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かわいいって、いつまで言われるのか

先週の土曜日に、高校時代の部活の同期と同窓会をしてきた。ワンダーフォーゲル部という部活で、簡単に言えば山岳部みたいなものだ。

同期のほとんどは関西に住んでいて、定期的に関西で今回のような同窓会が開催される。みんな出身は、兵庫県。やっぱり関西に帰りたくなるのかな。

これまで広島の方で予定が被ったりして参加できてなかったが、さすがにそろそろ顔を出さないとまずいと思い、今回は新幹線を使って大阪へひとっ飛びした。

そう。大阪で飲み会をしたのだ。飲み屋も夜遅くまで空いているから、今回みたいな同窓会には大阪が適任だ。




同期とは久しぶりに会うので、結構緊張していた。3年ぶりぐらいかな。

同窓会あるあるかもしれいないが、当時の自分と変わっている姿を見せるのは恥ずかしさがある。

良い方に変化していれば自信を持って同窓会に参加できるが、自分にはその自信はなかったので、参加する前は後ろめたかった。

でも社会に出る前に、すでに社会人になっている同期の話を聞いておこうと思い、参加する決意を固めた。




ここで、高校時代のことを少し話させてほしい。

僕は当時、周りの女子から「かわいい」とか「癒される」と言われることが多かった。

顔の雰囲気とか性格的なことが色々合わさって、そう言われたのだと思う。

男なのに「かわいい」と言われると、反応に少し困る。女子が「かっこいい」と言われるのと、近いのかな。

「やめて」とも言えないし、「ありがとう」と素直に喜ぶのもなんか変。

結局特に何も言わないまま、やり過ごすことが多かった。

また、「恋愛対象に見られてないのかな?」とも思っていた。

「弟に欲しい」って言われたこともあり、これは明らかに男として見られてないだろう。

そんな感じの高校時代だった。




そして月日が流れ、久しぶりの同窓会。

近くの席に座った女子と話す。雰囲気がすっかりシティガールになっていた。

恋愛の話になり、そのシティガールが「いま彼女いるの?」って聞いてきた。

僕は「いないよ」と答える。

すると、その子がこう返してきた。

「かわいい〜」




「なんでやねん」(心の声)

関西弁が蘇って、思わず口から出てきそうだった。

彼女おらんこととかわいいことは、結びつかんやろ。




いつになったら、「かわいい」から卒業できるのか。

母親が童顔だから、それが遺伝したのかも。

おっさんになっても「かわいい」と言われるのは、ちょっとキツいぞ。



巷では女子が男に「かわいい」と言うのは、特に褒めるところもなくて、とりあえず「かわいい」と言っとけば大丈夫みたいな意見もあるそうです。僕もそれかもしれません。真相は闇の中です。

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