。賢い!
⚫︎ネオンは、そのモータリゼーションと共に発展してきたと言っても過言ではない!

映画『バグダッド・カフェ』

It is enjoyable to share the sly humor of the architects who concocted this extravaganza and it provides a refreshing and necessary relief from the often joyless and antihuman anonymity of our "serious" urban architecture.

Rudi Stern / Let There Be Neon
P50

この贅沢な計画を練り上げた建築家たちの狡猾なユーモアを共有するのは楽しいし、「まじめな」都市建築の、しばしば喜びのない、反人間的な匿名性からリフレッシュし、必要な安らぎを与えてくれる。

フリーモント・ストリートのネオンキャノピー(天盤)
出典 : Rudi Stern / Let There Be Neon
ネオンタワー
出典 : Rudi Stern / Let There Be Neon

当時、ネオンの建築照明があったのは、ラスベガスだけだったらしい!
確かにユーモアがあるデザインが多いみたい。
グルグルやナミナミって、原始からずっと、みんなやってみたくなる模様なんだなぁ。


※ 引用部分については、Let There Be Neonさんのご厚意により、直接許可をいただいています。

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