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「危ないよ」

子どもを見ると
思わず口角があがる。
可愛すぎておかしくなってしまう。

自由に歩き回るその姿を
愛おしく思う。

映画で親子のシーンが出ると
親よりもまず先に子供の視点になって
かなしかったり
さみしかったり
そういう心持ちになる。
泣いてまうこともある。

よく親は自分の子供のために
なんでもできる、
という言い回しをよく聞くが、
私は自分の子供以外でも
いざという時は力になるつもりで
見守っている。

だからこそ、
その言葉が親の口から出てきた時は
ショックだった。



スーパーの自動ドアの境界線にいる
子供が上を見ている。
上を見ている子供を私は見つける。

まず、可愛いと思う。
そして、様子を観察する。
(「何を見ているのかな」)
(「あー!自動ドアのセンサーが気になるんだねー。たしかにどうなってるのか気になるよねー」)
好奇心旺盛な子って特に可愛いよなぁ

そう思っていた矢先、
親から例の言葉が。

「危ないよ」

、、えっ?

瞬間的に思う。
まるで私が「危ない」みたいじゃないか。
こんなに愛おしく思ってるのに。

きっとあの短い言葉の前後には
「(人にぶつかって転ぶかもしれないから「危ないよ」)」という言葉なのだろうけど、
ショックだった。
この気持ちは変えられない。

だから将来、
自分が子供を持った時、
同じシーンになった時、
周りの人に「ん?」と思わせない
フレーズを考えようと頭を練った。

答えが出た。
「邪魔になってるよ」
が良いのでは??


眠気が来た。

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