不幸な妻の物語(浅野浩二の小説)
不幸な妻の物語
私は、これから、あまり、世の中に例のない、夫との、関係を、書こうと思います。
私が、夫と、結婚して、ありふれた、そして、月並みな、幸せな、結婚生活を送っているのであれば、私は、この手記を書く必要はありません。
私は、これから、夫との、実に、奇妙な、夫婦生活、を、書くために、この手記を書いたのです。
私は、正直に、夫との、おそらく、この世の中に例の無いであろう、奇妙な、夫婦生活、を正直に、書こうと思います。
それは、読者の方に、人間の異常心理に関して、詳しい方がいて、夫がとる、奇妙な行動の、心理を、理解できる人を、求めて、私に教えて欲しい、という、やむにやまれぬ、思いからなのです。
どうか、私を助けて下さい。
それでは、私、と、夫の、夫婦生活、を、書きます。
・・・・・・・・・・・
夫は、一流大学を出て、一流企業に就職しました。
数年は、会社の戦力として、バリバリ、働いていました。
しかし、夫は、ある事業を、やりたい、と思っていて、事業計画を、念入りに立て、会社を、数年で、退職して、事業に専念しました。
夫、は、世の中を、見る目があって、商才も、ありました。
それで、金融機関でも、夫の事業計画、を、認めてくれて、会社設立に、必要な、お金、を、融資してくれました。
夫の会社は、経営が、順調に進んで、社員も増え、年商も、どんどん増え、東証一部上場の企業となりました。
拡大再生産で、事業規模は、どんどん、大きくなっていきました。
私は、夫、が、社長秘書を、募集していたので、応募しました。
その時は、もちろん、結婚していません。
幸い、若社長は、私を秘書に採用してくれました。
私は、淡々と、秘書の仕事を、こなしました。
社長も、私に、淡々と、事務的に接するだけでした。
私は、社長、を男として、好きになりました。
しかし、社長が、私に言う事は、事務的なことだけで、個人的なこと、は、全く話しかけてきません。
私は、社長が何を考えているのか、全く、わかりませんでした。
基本的には、仕事の出来る有能な秘書を、仕事のために採用するのですから、社長と秘書の関係は、雇用者と被雇用者との関係ですから、秘書が、秘書の仕事をして、その対価として、給料を、受けとる、という関係で、あるのは、わかります。
しかし、社長は、仕事のことを、秘書に、話しますが、少しは、個人的な、会話もする、と思います。
その方が、人間関係も良好に行くと思います。
というか、それが、普通だと思います。
私は、社長が何を考えているのか、全く、わかりませんでした。
わからない、と、妄想が、色々と、ふくらみます。
もしかすると、社長は、「女に興味が無い男」、「関心は、仕事だけ、の男」、なのかも、しれない、とも、考えました。
世の中には、そういう人もいますから。
しかし、もしかすると、初心で、極度に、恥ずかしがり屋で、私に、話しかけてこないのかも、しれない、とも、考えました。
女に、食事、や、デートに誘って、女に断られたら、繊細な感性の人なら、大きな、ショックを受けてしまう、ことも、あるでしょう。
それを、おそれて、私に、話しかけてこないのかも、しれない、とも、考えました。
また、わざと、私に対して、淡泊に接することによって、私をじらそうとしているのかもしれない、とも、考えました。
実際、私は、じらされて、悶々としているのですから。
しかし、社長が、電話で、他の人と、話している態度を見ると、そんな事を、考える人のようにも思えません。
また、女を見ると、すぐに、デレデレと、話しかけてくるような、ナンパな男は、あまり魅力を感じません。
そういう点でも、社長は魅力的なのです。
しかし、もしかすると、そういう事、を、先回りして、考えて、意図的に、わざと、私に、話しかけてこないのかも、しれない、とも、私は考えました。
しかし、社長の態度を見ていると、どうしても、そうとも思えません。
ともかく、何を考えているのか、わからない人、に対しては、興味が、嫌でも、起こってしまいます。
そのため、私は、日に日に、社長に、興味が募っていくようになりました。
そして、また、社長に対して、好意を持つようになっていきました。
私は、もし、結婚を申し込まれたら、快諾しようと思うほどになりました。
しかし、社長、は、私に対しては、事務的に接するだけです。
私は、社長が、私の事を、どう思っているのか、わかりませんでした。
(社長は私のことを、どう思っているのかしら?)
日に日に、それを、知りたい欲求が、募っていきました。
・・・・・・・・・
しかし、私が、働きはじめて、3カ月、くらい経った、ある日のことです。
社長は、私に、「どうだね。今日、仕事が終わってから、一緒に食事しないかね」、と、誘ってくれました。
私は、淡泊な、態度の社長が、いきなり、食事に、誘って、くれたので、びっくりしました。
しかし、断る理由もないですし、私は、社長が、何を考えているのか、知りたくて、「はい」、と、二つ返事、で、答えました。
そして社長と、食事をしました。
銀座の、高級フランス料理店です。
私は、自分で言うのは、恐縮ですが、学生時代から、「きれい」、とか、「美人」、とか、言われ続けてきました。
大学時代は、友達に、無理矢理に、勧められて、ミスコンに出場して、優勝したことも、あります。
なので、社長は、「女に興味が無いのかしら」、とか、「関心は、事業だけ、の男」、なのかなあ、と、疑問の目で、見ていました。
それが、ある日、いきなり、食事に、誘われたので、私は、驚くと同時に、ワクワクしました。
私は、社長に、おそるおそる、ですが、色々なことを、聞いてみましたが、社長は、ブスッ、と、黙って、私の質問に、答えてくれません。
では、一体、何のために、私を食事に誘ったのでしょうか?
