大切な人の存在を、思い出させてくれる曲
大切なことを思い出せてくれる曲は、たくさんある。
そしてその大切なものの中に、人の存在も、当然ながらにある。
その人たちの存在を、当たり前のように感じてしまうこともあるけど、その人たちの存在がなければ、今こうして元気に暮らして文章を書くこともできてないと思う。
そんな大事な人たちの存在を、思い出させてくれる曲があって、僕はこの曲を聴くたびに胸がジーンとなる。
その曲は、BUMP OF CHICKENの『花の名』。
もう15年前の曲になったのか。オールウェイズ三丁目の夕日の、主題歌だった曲です。
これまでの記事でBUMPのことをいっぱい書いてきたけど、実は一番好きな曲については書いてなかった。
好きな曲が多いので順位をつけるのは難しいけど、この『花の名』は一二を争うレベルで好き。
もう一つの候補は、『アカシア』。どちらの曲も、大事な人との関係を歌った曲。自分は内向的であるけど、幸せはやっぱり、人との関係から生まれるんだなって感じる。
『アカシア』についてはまた別の機会に触れるとして、今回は『花の名』の歌詞について書こうと思う。
この『花の名』は印象に残るフレーズが、いっぱい詰まっている曲。結婚式でも使われることが、多いそう。
そして僕の場合は、noteを続けていく中で、この『花の名』の歌詞が、さらに心に響くようになりました。
noteを始めて、尊敬する人や面白い人たちと出会い、この世界でも大事な人の存在が、増えていきました。『花の名』を聴くたび、その人たちの存在が思い浮かんできます。
ということで、好きな歌詞の部分を紹介します。
まず、1番のサビの部分。
あなたという存在を花に例えるところから、サビが始まります。曲名の『花の名』も、ここからきてるんでしょうね。
誰かと親密な関係になっていく時、それは沢山の中からひとつを選んだ、とみることができます。
大学で出会った親友も、とても大きな分母の中のひとりです。僕がいる物理学科だけでも、かなりの人数ですから。その沢山のそれらの中から、たまたまかもしれないけれど、出会えて仲を深めることができました。
noteの世界でも同じ。
いま調べたところによると、noteの全会員数は500万人だそうです。noteで繋がれている方とは、その膨大な数のアカウントの中から、見つけ合うことができたのです。
広ーいお花畑の中からひとつを選んで、こうして繋がれているのだと思うと、感慨深いものがあります。
そして、そうやって巡り合うことができた関係だからこそ、言えることや分かることがあります。それをこの曲では、唄として表しています。
「僕だけに歌える唄がある」「あなただけに聴こえる唄がある」のところです。
noteだと、唄のところが文章に置き換わりますね。
そして、2番目のサビ。
1番のサビでは、
僕だけに歌える唄がある
あなただけに聴こえる唄がある
でしたが、2番のサビではこれが逆になり、
あなただけに歌える唄がある
僕だけに聴こえる唄がある
となっています。僕が沢山のそれら中からあなたを選んだのは、たぶんあなたも僕と同じ苦しみに迷ったことがあるということを、直感的に感じ取ったから。
そしてだからこそ、あなただけに歌える唄があって、それは僕にだけ聴こえる唄になったのかなと、歌詞の意味をとらえました。
付き合いが長くなってくると、大切な人の存在が当たり前のように感じることがあります。マンネリ化というか。
だけど、涙や笑顔を忘れた時に、大切な人の存在に感謝することを思い出さないとな。
noteでも、初めの頃に読んだあの人の文章を忘れずに、当たり前のように定期投稿される記事を、噛み締めて読みたいです。
同じ苦しみに迷ったあなただけに書ける文章があって、僕だけに届いてくる文章があるのだと、この曲を聴いていて感じました。
最後にラスサビのところも書こうと思いましたが、長くなり過ぎてしまうので、歌詞だけのせて終わります。
やっぱりいい曲だ。大切なことを、思い出させてくれてありがとう。
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