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ピザ窯週記第6話。手のかかる木枠彼女の注文

ピザ窯週記第6話。手のかかる木枠彼女の注文
前回から1ヶ月以上も間が空いてしまって、毎週楽しみに見てくださっていたみなさま、お待たせしました。

やっと進み始めましたよ〜


言い訳


こんなにも間が空いてしまったわけについてちょっとだけ言い訳させていただくと

実は私は寒いのが苦手でして、寒いととにかく動けなくなってしまうんです。物理的にも気持ち的にも。

ただ今回はそれよりも別の理由として、、
正直に言うと、、たぶんちょっと飽きてしまった(笑)

まだピザ窯を作ってないやないかーい。

というツッコミが入りそうですね。

そうなんです!

まだ作ってないから飽きてしまった。

ん?どういうこと?

私は作るのが好きなんです。
いつもは作りたいと思ったらもう、なにがなんでも材料を集めてその日ちに作ってしまうのですが、さすがにピザ窯は、調べてその日につくれない。ピザ窯をキャンプ場で作ることになってるので、下調べが少ない状態で作り始めて「失敗しちゃいましたー。」なんて言うこともできないよな、、と。

となると、結構ちゃんとした下調べをして着実に進めていかないといけない。だから準備して準備して、、としているうちに「まだ作れない。まだ作れない」と、作りたいのに作れない気持ちが募ってしまいまして。準備ばっかりしてるのは、なんだか飽きたなーみたいな。(笑)

私の中の心のメーターが仮装大賞の評価ゲージだとしたら、一番上まで上がって大賞を期待させておきながらテレレレーンと下に下がって、「ざんねーん」みたいな感じです。
(仮装大賞の例でよけいにわかりにくくなってしまって誠に恐縮です。w)

でも、最近は少しずつ暖かくなってきましたよね。なんとなく4月の香りみたいなものを感じた日があり、そこら辺からだんだんと「そろそろピザ窯作りたいなー」と思うようになって来たんだと思います。(笑)

それでは、

前回までのおさらい

ピザ窯のアーチ部分にレンガをいくつ使うのかがわからなければ使用するレンガの総数がわからない!だから、次(今回)はアーチ部分を作ったらレンガをいくつくらい使うのかを明らかにしたいと思っているというところでした。


ちなみに、ピザ窯作りの手順は以下のように考えていたので


木枠作り

レンガ調達

焼床のレンガ並べと木枠に合わせたレンガ並べ

部材費の詳細まとめ

必要な部材の購入

土台作り

かまぼこ型部分作り

火入れ

ピザ焼き

木枠作り

実際の作業までの準備


今回は木枠づくりをしました。


結論から言いますと、木枠はできたけど、完成してない状態です。


万が一この記事を参考にピザ窯作りをしたい!と思われている方のために、キャンプへ行く前にした準備についてもお伝えしておきます。


私が木枠づくりで一番心配していたのは、かまぼこ型のピザ窯のアーチ部分の傾斜をどの程度にすればよいのかです。

というのも、レンガの数に合わせたアーチ型の木枠を作らなければ、ただの半円形ではレンガの数が中途半端になってしまう、そうなると作るのにものすごく労力がかかるぞと。


それで、なにをしたのか?

まずはピザ窯作りの雑誌と様々な動画や記事を参考にして、アーチの大きさを決めました。最終的には、雑誌に載ってるかまぼこ型のピザ窯を少し小さくしたものを作成することにしました。


その後、念の為に、車を走らせて近くのホームセンターへ行き、釜のアーチを作るのに必要な耐火レンガを買いに行きました。


模造紙の上に計算したピザ窯の寸法を書き入れて購入してきた耐火レンガ14個を並べました。


そのアーチをもとに、段ボールでピザ窯の木枠部分の簡易模型を作りました。

写真

そして、キャンプ場へ連絡し、木枠作りをしました。


では、実際にどのように木枠作りを進めていったのか?

作業当日の朝

まずは、朝イチでキャンプ場へ行き、試作したかまぼこ型のピザ窯模型を少し自慢気にお見せしながら、木枠作りに必要な手順や材料、工具についてお話しました。(詳細は最下部の【木枠作り】へ)


木枠作りに必要なものは以下のものだとわかり

・120cm×75cmベニヤ板

・ビス

・ジグソーを借りる


というミッション達成のため、ホームセンターへ


ここで困ったのは、とにかくたくさんの種類があって、どのように選べばよいのかがわからないということ。

ジグソーをレンタルするまではよいものの、ジグソーの機械に付ける刃は買わないといけないことや、何十種類もあるビスの中から自分の使いたいものを選択しなけばならないのです。

私はふだん料理はするので、おおよその予想ができるのですが、部品や機械の刃などは初めてだと予想することが難しいんだなと思いました。ただ、いまはGoogleさんがいるのである程度のことは相談できますけどね。

こういうときに便利なのは、全然わからないけれど、ホームセンターという物理的な買い物場所があるよさ

を利用するということだと思い、私は詳しそうな店員さんに聞いてみて、いろいろと教えてもらいました。聞くスキルってのも工具の欄に追加してもよさそう。(笑)