そんなことを、思いながら、私は、社長と、食事していました。
しかし、社長は、私の問いかけには、答えず、黙々と、食事していたのに、食事の途中で、社長は、いきなり、「京子さん。私は、仕事で、来週、一週間、ハワイに、行くんだが、よかったら、君も来ないかね?」、と、言い出しました。
私は、吃驚しました。
これが、何を意味するのか、私には、わかりませんでした。
私が、困惑していると、
「実はね。親しい、友達と、ハワイへ、行く、予定を、とっていたんだがね。友達が、急に、用事が出来て、行けなくなって、しまったんだ。JTBの、一週間のパック旅行だ。それで、二人分の、旅行が、一人、いなくなってしまって、どうしようか、キャンセルしようかと、迷っていたんだ。君が、良ければ、その穴埋め、として、君と、行きたいと、思っているんだけれど、どうかね?」
と、社長は、言いました。
私は、こんな大胆なことを、落ち着いた、様子で、話す、社長に、驚きました。
しかし、私は、社長、という、つかみどころの無い、よくわからない、人間に、興味があったので、「はい。行きます」、と、答えました。
社長は、「ありがとう。助かるよ」、と言いました。
「ホテル、は、ツイン、だけれど、それでもいいかね?」
と、社長が聞きました。
「え、ええ。かまいません」
私は、答えました。
ツイン、となると、同じ部屋に泊まることになります。
男と女が、同じ部屋に泊まるのです。
一体、どうなることやら。
しかし、こんな、大胆な事を、社長は、淡々と、あたかも、事務的な事のように、話します。
「え、ええ。かまいません」
私は、答えました。
私は、社長、という、男が、一体、どういう性格なのかを、知りたくて、その興味から、平然と、答えてしまいました。
もし、ホテルで、社長が、態度を、変えて、私に、抱きついてきても、かまわない、と、私は思っていました。
私は、生娘でも、ありませんし、それまでにも、私は、男と付き合ったことが、ありますから。
ただ、私には、社長が、私に、抱きついてくるようには、どうしても思えませんでした。
・・・・・・・・・
旅行の日が来ました。
飛行機では、私は、社長の隣に、座りました。
社長は、パソコンを開いて、何やら、仕事しています。
夜6時の出発で、ハワイ、までには、7時間、かかりました。
午前1時に、ホノルル空港、に、着きました。
ホテルは、ワイキキビーチ、沿いに、並んでいる、割と高級なホテルで、部屋からは、ワイキキビーチ、が、見えました。
部屋に入ると、私は、社長、と、二人きりになりました。
「京子さん。僕は、部屋を出て、ホテルの、ロビーにいるから、お風呂に入って下さい」
と、社長は、言いました。
律儀で、かたい性格の人なんだな、と、私は思いました。
私は、風呂に入りました。
そして、体を洗って、湯船に浸かりました。
そして、私は、風呂から出ました。
私は、ガウンを着て、携帯電話で、ロビーにいる、社長に電話をかけました。
「もしもし。私は、今、風呂から出ました」
私は、言いました。
「ああ。連絡ありがとう」
そう言って、社長は、部屋に入って来ました。
そして、社長が、風呂に入りました。
やがて、社長も、風呂から出てきました。
ツインの部屋なので、ベッドが、二つ、別れて、います。
「今日は、もう、遅いから、寝よう」
社長は、一方のベッドに、乗り、私は、もう一方の、ベッドに乗りました。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
そして、社長は、明かりを、消しました。
私は、布団の中で、ドキドキしていました。
社長は、私の、ベッドの中に、入ってくるだろうか、それとも、入ってこないだろうか、という緊張感で。
時間は、ゆっくりと、しかし、どんどん、進んでいきます。
しかし、社長は、待っていても、私のベッドに、やって来る様子がありません。
社長の、スースー、という、寝息が聞こえてきました。
これを、聞いて、私は、「ああ。社長さん、は、私のベッドには、やって来ないな」、と思いました。
しかし、私にも、眠気が襲ってきました。
・・・・・・・
翌日になりました。
私が目を覚ますと、社長は、すでに、起きていました。
「やあ。おはよう」
「おはようございます」
「ABCストアー、で、朝食、を、買ってきたよ。食べよう」
「あっ。社長さん。ありがとうございます」
私は、礼を言って、社長、と、一緒に、朝食を食べました。
「京子さん。あなたの、ために、ビキニ、を、買ってきました。サイズが、合うかどうか。試着してみて下さい」
社長、が言いました。
「はい」
私は、脱衣場、で、社長、が、買ってきてくれた、ビキニ、を、着ました。
ピンクの、露出度も、ほとほどの程度の、フルバックの、普通の、ビキニ、でした。
私が、ビキニ、を、着て、脱衣場、から、ルームにもどると。
社長が、
「ああ。京子さん。似合っていますよ。美しい」
と、言ってくれました。
社長が、私を、女として、見てくれるのは、これが、初めてのことで、私は、とても、嬉しくなりました。
「せっかく、ハワイに、来たんだから、ワイキキビーチ、に、行きませんか?」
社長が、言いました。
「はい」
こうして、私、と、社長、は、ワイキキビーチ、に、出ました。
「Oh. Beautiful girl」
ワイキキビーチ、に、たむろして居た、男たちが、私を見るなり、言いました。
ワイキキビーチ、を、歩いていると、社長、が、そっと、私の手を握りました。
「京子さん」
「はい」
「友人が用が出来て、行けなくなった、というのは、実は、ウソです。私は、ビキニ姿の、あなたと、ワイキキビーチ、を、歩きたい、ために、あなたを、ハワイ旅行に誘ったんです」
社長、が言いました。
「あ、ありがとうございます」
