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平常心でいられたことなどない

こんばんは。
今日は、私の副担任の先生が言っていたことに少しだけ疑問を持ったためお話をします。

朝のSHRで先生が受験の心の持ちようについて話していました。

「自分の力以上のものは、受験で出せない」

え?そうかな?私出せたよ。

「感情に任せて動くな。常に平常心で」

え?私、平常心でいられたこと一度もない。感情に任せてばかりだ。


確かに先生の言っていることは、的を得ています。
その通り!そりゃそうよ。感情と理性がいい感じでバランスをとってくれるもんね。きっと。

でもね、先生。平常心でいると見過ごしてしまう気持ちがあるのではないかと思うんです。
一つお話を皆さんに共有します。

10月19日 放課後
いつもと変りなく、職員室前で勉強していました。
その時、涙が急に出ました。
はい、びっくりです。
でも泣いていた理由は、明確にあるんですよ。
大学進学はありがたいことに決まった。大学でやりたいことだらけ。すごく楽しみだ。
でも、大学卒業後はどうなっているんだろう。こんなことを大学合格が決まったその日から忘れたことはありませんでした。
今もずっと不安。
そんな不安がどっと押し寄せてきたときだったのです。

こんなところで泣いていたらだめだ。でも、理性は一向に動いてくれません。誰かと話したいなと思っていた時、私の大好きな友達が現れました。何てグッドなタイミング。
その子を見た瞬間嬉しくて、その子は私の前に腰を下ろし
「なんで涙目になってるよ?」と。
その言葉で、涙止まらない。
私の気持ちをつらつら話しました。怖さも、でも自分で決めたことだから、自分で何とかしたいということも。その子は、ずっと聞いてくれました。時間にして、3時間。ありがとう。長い時間そばにいてくれて。

このことから思ったことがあります。
確かにほかのことを考えるだとか、とりあえず、向き合っていることから離れるだとかは、自分の心の理性を保つために必要なことかもしれません。

だけど、もっと大事なのは自分の気持ちと素直に向き合ってみることなのではと思うんです。
私は、常に自分の気持ちと向き合って、そこから離れないようにしています。怖いと思うことも不安だと思うこともすべて大事な感情だと持っています。涙がたくさん出てすっきりすることも、涙は出ないけど、心がぐちゃぐちゃな時も。
平常心でいることって結局ストレスためちゃうし、考えなきゃいけないことから心が勝手に離れてしまう。それじゃだめだと思う。たくさん考えたって自分の答えが出ない時もあります。でも、たくさん悩むんです。そうすると、自分でも思ってもみないほどの力が出るんです。
あら、不思議。

だから疑問に思いました。平常心でいることが全てではないと。
感情に突き動かされることがあってもいいのではと。
感情の起伏があるのは、大変なんだけどその分成長できるのかなと私は思っています。
感情任せの私だけど、大好きな人たちがそばにいてくれます。
例えば、話を聞いてくれた子であったり、見落としていた点を指摘してくれる先生であったり、お帰りといってくれる親であったり。

私は、幸せ者で、人や環境に恵まれていて、それでいて運もいい。
これからの人生どうなるかわからないけど、たくさん考えてその分行動して、失敗もたくさんして、経験を増やしていきたいです。


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