漁撈機器から漁業者向けプラットフォームへの第一歩を。ISANAが大幅リニューアルしました。
こんにちは、株式会社ライトハウスの小川です。
今回は、今週末にアップデート予定のISANAに追加/更新される二つの新機能、操業ログと漁獲記録を紹介させていただきます。
(そもそもISANAってなに?という方はこちらのHPをご覧ください。)
操業ログについて
こちらの機能はISANAを利用したときのデータを「録画した動画を再生するように見返す」ことができる機能です。地図上にはISANAデバイスを付けている同船団内すべての船の航路が、そして同時刻の魚探・ソナー・船上カメラの画像がすべて記録されているので、過去の漁について振り返るときに役立ちます。
例えば、(ISANAを付けていれば)去年の記録もさかのぼって見ることができるので、同じ時期に自分たちは「どの辺りで」「何時頃に」漁を行ったかなどを振り返ることができます。漁に出る前に船員さん同士で会話したり、船の上で指示を出すときに、過去のデータを元に判断できるので効率的に漁を行うことができます。
マップと魚探・ソナーを一つの画面にレイアウト。シークバーを画面下部に搭載し、24時間のうち操業時間のみハイライトされたところを閲覧することができます。バー右部にある再生マークを押すことで、指定した日時の漁を追体験することも可能です。
魚探・ソナーの組みあわせた画面を、一覧で見ることもできます。
漁獲記録について
この機能は、長い間リリース予定と各所で言っておりましたが、ようやく(満を持して)今週末にリリースすることができました。お待たせいたしました。
こちらは、漁師の皆さんが普段使われている漁獲高を記録しているノートを電子機能化したものです。操業ログと同様、自動的に航路と魚探・ソナー・カメラの画像が記録されているので、そこに魚種と漁獲量を入力していただくだけで記録は完了です。これも、操業ログと組み合わせることにより、過去のデータを次の漁に活かす手助けとなります。
航路や時間、その時の運搬船のカメラ画像などを見て、記録を残したいデータを選択。
漁獲高情報をワンタッチで入力するだけで記録は完了です。
記録したデータは好きなときにさかのぼって確認することが可能です。
※これらの画像は開発段階のものです。リリース時に調整が行われております。
(記録されたデータは一切外に漏れることはありませんので、ご安心ください!)
データを使った漁業
これまで、ISANAのついていない魚探やソナーは(機種によりますが)データは蓄積されず、一瞬一瞬の魚を感知したデータを表示する一つのセンサーとして利用されていました。しかし、ISANAがついた魚探・ソナーは魚を感知したデータが画像として保存・蓄積されるので、それを未来の漁に活かすことができるようになると我々は考えております。さらには、資源管理やSDGs方面でも活用していけるのではないかとも期待しています。
ISANAはこれからもアップデートを続けていきます。アップデートは随時行っているので、更新時慣れずに差が生じてしまい、ご迷惑おかけする部分もあるかもしれませんが、そのような声はすべて丁寧に拝聴させていただき、ISANAの使いやすさ向上に役立たせていきたいと思っています。
これまで画面共有とマップを中心に利用いただいていた漁師の皆様、ぜひこの新しい機能二つも使ってみてください!
興味ある方は以下までご連絡ください!
info@isana-g.com
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