社長、が、本心を言ってくれたので、私は、とても、嬉しくなりました。
「あなたほどの、美しい人の、ビキニ姿を、ぜひ、写真に撮りたかったのです」
そう言って、社長、は、デジカメ、で、パシャパシャ、と、ビキニ姿の私の写真を撮りました。
「京子さん」
社長、は、真顔になりました。
「はい」
「あ、あの。私と、結婚して頂けないでしょうか?」
突然の告白でした。
「は、はい。喜んで」
私は、顔が真っ赤にしながら答えました。
「実を言うと、あなた、を、最初に見た時から、私の心は、ときめいていました」
社長が言いました。
一旦、告白した、後では、社長、は、もう、ためらい、を、なくしたような、態度になりました。
「社長。私、最高に幸せです。社長が、いつ、それを言ってくれるか、私も、毎日、心待ちにしていました」
私は言いました。
ワイキキビーチ、を、端から端まで、歩いて、私たちは、ホテルに帰りました。
それから、一週間、私は、社長、と、ダイヤモンドヘッド、に、登ったり、ロングボード、で、サーフィン、をしたり、車で、色々な所に行ったりと、私を楽しませてくれました。
それでも、ホテルに帰ると、夜、寝る時は、社長、は、私の、ベッドに、入って来る、ということは、ありませんでした。
「きっと、婚前交渉、は、すべきでない」、という今時、古風で、律儀な信念を持っている人なのだわ。
と、私は思いました。
一週間の、ハワイ旅行が、終わって、私たちは、日本に帰ってきました。
結婚式、は、やらず、籍を入れるだけで、一週間の、ハワイ旅行、が、ハネムーン、という形になりました。
私は、「社長」、ではなく、「あなた」、と、呼ぶようになりました。
社長は、自分のパソコン、を、開いて、私に見せてくれました。
そこには、秘書の私の写真が、たくさん、乗ってありました。
「実は、隠しカメラで、君の写真を、撮っていたんだ。君が、あまりにも、美しくて、魅力的だからね」
私は、社長も、やっぱり男で、無理していたんだな、と、わかって、微笑ましく、思いました。
私は、夫の勧めで、秘書を辞めました。
そして、夫の専業主婦、となりました。
夫は、会社では、新しい秘書を採用しました。
夫は、湘南台に、大きな邸宅を、買いました。
私は、夫の勧めで、それまで住んでいた、アパートを、引き払って、湘南台に移り住みました。
そして、夫と暮らすようになりました。
夢にまで見た新婚生活が始まりました。
・・・・・・・・
しかし。
ああ。
しかし。
その、新婚生活は、私の予想していたものとは、まるで違うものでした。
私は、これから、夫との、奇妙な新婚生活を書きます。
私が、夫と、結婚して、ありふれた、そして、月並みな、幸せな、結婚生活を送っているのであれば、私は、この手記を書く必要はありません。
私は、これから、夫との、実に、奇妙な、夫婦生活、を、書くために、この手記を書いたのです。
私は、正直に、夫との、おそらく、この世の中に例の無いであろう、奇妙な、夫婦生活、を正直に、書こうと思います。
それは、読者の方に、人間の異常心理に関して、詳しい方がいて、夫がとる、奇妙な行動の、心理を、理解できる人を、求めていて、それを私に教えて欲しい、という、やむにやまれぬ、思いからなのです。
どうか、私を助けて下さい。
それでは、私、と、夫の、夫婦生活、を、書きます。
・・・・・・・・
まず、最初に驚いたことは。
夫は、結婚して、二人で、暮らすようになっても、寝室を、私と、夫とで、わけて、寝るのです。
私は、これに驚きました。
これは、一体、何のためでしょうか?
ハワイ旅行の時、夫は、私を愛してくれている、ことを、告白してくれました。
私も、夫を愛していることを、告白しました。
そして、結婚して、お互いの、気持ち、の、本音を、言い合って、結ばれた仲です。
なぜ、寝室をわける必要があるのでしょうか?
私には、その理由が、さっぱり、わかりません。
私は、夫の家に越してきた、初夜、夫が、私を抱いてくれるのを、心待ちに、していました。
ドキドキしていました。
私は、夫を、喜ばせようと、セクシーな、ランジェリー、を、買って、透け透けの、ベビードール、を、着て、寝室で、夫を待っていました。
「ああ。私たちは、いよいよ、結ばれるんだわ」
私は、ドキドキしながら、夫が、寝室に来るのを待っていました。
しかし、夫は、寝室にやって来ません。
夜、9時を過ぎ、10時を過ぎ、11時を過ぎても、夫は、やって来ません。
「どうしたのからしら?」
私の、ドキドキ感は、冷めていき、代わりに、寝室にやって来ない夫に対する疑問が、募ってきました。
私は、夫の寝室に、抜き足差し足で、そっと、行ってみました。
すると、吃驚したことに、夫は、布団をかぶって、スースー、寝息をたてて、寝ていたのです。
私は、驚きました。
ハワイ旅行の時は、結婚していませんでしたから、夫は、婚前交渉は、しない方針の、律儀な人格なのだろう、と思って、私は、むしろ、夫を、尊敬していました。
しかし、結婚した初夜には、夫は、妻を抱くはずです。
それは、新婚の、夫婦の、100%、が、していることの、はずです。
私は、もしかすると、私が、眠りに就いて、寝ている間に、そっと、やって来て、私を抱くことによって、私を、驚かそうと、思っているのかも、しれない、と思いました。
それ以外に、考えられません。
なので、私は、寝室に、戻りました。
そして、夫がやって来るのを、待ちました。
しかし、いくら待っても、夫は、やって来ません。
午前3時を過ぎました。
私は、もう、夫は、初夜で、私を抱いてくれない、と、確信し、あきらめました。
張りつめていた緊張感が、解けて、私は、いつの間にか、眠りに就きました。
翌朝。
新婚2日目の朝です。
といっても、私が目覚めたのは、午前11時、くらいです。
