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「やりたいこと」ってないとダメですか?

私は高校生の時に燃え尽き症候群のような状態になったのですが、高校3年間は、なんとかそんな精神状態で過ごしていました。


以前よりもやる気が出ないことに焦りはありましたが、どうあがいても元の様にはいかなかったので、それなりに過ごしていました。成績もその分、以前よりも悪くなっていました。

数少ない友達もいましたが、自分の事をうまく伝えることが出来なかったので、何を考えているかわからなかったと思います。


今考えると、こんな精神状態になっていることを、誰かにきちんと話せたら、もう少し違ったのかなと感じています。私はすぐに、自分で処理しようとしてしまうくせがあるようです。


高校3年生ともなると、今後の進路を考えなければいけません。自分が何になりたいか、真剣に考えたことがなかったし、なりたい職業なんて、急に言われても思いつきません。


なんでみんな、そんなことが決められるのかな、なりたい職業があるのかな、興味のあることがあるのかなと思っていました。


昔から、志があって、なりたい職業がある人はいいけれど、ない人はどうしたらいいのかと、困ってしまいました。


保育園の時は、将来は何になりたいですか?と聞かれることはありましたが、次に聞かれるのは高校生の時です。ない人はどうしたらいいのでしょうか。

なりたい職業なんて、働いたことがないからわからないし、実際にどんな仕事があるのかなんて、すべて知ることなんてできません。


特になりたい職業や行きたい大学もなかったので、自分に興味があることってどんなことかな、と考えました。


唯一、自分に興味があることは、食べ物や栄養についてでした。食べ物がどうやって体の中に入って栄養になるのかな、ということに興味があるのと、自分自身、食べることが好きだっとことで、管理栄養士になる過程がある大学に行こうとなんとなく、決めることが出来ました。


アメリカではインターンシップという制度があり、日本よりも長期的で給料もあるということです。日本にも、もう少しこのような制度があったらよいのになと感じます。


実際に1~2日体験しただけでは、わからないこともあるし、給料をもらうのともらわないのでは、かなりの差があるのではないかなと思います。


今は、終身雇用の制度はなくなってきているので、違うと思えば転職もできますが、実際に働く期間を設けてもらうと、働く側にとっても、雇う側にとっても良い点はたくさんありそうな気がしています。


あとは、自分の性格や、自分が何が好きで、何が苦手なのか、自分自身と向き合うことが大事だったのだろうなと思います。


私は、長年に渡って、自分と向き合うことから逃げていました。なぜなら、自分と向き合うことは、楽しいことばかりではなく、ちょっと苦しい気持ちにもなるからです。自分の性格も、好きなところよりも、嫌いなところが多いですし、変えたいと思うところもたくさんありつつ、気づけば40代になっていました。


何かをするには、今日という日が一番若いから、ちょっとずつ、自分の思っていること、自分がどういう人間なのかということに、向き合っていきたいと思っています。


人よりは、成長が遅いのですが、昨日の自分よりも少しでも成長できるように、これからの日々を送っていきたいと思っています。




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