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かわいいって、どゆこと

かわいいって、どういうことなのだろうか。

かわいいという言葉はちまたに溢れているけど、どういった要素を持ってして、かわいいと感じるのかはよくわからない。また、男性に比べて、女性のほうが気軽にかわいいという言葉を使う気がする。


かわいいものを思い浮かべてみる。


猫。

かわいすぎる。何であんなにかわいいのか不思議だ。

実家に住んでいたとき、隣の方が猫を飼っていた。真冬のある日、2階に上がって自分の寝室に行き、布団のなかに入ろうとすると、「スースー」という音が聞こえた。

「え、なんで」と思い、かけ布団をめくってみると、その猫がスヤスヤと体を丸くして眠っていた。

かっ、かわいい!かわいすぎるぞ。どこかのタイミングで家に入り込んだのだろうけど、ここは真冬の外と比べてあったかいもんな。

隣に座って、しばらくその寝顔を眺めていた。こんなにかわいい生き物がいるのでしょうか。



いま猫の画像を見ているが、やっぱりかわいすぎる。ああ、だめだ。かわいいったらありゃしない。

しかも、この見た目でしぐさもかわいいとなったら、ハートわしづかみだ。マイペースで自由奔放なのもかわいい。もうあれだ。存在自体がかわいいってやつだ。

そもそも何で人間って、かわいいと感じるんだろうか。脳科学の本を読んでいると、感情にはすべて理由があるのだろうなと思ってしまうわけだけど、かわいいと感じる感情は何のために発達したのだろうか。


むずかしそうな問題だ。


かわいいと感じるときは、守りたいと思う気持ちも同時にはたらくが、これが理由に関係しているのかもしれない。

赤ちゃんとか子供はかわいいけど、一人では生きていけない。周りの大人たちのサポートが必須なわけだけど、このときに「かわいい!しっかり守ってあげないと」という感情がはたらくことで、大切にしようという気持ちが強固になる。母性本能もこれとつながるのかなと思う。

つまり「大事なものだから、守ってあげたい」という気持ちを起こさせるのが、かわいいという感情の役割なのかもしれない。

あくまで仮説なので、間違っているのかもしれないけど、僕はそう思った。



再び、猫の画像を見てみる。ああ。かわいい。「なぜかわいいという感情が存在するのか」なんて疑問がどうでもいいように思えてきた。理由はいらない。かわいいからかわいい。ぽっと、頬が赤らんでしまうほどのかわいさだ。

そういえば、癒されるものを見た時って、気分がリラックスするよな。それもかわいいという感情が存在する理由なのかもしれない。他にもまだ、理由として考えられるものがありそうだ。


かわいいは奥深い。


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