夫の呼びかけによって、私は、目を覚ましました。
「おーい。京子。いつまで、寝ているんだ。起きなさい」
と、夫が、私に呼びかけたのです。
「朝食を食べよう」
夫が言いました。
私は、服を着て、食卓に行きました。
食卓には、夫が、作った、トースト、と、ハムエッグ、の朝食が用意されていました。
私は、食卓につきました。
そして、「いただきます」、と言って、夫と、朝食を食べました。
私は、昨夜、夫が、私を抱いてくれなかった理由について、聞きたかったのですが、夫の明るい顔を見ていると、問い質す気には、なれませんでした。
きっと、何か、複雑な、理由があるんだろう、と思いました。
夫に、面と向かって、「どうして、昨夜、私を抱いてくれなかったの?」、と、結婚当初から、問い詰めて、夫婦間の感情を、険悪なものに、したくなかったからです。
食事が終わると、夫は、スーツを着て、玄関に行き、
「じゃあ。出かけてくるよ」
と言いました。
「いってらっしゃい」
と、私は、ニコッ、と、笑って、手を振りました。
このように、夫を、送り出す時は、普通の新婚夫婦と同じなのです。
私は、家を掃除して、買い物をして、と、普通の新妻としての、生活を始めました。
夕方になると、夫が帰ってきました。
「ただいま」
「おかえりなさい。あなた」
そうして、二人で、食事をします。
今日は、私を抱いてくれるだろうか、と、期待して、いましたが、夫は、私を抱いてくれませんでした。
私は、ガッカリしましまた。
3日目の夜も、4日目の夜も、夫は、私を抱いてくれませんでした。
5日目の、朝、私は、夫に、おそるおそる、聞いてみました。
「あ、あなた。どうして、一緒に寝てくれないの?どうして、私を抱いてくれないの?普通、男と女が結婚したら、一緒に寝るでしょ?」
私は、涙ぐみながら、聞きました。
「ああ。すまない。君には、悪い、と思っている。ちょっと、理由があるんだ。すまないが、寝室は、別々にしてもらえないか?」
夫が言いました。
「理由、って、何なの?」
私は、涙ぐみながら、聞きました。
「ちょっと、それは、言えない。君には、すまない、と思っている。ただ、君を愛していることは、神にかけて、誓うよ」
夫が言いました。
「・・・・わかったわ。問い詰めちゃって、ごめんなさい。寝室は、別々で、構いません」
と、私は、言いました。
夫には、何か、特別な理由があるんだろうと、私は、わからないまま、納得することにしました。
しかし、私には、夫が、何を考えているのか、さっぱり、わかりません。
さらに、驚いたことは、食事です。
私は、料理は、得意でした。
子供の頃から、台所で料理する母親を見るのが、私は好きでした。
そして、だんだん、私も、料理を作ってみたくなって、母親に教えてもらいながら、料理を作るようになりました。
なので、私は、たいていの料理は、作れます。
夫が、仕事が終わって、帰ってくるのが、私の楽しみでした。
私は、腕に寄りをかけて、夕食を作りました。
夫は、黙っていますが、食べてくれました。
出来ることなら、「美味しいよ」、と言って欲しかったのですが、なぜか、夫は、黙って食事します。
それでも、私の作った料理を、二人で、一緒に、食べられるだけで、私は、幸せでした。
しかし。
ああ。
しかし、です。
結婚して、1週間、ほど、過ぎた、ある日の夕食の時です。
その日は、土曜日でした。
私が、食事を作って、食卓に、食事を並べました。
「あなた。ご飯よ」
と、私は、夫を呼びました。
夫は、食卓に、やって来ました。
すると、夫は、私の両手をつかんで、背中に回し、手首を重ね合わせて、縄で後ろ手に縛ったのです。
「あ、あなた。一体、何をするの?」
私が聞いても、夫は、答えてくれません。
夫は、後ろ手に縛った、縄尻を、和室の、柱に縛りつけました。
そして、食事の、私の分を、皿に入れて、盆に載せ、私の前に、持ってきて、並べました。
「さあ。京子。アーン、と、口を開けて」
夫が言うので、私は、わけのわからないまま、アーン、と口を開けました。
夫は、私の口の中に、食事を、少量、入れました。
「さあ。しっかり、噛んで。そして、飲み込んで」
夫が言いました。
なので、私は、噛んで、飲み込みました。
私は、私が食べるのを、実に嬉しそうな顔で、見ています。
飲み込むのを、見ると、夫は、続けて、私の口に、食事を、持ってきました。
「はい。京子。アーン、と、口を開けて」
夫が言うので、私は、口を開けました。
夫は、私の口の中に、また、食事を、少量、入れました。
そして、私は、噛んで、飲み込みました。
夫は、実に、嬉しそうな顔です。
こうして、私は、後ろ手に縛られて、身動きの出来ないまま、夫に、食事を食べさせられました。
夫は、私が、作った、デザートの、杏仁豆腐、まで、全部、私に、食べさせました。
私が、食べ終わると、夫は、食卓にもどって、夕食の自分の分を、食べました。
夫が食事を、食べ終わると、私の後ろ手の縄を解いてくれました。
「あ、あなた。何でこんなことをするの?」
私は、聞きました。
すると、夫は、「すまない。すまない」、と言って、誤魔化し笑いをするのです。
一体、これは、何なんでしょう?
私は、私の作った、食事を、夫と一緒にするのが、数少ない、私の、楽しみなのです。
私は夫が、何を考えているのか、さっぱり、わかりません。
その日から、夫は、毎日では、ありませんが、時々、私を、後ろ手に縛って、私に食べさせる、という、ことをするようになったのです。
まるで、押し入り強盗が人質に、食事させる時のようです。
あるいは、私を、人形のように、夫は、あつかうのです。
私は、夫と、楽しく、会話、しながら、食事を楽しみたい、と、思っていたのに、その楽しみも、危うくなりました。
一体、何のために、こんな事をするのでしょう?
