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Photo by
hana_so14
「危ないよ」
子どもを見ると
思わず口角があがる。
可愛すぎておかしくなってしまう。
自由に歩き回るその姿を
愛おしく思う。
映画で親子のシーンが出ると
親よりもまず先に子供の視点になって
かなしかったり
さみしかったり
そういう心持ちになる。
泣いてまうこともある。
よく親は自分の子供のために
なんでもできる、
という言い回しをよく聞くが、
私は自分の子供以外でも
いざという時は力になるつもりで
見守っている。
だからこそ、
その言葉が親の口から出てきた時は
ショックだった。
・
・
・
・
スーパーの自動ドアの境界線にいる
子供が上を見ている。
上を見ている子供を私は見つける。
まず、可愛いと思う。
そして、様子を観察する。
(「何を見ているのかな」)
(「あー!自動ドアのセンサーが気になるんだねー。たしかにどうなってるのか気になるよねー」)
好奇心旺盛な子って特に可愛いよなぁ
そう思っていた矢先、
親から例の言葉が。
「危ないよ」
、、えっ?
瞬間的に思う。
まるで私が「危ない」みたいじゃないか。
こんなに愛おしく思ってるのに。
きっとあの短い言葉の前後には
「(人にぶつかって転ぶかもしれないから「危ないよ」)」という言葉なのだろうけど、
ショックだった。
この気持ちは変えられない。
だから将来、
自分が子供を持った時、
同じシーンになった時、
周りの人に「ん?」と思わせない
フレーズを考えようと頭を練った。
答えが出た。
「邪魔になってるよ」
が良いのでは??
眠気が来た。
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