たまに忘れるほど強い理由
時々立ち止まって、自分がどの方向に進んでいるのかを、確認することは大事だ。
目的地に向かうために、こまめにGoogleマップを確認するみたいに。
より早く、より遠くに行くことだけを考えていると、気づいたときには目的地とは全然違うところにいた、ということになりかねない。
僕は今、エントリーシートでnoteの活動のことを、まとめている。
これまでのnoteの活動を振り返るのに、絶好の機会だ。そして、今後の方向性を、考えるきっかけにもなる。
始めたきっかけ。全然読まれなかった時期。続けていく中で、大切にしようと思ったこと。
こういったことを振り返って、自分が何を考えてnoteに取り組んでいたのかを、洗い出している。
立ち止まることで気づくことは、やはりたくさんある。
まず、noteを始めようと思ったきっかけについて、書かせてほしい。
僕は、読書が昔から好きだ。エッセイ、小説、知識本など、いろんなジャンルの本を今も読んでいる。
そして、これらの本に僕は何度も助けられた。大きな困難にぶち当たった時に、本という避難所に行き、そこで得た考えや知識によって乗り越えられた。
僕は、そんな文章を自分も書きたいと思った。それが、一番大きな理由だ。自分の文章が、誰かを救えるものになればいいなと思って。
だけど、今の自分はその理由を忘れかけていたことに、気づいた。
「もっと多くの人に読まれるようになりたいな」
「かっこいい文章を書きたいな」
本来の目的とは別の不純な動機が、芽生え始めていた。
誰かの役に立つ文章を書く気持ちは、隅っこのほうに追いやられていた。
多くの人に読まれることは大事かもしれないけど、心に全く届いていなかったら意味がない。
それよりは、たった1人であっても、しっかりと心に届く文章を書く方がいい。僕がnoteを始めた理由は、そうだった。読んだ人のためになる文章を書きたいのであって、読者数の大小ではなかった。
本来の目的を忘れて、わかりやすい目標を追ってしまうことは、よくあるので気をつけないと。noteだけに限らずにね。
時々立ち止まって振り返ることは、やっぱり大事だ。
表現力や文章の構成力も、読者へ貢献したいという思いがあれば、自然と身につくのではないかと思う。
どうすればうまく読者に伝わるかって考えた先に、良い文章が待っているんじゃないかな。
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