私には、まるで、わかりません。
ともかく、その日、以来、土曜日の夕食は、夫が私を、後ろ手に縛って、食べさせる事になってしまいました。
私は、夫に、もう、何で、こんな事をするのか、問い詰める気には、なれませんでした。
夫婦なのに、寝室も、別々ですし、その理由は、全く、わかりません。
なので、この異常な、食事、も、夫に、聞いても、まず、その理由を答えてくれない、だろうと、私は、確信していましたから。
私は、土曜日が、こわくなりました。
・・・・・・・・
私は夕食を作ります。
その間に主人は、風呂に入ります。
夫は長風呂で、私は出来たての食事を食卓に並べて、ホカホカのご飯、鍋から湯気が出ている、みそ汁、の、前に正座して、うつむいています。
これから、の、食事の事を思うと、耐えられないほど、さみしくなるのです。
というのは、主人は、風呂から、出てくると、正座している、私の手を、背中に回して、手首を縛るからです。
そして、私の分の、ご飯、と、みそ汁、を、よそい、箸で、食事を私の口に、少しづつ、入れるのです。
私が、モグモグ、噛んで、飲み込むのを、確認すると、すぐに、また、箸で、私の口の中に入れるのです。
まるで、人質に、食事を食べさせるようです。
私は、主人に、食事をよそってあげて、楽しく会話しながら、一緒に、食べたいのに。
せめて、主人と、楽しく話しながら、食べられるのなら、まだ、いいのですが、それは、出来ません。
主人は、私が話しかけたり、笑顔を作ったり、すると怒るのです。
私が、さびしそうな、顔をすると、主人は、喜ぶのです。
食事の間、は、全くの無言です。
私は、何も話せませんし、主人も、何も話しません。
そして、食事が終わると、主人は、冷めかけた、料理を、ダイニングテーブル、に、持って行き、一人で食べるのです。
この時、私は、じっと座って、いなくてはなりません。振り返って、主人を、見たり、主人の所に行ったり、すると、主人は、怒るのです。
そして、主人が、食べ終わると、やっと、私の縛めを、解いてくれるのです。
私が、食器洗いに、かかるのと、主人は、書斎に入ってしまうのです。
・・・・・・・・
ある日の夜、寝室を覗いた時のことです。
そっと、覗きました。主人がいる時です。
一体、何をしているのかと、思って。
あれを、初めて見た時の、驚きは、忘れません。
主人は、私のパンティーを、鼻に当てて、一心に、貪り嗅ぎながら、
「ああ。愛してるよ。京子」
と、叫んでいたのです。
「ああー。いくー」
と言って、主人は、おちんちん、を、しごきながら、オナニーしていたのです。
私は、びっくりしました。
そんなに、私を愛してくれているのなら、どうして、私を抱きしめてくれないのか、私は、主人の精神構造が、全くわかりません。
・・・・・・・
私と主人は、別の部屋に寝ます。
一緒に寝ることを、主人が、許してくれないからです。
結婚当初、私が、一人で、寝入っていた時のことです。
足の辺り、に、何かが、うごめいている感触で、私は起こされました。
吃驚して、私の体が、ビクッ、と、震えました。
私が、起きたことを、気づいたためでしょう。
私が、寝ている間に、主人が私の体をまさぐっていたのです。
私が起きたことを、主人は気づいたのでしょう。
主人は、逃げるように、去って行きました。
・・・・・・・・・・・・
休日。
それは、私にとって、耐えられないほど、つらい日です。
休日が近づいてくると、私はこわくなってきます。
なぜなら、主人が、色々な方法で、私を困らせるからです。
・・・・・・・・・・
休日の昼、主人は、私を、大きな和室に、連れて行きます。
そして、私を、後ろ手に縛り、その縄尻を、天井の梁に引っ掛けて、私を吊るすのです。
服は、ブラウス、と、スカート、を着たままです。
「あなた。お願い。許して」
私が、そう、頼んでも、夫は、決して、許してくれません。
これから、何が、起こるか、と思うと、死にたいほど、こわくなります。
主人が、それ、を、始めるようになったのは、私達夫婦が、この土地に、越してきてから、三ヵ月、ほど、経ってからです。
私は、この土地に越してきて、買い物は、近くの、商店街で、していました。
八百屋。魚屋。肉屋。果実店。米屋。豆腐屋、が、近くにあるのです。
私は、車を運転できませんから、買い物は、そこの、商店街で、していました。
初めの頃は、店の主人たちは、
「いやー。奥さん。きれいだなー」
「奥さんのような、絶世の美人が、買い物に、来てくれるので、生活にハリがでますよ」
「奥さんのような、美人を、見れるなんて、幸せです」
「奥さんは、私の女神さまです」
などと、言ってくれました。
私も、少し、恥ずかしく、照れくさくは、ありましたが、私も、嬉しかったのは、言うまでもありません。
「きれい」、と言われたり、「女神さま」、などと、言われて、嬉しくならない女は、いないでしょう。
だから、商店街での、買い物も、私にとっても、楽しみ、でした。
私は、ちょっと、というより、かなり、得意になっていました。
時には、
「奥さんの、ビキニ姿、見てみたいなー」
とか、
「奥さんは、悩まし過ぎる。私は、毎晩、奥さん、の色気に悩まされています」
などと、ふざけて、言う時もありました。
そんな時、私は、「ふふふ。ごめんなさい」、と、優越感を持って、返事しました。
美人に生まれついた女の優越感、とでも、申しましょうか。
その快感に浸っていました。
半年、くらいは、私は、買い物に行く度に、その、幸せな、心地よさ、を、感じていました。
私も、商店街の主人たちと、仲良くなりました。
しかしです。
半年くらい経ったある日、のことです。
主人は、私を、六畳の和室へ、連れて行きました。
そして、私を、後ろ手に縛り、その縄尻を、天井の梁に引っ掛けて、私を吊るしたのです。
服は、ブラウス、と、スカート、を着たままです。
私は、立ったまま、モジモジしていました。
「あなた。一体、何をするの?」
と、聞いても、答えてくれません。
主人は、携帯電話を、取り出して、誰かと、話しだしました。
複数の人のようです。
一体、誰と、何を話しているのか、私は、不安に、駆られました。
私は、縄尻を、梁にかけられているので、座ることが出来ず、たったままです。
しばしの時間が経ちました。
ドヤドヤ、と、家に、人が、やって来ました。
その人達、を、見て、私は、吃驚しました。
なぜなら、彼らは、いつも、買い物をしている、八百屋。魚屋。肉屋。果実店。米屋。豆腐屋、など、私を、崇拝している、商店の、主人たち、だったからです。
