あなたは誰ですか?どこから来て、どこへ向かいますか?それは何故ですか?|LAP9期(2024.08)
今年もLAPがはじまって少したった。
忘れていたわけではないけど、やっぱりこの問いを避けてしまっていた。
この問いが正直怖い。
分かりたいのに、分からない。
その寂しさや孤独をきっと自分に向けたくないのだろう。
最近この言葉を知った。
「定義することは殺すこと」。
そんな気がして、怖い。
私は誰で、どこからどこに行くのか。なぜか。
何か意志があり、目的を持って動いている気はしない。
自己とは、他者との関係によって生まれるものだと思う。
私から見える世界は、主客身分である。
自己も他者も溶け合い、相互に作用する現象だけが見える。
他者の影響を受けて、主体がみえる。
自分が誰かも、向かう先も理由も、他者に合わせている気がしてならない。
他者との関わりを通して、私はどのように変化するか。
他者のそれと比較したときの差異の中に共通して見えるものを「私らしい」ものとして定義するだけのように思える。
それが何であるか、世界の複数性との関係によって位置づけられる。
この問いには、他者が見えなかった。
だからこそ、問われている自分自身はどこにもいないような気がして、
その孤独感に向き合えなかった。
そこから逃げたくなる私らしさしか見えないのは少し嫌かもしれない。
自分と他者の多様なあり方をもっと探したくて、今年もLAPで学ぶ。
多様な人とリベラルアーツ。何かが混じって、何かが起きている。
その現象に夢中で、好奇心の向くままにどこかへ向かうのだと思う。
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