新卒看護師の私が1年未満で適応障害で休職になった話⑦
皆さん、こんにちは。nekohinです。
私は新卒看護師1年未満で適応障害と診断され、休職になりました。今現在も休職を続けています。
さて、今回はいよいよ看護部長さんと面談があり、異動先を伝えられます。私のこれからと、その想いをnoteに書いていきます。
異動先の発表
保健師さんから「異動先が決まったので、看護部長さんと面談をお願いして良いですか?」とメールが来ました。
メールの一文を見て「いよいよだ。」と思いました。やっと仕事が出来る、と喜んだ反面、一体どこに異動されるんだろうと不安半分の気持ちでした。
また病棟に戻って仕事が出来るのか、同期達はどう思うのか、元居た病棟の人達は何て思うのか。不安と緊張で頭の中がグルグル回る感じがしました。
そして、看護部長さんと保健師さんとの3人で面談が始まり、ついに異動先を伝えられました。
「nekohinさんには○○クリニックに異動してもらいます。」
復帰先は外来クリニック
病棟に戻らない、という結果でした。
最初は「え?」って、私の聞き間違いかなと思いましたが、「ここから20分くらいかかる所かな」「この病院と連携している所なんだけど」「主に総合診療の外来クリニックで〜」という話を聞いている内に、本当にクリニック勤務になるんだ、と思いました。
その後10分くらい話をして、20分くらいで面談が終わりました。面談後、保健師さんが「もう今の職員用の駐車場は使えなくなるから、次回からは患者用の駐車場を使ってね」と言われました。もう使わない職員用駐車場に向かって、車の中で5分くらい放心してました。
LINEで両親に結果を伝えました。
「え〜!びっくり!そうだったんだ、お疲れ様」
「こじんまりとしてる所だから、あんたに合ってるかも」とすぐ返信が来ました。
病棟に戻らない、なんだか悔しい気持ちはあったけど、私、よく1年近く頑張れたな、お疲れ様。っていう気持ちが大きかったです。
お疲れ様、私
なんだかホッとしてお腹が空いたので、近くのミスドに寄って新作のドーナツと、隣の本屋で読みたかった本を買って家に帰りました。多分、自分へのプチ退職祝いだと思って。
ミスドの新作の桜ドーナツと抹茶ドーナツ。久々に食べるドーナツ、甘いけど優しい味で身体に沁みました。
そして、前から読みたかった瀬尾まいこさんの「天国はまだ遠く」を買いました。主人公は会社員の女性で、上手くいかない仕事を手放して山奥の民宿で命を断とうとします。それでも死にきれず、民宿で働く田村さんと山の人達に支えられる物語です。
本を読んで思ったのが、やっぱり人間には適度な食事と運動と睡眠が必要だと思いました。当たり前だけど、それが出来ずに過ごしていた主人公に共感したり、少し涙を流してしまいましたが、とても心が救われました。
復帰を言われた直後に本を読むなんて、と思いましたが、本を読むと自然と心が静かになる感じがして、やっぱり私は本が好きだなぁと思います。
ドーナツを食べ終えて、「お疲れ様でした」と言いました。4年かけて大学に通って、死に物狂いで実習と勉強をした。病棟で毎日心を殺して仕事をした。8ヶ月間しか仕事をしていなくて、上手くいかず怒られることも多かったけど十分だった、と私は思います。
病棟にはもう戻りませんし、同期ともおさらばします。だけど、私は一生懸命頑張りました。本当にお疲れ様でした。
これから
看護部長さんが言うには、4月中にクリニックの方と面談があり、4月末からお試し出勤、5月から復帰という流れになるそうです。
ちなみに家から病院までの距離は車で片道20分でしたが、クリニックは家から40分以上かかるそうで、朝は道が混むし、早起きしなきゃと思いました。7時には家に出なくてはならないので、6時起きかぁ、と今の生活も少しずつ見直していきたいと思います。
外来の業務って何をやるんですか、と面談が終わって保健師さんに聞くと、「最初は採血をたくさんやると思う、血圧を測ったり、そこから少しずつ色んな業務を行うと思います」と、それを聞いてなんだかホッとしました。それでもやっぱり不安になる私。本屋で単行本以外にも看護の本を買って勉強を始めています。
ずっと家にいるから体力も減ったし、運動習慣も付けなきゃな、と、復帰に向けてやらなきゃいけないことがたくさん出てきました。それでも、なんだか少しワクワクしてきました。私はもう一度やり直すことが出来るんだ、と嬉しかったです。
また展開があったらnoteに投稿していきます。たくさんの方が見てくださっているそうで、とても嬉しいです。本当にありがとうございます。
それでは、また。
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