夫は、
「さあ。さっきも、電話で、言ったが、私の妻を、あなた達に、貸すから、オモチャにして、何でも、好きなことを、してくれ」
と、言いました。
私は、吃驚しました。
「そうですか。御主人。それは、どうも、有難うございます」
と、言って、店主たちは、私を、取り囲むように、座りました。
いつもは、私が、彼らの、崇拝の対象なのに、それが、今では、自由の利かない身を、彼らに、晒しているのです。
私は、彼らの、刺すような、目が、こわくなって、脚を、ピッチリ、閉じ合わせました。
「いやあ。奥さん。実に、きれいですなー」
一人が、言いました。
「奥さんの、清楚な姿を、こうして、まじまじ、と、見ることが、出来るとは、思ってもいませんでした」
別の一人が、言いました。
服を着ているとは、いえ、自由の利かない、身を、取り囲まれて、まじまじ、と、見られるのは、この上なく、こわいものです。
まるで、私は、彼らに、捕まえられた、ような、感覚になりました。
彼らは、しばし、私の、体の隅々、まで、見ているようでした。
しばしして。
「では。御主人が、何をしても、いいと、言ったので、お言葉に甘えて・・・」
そう言って、彼らは、私に、近づいてきました。
そして、彼らは、私の、太腿、を、触ったり、尻を撫でたり、髪を撫でたり、胸を
触ったりと、私の、体を、弄びだしました。
「あっ。嫌っ。やめて」
と、私は、思わず、叫びました。
しかし、彼らは、聞く耳を持ちません。
「いや。奥さん。御主人が、何をしても、いいと、言ったのですから・・・触らせてもらいますよ」
「いやー。私は、奥さんの、美しい体を、一度、触ってみたいと、思っていたんです。夢にまで、憧れていました。夢、かなったりですな」
「私もだ」
「私もだ」
そう言って、彼らは、私の体を、思うさま、触りまくりました。
「ああー。きれいな脚だー」
と、言って、私の太腿を、抱きしめて、頬ずりしたり、私の、尻を、スカートの上から、撫でたり、私の、胸を、ブラウスの上から、触ったりしました。
私は、後ろ手に縛られた、縄尻を、天井の梁に、吊るされているので、どうすることも、出来ません。
私は、服を着た状態で、彼らに、弄ばれました。
「では、そろそろ、服を、脱がしましょう」
一人が言い出しました。
「そうですな」
「賛成」
そう言って、彼らは、ブラウスのボタンを外していきました。
「や、やめてー」
私は、叫びましたが、彼らは、聞いてくれません。
そして、ブラウス、を、脱がせました。
彼らは、私から、ブラウスを抜きとりました。
ブラウスの下は、白い、ブラジャーです。
白いブラジャー、が、露わになりました。
そして、彼らは、私の履いている、スカート、も、降ろしていき、足から、抜きとりました。
私は、ブラジャー、と、パンティー、だけ、という、みじめな姿です。
私は、恥ずかしくて、消え入りたい気持ちでした。
「み、見ないで」
私は、思わず、言いました。
「いやー。奥さんの、下着姿、とっても美しいですな」
「ビキニ姿と同じだ」
「抜群のプロポーションだ」
「奥さんが、買い物に来る時、私は、いつも、今日は、奥さんは、どんな、パンティーを履いているのだろうか、と、気になって仕方がなかったんです。まさに、夢、かなったりですな」
「大きな、二つの、おっぱい、が、ブラジャーに、はちきれんばかりに、収まっていて、悩ましいですなー」
「大きな、お尻、も、ピッチリと、パンティー、に、収まっていますなー」
「パンティー、の前は、モッコリ、膨らんでいて、とても、セクシーですな」
店主たちは、口々に、下着姿の私を、品評しました。
私は、恥ずかしくて、太腿を、ピッチリ、閉じました。
しばし、店主たちは、私の、下着姿を、心ゆくまで、鑑賞していました。
「も、もう、我慢できん」
「わしもじゃ」
「わしもじゃ」
そう言って、店主たちは、ブラジャー、と、パンティー、だけの、下着姿の私に、近づいて、私の体を、触り始めました。
さっきは、服の上から、でしたが、今は、下着だけの体です。
太腿も、腹も、すべて、露出されています。
胸と腰に、ブラジャー、と、パンティー、という、極めて小さく、薄い、布が、女の性器を隠す目的のためだけに、貼りついているだけであって、それは、もう、裸と同じです。
店主たちは、裸同然の、私の体を、触り出しました。
店主たちは、私の、太腿に、しがみついて、頬ずりしたり、私の乳房を覆っている、薄い、ブラジャー、の上から、私の胸を、触ったりしました。
「ああ。温かい。柔らかい。おなごの肌は、何て、心地いい感触じゃ」
そう言いながら、店主たちは、私の柔肌を、心地ゆくまで、触りまくりました。
そして、パンティー、の上から、女の恥肉の、盛り上がり、を、つまんだり、パンティー、の縁から、中に、手を入れたり、胸に、ピッタリ、貼りついている、ブラジャー、の上から、私の、乳房を、揉んだり、ブラジャー、の上から、乳首を、コリコリ、させたりしました。
店主たちの、執拗な、愛撫に、私は、
「ああー。やめてー」
と、叫びました。
しかし、店主たちの、愛撫の心地よさに、私は、感じていました。
私の乳首は、興奮のため、尖り出し、私の、パンティー、は、快感のため、分泌された愛液、が、染み出していました。
「おお。京子さんは、感じているぞ。乳首も尖っているし、愛液も、染み出してきたぞ」
店主が言いました。
店主は、愛液が、染み出している、私の、パンティー、の、恥肉の、盛り上がり、の部分に、鼻先を、つけて、クンクンと、そこの、部分の、匂い、を、嗅ぎました。
「ああ。素晴らしい、いい匂いじゃ。若い女子の匂いじゃ」
そう、店主は、感嘆しました。
「ほう。どれどれ。わしにも、ぜひ、嗅がせてくれ」
店主たちは、そう言って、一人ずつ、順番に、私の、パンティー、の、染み、の部分に鼻先を当てて、匂いを嗅いぎました。
「ああ。女子の匂いじゃ。癒されるわ」
全員、嗅いだ後、店主たちは、心地よげに言いました。
私は、恥ずかしくて、消えて無くなりたい思いでした。
「じゃあ、下着姿も、たっぷり、見たことだし、今度は、いよいよ、京子さんの、全裸姿を、見せてもらおうか」
「おう。そうじゃ。そうじゃ」
「賛成」
と、言い出しました。
私は、真っ青になりました。
「やめてー」
私は叫びました。
しかし、私は、後ろ手に、縛られて、吊るされているので、抵抗することが、出来ません。
一人が、私に、近づいてきて、私の、ブラジャー、の、ホックを、外しました。