写真★ホームセンターで木材の切り出し

木枠作りの実際

お昼ご飯を食べ、いよいよ木枠作りをスタート


まずは模型として作っていた段ボールのアーチ部分を使って木材に下書きをしました。長方形の板はメジャーで測って下書きをして、準備完了。

キャンプ場にある高さのある台を借りて、ジグソーで半円形と長方形の板を切り出しました。

初めてジグソーを使うにも関わらず、動画で予習するという賢さがなかったため、本番勝負になりました。(笑)

なんの予習もなしにジグソーを使ってみて、

切り出しの際に知っておくとよいこととして

ジグソーの使い方のポイント

①ジグソーは板に付けたまま、刃を板から5ミリくらい離した状態から電源を入れて刃が上下に動き出したら切り出しスタート。

②ジグソーの刃がものすごい勢いで上下に動くことで板が切れるのですが、そのときにジグソーが板から浮かないように上から押さえるようにすると、板に対して刃を垂直にしたまま切ることができます。垂直になっていることで、6枚のアーチ板の孤の部分をできるだけ凸凹なしに作れるようになります。

③アーチ部分は曲線になるので、ジグソーを曲線に合わせて少しずつ傾けていきます。スピーディーすぎても、慎重すぎてもだめで、ある程度の勇気と慎重さか必要だと感じました。

④切り出しの最後は、大部分の切り出しが終わっているために、板がとても揺れるので、できるだけ板を押さえてもらいながら切り出すとうまくいきます。

長方形の板はキャンプ場の方にお願いしてその場で切ってもらいました。

木枠の切り出しは終了


ビスを打ち付ければ木枠は完成します。

しかーし!

買ってきたビスはベニヤ板をアーチ部分に打つ用の長さが短めのビスでした。

長方形2枚の板はかなり厚みがあったため、長さが2.5㌢以上のビスでなければなりませんでした。

木枠彼女は「私、普通のビスコじゃなくて、期間限定のいちご味のビスコしか食べないの。」という注文をしてきたかのように。

仕方なく、彼女のお気に入りのビスコのために、車でホームセンターへ。

ホームセンターって(笑)

ビス一つだけ購入して再びキャンプ場へ


彼女は喜んでいちご味のビスコを食べてくれました。

(無事に6枚のアーチ部分を長方形の板にビスで取り付けることができました。)


よーし、最後にアーチ部分にベニヤ板をはりつければ完成するぞ!となったのですが、、、


なんと、ビス2つ目でビスがベニヤ板を貫通⚡


木枠彼女はこう言います。

「私、自分に合わせてくれない相手はどうも苦手なのよ。」

うーん、、手のかかる木枠彼女だ。(笑)

写真★


アーチ部分の傾斜がきつすぎて、ベニヤ板が曲がりきれずにビスがベニヤ板を貫通してしまったのです。


うーん、、これはまずい。

他の方法をいろいろ考えてみたけれど、朝から活動していた私の疲れがピークに。(笑)

ベニヤ板は諦めて、段ボールにするか、厚紙にするかと再検討することになりました。木枠彼女と合うような相手はいないだろうか?

写真★現状の木枠

木枠作りをしてみた感想

楽しい!
個人によると思いますが、これまで延々と作成部分を先送りにしていたため、やっと手を使って作れる!という嬉しさを感じました。


木枠作りのアドバイス

ただ、アーチの傾斜がきつかったために、ベニヤ板を貼ることができなかったので、設計の際はアーチの傾斜をよく考えるとよいと思います。

次回予告

さて、次回は木枠のベニヤ板の代用品を考えたいところ。さらに、いよいよコンクリートブロックを使って土台作りに入ります。ピザ窯づくりに必要な材料費の計算もして、土台ができたらすぐに耐火レンガでピザ窯づくりを進めれるようにしたいところ。


【木枠作り詳細(材料・時間・工具)】

材料

アーチ部分になる半円に似た形の板6枚(縦※36cm直径は50cm)※半径ではありません。

ベニヤ板1枚120cm×75cm(ホームセンターでカットしたもの)

アーチ部分6枚を束ねる長方形の板2枚
(縦75cm×横10cm)

ベニヤを留めるビス(スリムビス:太さ3.3×長さ25㎜)

半円形6枚を木枠にするためのビス


所要時間
半日から1日
※作業時間だけなら2-3時間
ホームセンターへ工具を借りに行き、ビスを購入し、板に下書きをして板を切り出してビス留めまですると、早くて半日、余裕を持って1日かかりました。

工具
・ジグソー(ホームセンターで2泊3日600円)
・曲線を切れるジグソー用の刃(購入)
・ビスを留める電動のインパクトドライバー(キャンプ場で借りた)

その他
・えんぴつ(下書きのときに必要)
・軍手(板を持つ、切り出すときにあると便利)
・もちろんガソリン代や労力もかかる
・休憩とご褒美(焦らず、飲み物を飲みながらやるとよい。ご褒美におすすめなのはビアードパパのシュークリーム)

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