完璧主義に悩む人たちが増えてきている
ヨーク・セント・ジョン大学の研究によると、1990年代ごろから世界中で完璧主義に悩む人が増えてきているそうだ。
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1088868318814973
別の研究では、完璧主義な人ほど失敗に弱く、他人の目を恐れて自殺する人が多いことがデータとして分かっているらしい。
私は研究者ではないので、なぜ完璧主義者が増えてきているのかは分からない。
ただ、完璧主義がメンタルによくないことは、知っておいた方がよさそうだ。
私も完璧主義だった(今もたまに)
私は中学生のときに、初めて周りの人から、「完璧主義だよね」って言われた。
それまで自分で自覚していなかっただけに、言われたときの驚きは大きかった。
たしかに今振り返ってみると当時の自分は、かなりの完璧主義だったかもしれない。
特に勉強面で、その傾向が大きかったと思う。
内容を完璧に理解するまで、ずっと考え続けるような勉強の仕方をしていた。
想像するだけで分かるかもしれないが、この勉強方法は、かなりメンタルに悪いものだった。
同じようなことを頭の中でぐるぐる考え続け、先に全然進めないのは精神的にしんどいからだ。
私は勉強での例を挙げたが、読者の方も、いろんな場面で似たような経験をされたことがあるかもしれない。
ものごとを完璧に成し遂げる作業には終わりが無くて、そもそもそんな目標が達成可能かどうかも怪しい。
これでは、自分を責める一方で、憂鬱な気分になるのは間違いない。
完璧を追い求めると挑戦できなくなる
先ほどは完璧を追い求めることで、精神的につらくなることを述べた。
もう一つ考えられることが、新しいことに挑戦するのが億劫になるということだ。
「準備をしっかりしてからじゃないと始めたくない」と思っていて、なかなか新しいことに挑戦できないという人を私を含めて、たくさん見てきた。
失敗は、たしかに怖い。
挑戦した結果、うまくいかなかったときに周りの人から批判されたりバカにされたりする可能性があるからだ。
できるだけ入念に準備して、いい状態で始めたいという気持ちも十分わかる。
でも、これまでを振り返って、ものごとが大きく上達したときというのは、試行錯誤をたくさん繰り返していたときだと思う。
ゲームなどでも、失敗を何回も重ねることで初めてクリアできるのだ。
失敗を恐れて全く挑戦しないでいると、人生の前半のうちはあぐらをかいて、失敗しながらもチャレンジしている人をバカにできるかもしれないが、人生の後半でその人たちと大きな差が開いていく。
これって、とても、もったいないことだと思う。
ちょっとでも始めてみれば、何か大きく変わったかもしれないのに。
なので私は、とりあえず始めてみて、それから軌道修正していくように心がけている。
このnoteも、何を書きたいかしっかり決まっているわけではなくて、とりあえず書いていく中で、思い浮かんでいる感じだ。
たぶん、最初からいろいろ考えすぎると、何も書けなくなるのではないかと思う。
まだまだ自分の考えをうまく文章にできないが、これから書いていくなかで上達すると願って、へたくそながらもnoteの投稿を続けていこうと思う。
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