ブラジャー、が外れて、私の、二つの乳房が、プルンと、弾け出ました。
「おおっ。すごい」
皆、私の、視線が、私の、乳房に集まりました。
男は、次は、腰を屈めて、私の、パンティー、の、縁をつかみました。
そして、ゆっくりと、パンティー、を、下げていき、ついに、私の足から、パンティー、を、抜きとりました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
私は、パンティー、も、ブラジャー、も、剥ぎとられて、覆う物、何一つない、全裸になりました。
「おおっ。すごい。ムッチリとした、大きな尻じゃ」
「ムッチリ、閉じ合わさって、すごく、セクシーじゃな」
女は、乳房、と、マンコ、尻、の、三カ所は、どうしても、隠さなくてはなりません。
しかし、私は、後ろ手に、縛られているので、三カ所とも、隠すことが、出来ません。
その中でも、一番、恥ずかしい所は、言うまでもなく、まんこ、です。
私は、太腿を、ピッチリ、閉じ合わせました。
しかし、ああ、悲しいことに、私の、まんこ、の、割れ目は、見えてしまうのです。
というのは、夫が、私に、風呂に入った時には、恥毛、を、全部、剃るように、命じているからです。
なので、私の、まんこ、は、子供のように、無毛です。
なので、太腿を、ピッチリ、閉じ合わせても、まんこ、の割れ目が、見えてしまうのです。
「おおっ。京子さんの、まんこ、の、割れ目が、クッキリと見えるぞ」
「アソコの毛を剃っているからな」
「しかし、どうして、アソコの毛を剃っているんじゃろ?」
「それは、わしらに、アソコの割れ目を見せるため、じゃろ」
などと、言います。
「み、見ないで。お願いです。見ないで下さい」
私は、腰を、モジつかせながら、訴えました。
しかし、彼らは、私の、哀願など、聞いてくれません。
彼らの視線が、私の体の隅々まで、なめるように、這っている、かと思うと、私は、消え入りたい、と思うほど、でした。
私から、ブラジャー、と、パンティー、を、抜きとった男は、パンティー、のクロッチ部分に、鼻を当てて、匂いを嗅いでいました。
恥ずかしいことに、私は、さっき、さんざん、彼らに、弄ばれた時、私は、興奮してしまい、パンティー、には、私の、愛液、が、ベットリ、と、くっついて、いました。
彼は、私の、愛液、が、ベットリ、と、くっついている、パンティー、を、鼻に当て、
「ああ。いい匂いじゃ」
と、酩酊しています。
それを、見ていた、他の男たちは、
「わしにも嗅がせてくれ」
「わしにも嗅がせてくれ」
と、要求しました。
それで、私を、取り囲んでいる、男たちは、順番に、私のパンティー、を回していきました。
私の、パンティー、を、受け取った、男は、すぐに、私の、愛液、が、ベットリ、と、くっついている、パンティー、を、鼻に当て、
「ああ。いい匂いじゃ」
と、酩酊して言います。
彼らは、私の、裸の立ち姿を、涎を流しながら、食い入るように、見ていましたが、とうとう、一人が、
「ああー。もう、見るだけでは、我慢できん」
と言って、私の所に、駆け寄ってきて、私を、背後から、抱きしめました。
すると、
「わしもじゃ」
「わしもじゃ」
と言って、店主たちは、一斉に、私の所に、詰め寄ってきました。
そして、ある者が、私の背後から、私の、乳房を、揉んだり、乳首を、コリコリさせ出しました。
二人の男が、私の、右脚、と、左脚、を、つかんで、太腿に、さかんに、頬ずりし出しました。
ある者は、私の、まんこ、に、顔をつけんばかりに、私の正面に、ドッカと、座りました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
ある者は、私の尻に、頬ずり、しました。
彼は、何とか、私の、尻の割れ目を、広げようと、し出しました。
「やめてー」
私は叫びましたが、彼らは、聞いてくれません。
私は、お尻の肉に力を入れて、何とか、お尻の割れ目を、開かれないよう、お尻の割れ目を閉じていました。
まんこ、も、見られないよう、私は、太腿を、ピッチリ、閉じていました。
「まんこ、を、もっと見たいな」
私の前に、座っている男が言いました。
「尻の穴も、見てみたいな」
私の尻を、愛撫していた男が言いました。
私の、右脚を愛撫していた男、と、私の、左脚を愛撫していた男、が、顔を見合わせて、ニヤリ、と、笑いました。
二人は、私の、足首を、それぞれ、つかみました。
そして、「そーれ」、と、掛け声をかけて、左右に、思い切り、引っ張りだしました。
私は、「やめてー」、と、叫んで、必死で、足を広げられないよう、抵抗しました。
しかし、か弱い女の力では、力のある男二人に、足首をつかんで、引っ張られては、とても、太刀打ちできるものでは、ありません。
ピッチリ、閉じていた私の足は、大きく、左右に、引っ張られてしまいました。
もう、尻の穴、も、まんこ、も、股間の全てが、丸見えです。
「ああー。やめてー」
私は叫びましたが、どうする術もありません。
「おおっ。まんこ、の割れ目が、ハッキリと、見えたぞ」
そう言って、私の前に胡坐をかいていた男は、言いました。
「尻の穴も、ポッカリ、丸見えだ。キュッ、と窄まっているが・・・それが、かえって、可愛いが・・・」
私の尻を愛撫していた男、が、言いました。
そして、彼は、指先で、私の、開かれた、尻の割れ目、を、スー、と、なぞりました。
尻の割れ目、など、人に触られたことがないので、その刺激に、私は、発狂しそうでした。
「ああー。やめてー」
私は、叫びました。
しかし、男は、やめません。
それどころか、男は、何度も、私の、開かれた、尻の割れ目、を、スー、と、なぞり、そして、窄まった、尻の穴、を、広げようとしました。
「ひいー」
私は、悲鳴をあげました。
私の、背後から、私の、乳房を、揉んでいた男は、私の、乳房、や、乳首、の愛撫を執拗に続けています。
彼は、私の乳首を、コリコリさせています。
私の、乳首が尖りだしました。
「おお。京子さんは、感じているぞ」
男は、ことさら、大げさに、勝ち誇ったように、言いました。
口惜しいことですが、こうまで、何人もの、男に、よってたかって、性感帯を刺激されれば、口では、嫌、と言いながらも、女は、感じてしまいます。
女のかなしい性です。
私の前で、胡坐をかいて、私の性器を見ていた男も、
「おおっ。京子さんの、まんこ、の、割れ目、が、ハッキリと、丸見えになったぞ。閉じられているが、愛液が、ドロドロ出ているぞ」
と、言いました。
彼は、私の、まんこ、を、思うさま触り、そして、まんこ、の割れ目に、指を入れてきました。
「や、やめて。お願い」
私は、そう言いながらも、彼の愛撫に、感じてしまい、私の、アソコ、からは、粘っこい、愛液が、ドロドロと、出てきました。
「おお。京子さんの、まんこ、から、愛液が、どんどん、出てきたぞ」
そう言って、彼は、私の、まんこ、に、顔を近づけて、舌を出して、私の、まんこ、を、ベロベロと、舐めました。
彼は、私の、分泌した愛液を、全部、舐め、ゴクリと、飲み込みました。
「ああ。京子さんの、まんこ、を舐めてしまった。その上、愛液まで、飲んでしまった」
と、感慨深そうに言いました。
彼は、私が、感じていることを、知って、さかんに、私の、まんこ、に指を入れて、私の、膣を刺激しました。
彼は、私の、Gスポット、をさかんに、刺激しました。
「わしにも、京子さんの、まんこ、を、舐めさせてくれ」
そう言って、彼らは、代わる代わる、私の前に座り、私の、まんこ、を、舐めて、私の、愛液を、飲み込みました。
私は、乳首を、コリコリされ、尻の割れ目を、指でなぞられ、Gスポット、を、刺激され、私は、もう、どうとでもして、という、捨て鉢な気持ちになっていました。
そして、全裸を、見られ、弄ばれていることも、それに、抵抗するどころか、むしろ、その快感を、もっと、貪りたい、気持ちに、変わっていました。
「も、もう。どうとでも、好きなようにして」
私は、捨て鉢になって、そう言ってしまいました。
「おう。とうとう、京子さんが、わしらの、愛撫を、受け入れる気になったぞ」
「じゃあ、もっと、愛撫を激しくしろ」
と、彼らは、言いました。
私は、感じてしまい、だんだん、ハアハア、と、息が荒くなっていきました。
それは、彼らも同じでした。
彼らも、だんだんと、ハアハア、と、息が荒くなり出しました。
「も、もう。我慢できん」
そう言って、彼らは、ズボンのベルトを、緩め、ズボンを脱ぎ、そして、パンツも、脱ぎました。
彼らの、おちんちん、は、全員、ビンビンに、勃起していました。
彼らは、片手で、自分の、勃起した、おちんちん、を、しごきながら、片手で、私の、乳首、や、尻の穴、や、まんこ、を、刺激しだしました。
今までより、いっそう激しく。
私は、オルガズムの予兆を感じました。
「ああー。いっちゃいそう」
私は、見えも外聞も忘れて、言いました。
「わしらも、出そうじゃ」
「京子さん。一緒にいこう」
彼らは、ハアハア、と、息を荒くしながら、おちんちん、を、しごく、度合いを速めると、同時に、私に対する、責め、の度合いも、速めました。
「ああー。いくー」
私は、叫びました。
「ああー。出るー」
彼らも、叫びました。
彼らは、一斉に、射精しました。
溜まっていた精液が、放物線を描いて、大量に、放出されました。
それと、同時に、私も、オルガズム、のエクスタシーに、達しました。
「ああー。いくー」
私は叫びました。
私は、全身を、ガクガクさせていましたが、だんだんと、オルガズムの興奮が、おさまってまきした。
私は、ガックリと、脱力して、項垂れました。
男たちも、精液を出し切ると、
「はあ。気持ちよかった」
と、言って、私の体から、手を放しました。
「京子さん。今まで、立ちっぱなし、で、つらかったじゃろ」
そう言って、一人が、私を天井の梁に吊っていた、後ろ手の、縄の縄尻を、解いてくれました。
私は、後ろ手の縄の縄尻が解けて、ガックリと、畳の上に、倒れ伏しました。
オルガズムの後の、虚無感から、私は、何をする気力も出ませんでした。
ただただ、丸裸で、後ろ手に縛られたまま、畳の上に、突っ伏していました。
店主たちも、精液を出し切って、もう、これ以上、私に触ろうとは、しませんでした。
彼らは、ティッシュペーパー、で、射精した精液を拭き取りました。
そして、パンツ、を履いて、ズボンも、履きました。
「京子さん。今日は、どうも有難う」
「今日は、最高に、いい一日じゃった」
そう言って、彼らは、去って行きました。
・・・・・・・・
日が暮れてきました。
しかし、私は、今日の疲れから、何をする気力も出ず、また、後ろ手に縛られているので、服をきることも出来ず、グッタリと、畳の上に、寝ていました。
しばしして。
夫がやって来ました。
「京子。つらかっただろう。ゴメンな」
そう言って、夫は、蒸しタオル、で、私の、汗だくの体をふいてくれました。
そして、私の足に、パンティー、を、くぐらせて、引き上げ、パンティー、を履かせ、そして、ブラジャー、も、つけてくれました。
そして、後ろ手の縄、を、解いてくれました。
しかし、手が自由になっても、私は、何もする気がしませんでした。
夫は、私に、スカート、を、履かせ、ブラウス、を、着せてくれました。
これで、私は、元の姿に戻りました。
「京子。つらかっただろう。ゴメンな」
そう言って、夫は、私を抱きしめてくれました。
私は、「うわーん」、と、泣き出しました。
あんな、ひどい事をしておいて、その後に、夫は、優しく私を、抱きしめてくれるのです。
「あなた。どうして、あんな、ひどい事をするの?」
と、私が聞くと、夫は、
「それは、お前を愛しているからさ」
と言うのです。
夫の口調には、ウソは感じられません。
私は、夫の精神構造が、全く理解できませんでした。
しかし、夫が、私を、愛してくれている、ことは、夫の優しい口調、や、態度、から、ウソを言っているとは、全く思えません。
私は、わけがわからなくなりました。
「あなた。もう、私。恥ずかしくて、商店街に、買い物には行けないわ」
と、私が言うと、夫は、
「ごめんな。本当にごめんな」
と、謝ります。
謝るくらいなら、どうして、あんな事を、夫は、するのでしょう?
私には、まったく、わかりません。
私は、今後、二度と、あの商店街には行くまいと、心の中で誓いました。
そして、その夜は、寝ました。
夫と別の部屋で。
以前にも、言いましたが、結婚してから、私は、夫と一緒に寝ることを、夫が許してくれないのです。
その日の夜中のことです。
私は、なかなか、寝つけなかったので、夫の寝室に、そっと、行ってみました。
私は、そー、と、夫の寝室の戸を開けてみました。
私は、驚きました。
なぜなら、夫が、今日、私が、商店街の店主たちに、弄ばれた、ビデオを観ながら、オナニーしていたからです。
夫は、「ああ。京子。愛している」、と言いながら、おちんちん、を、しごいていました。
そして、ビデオを観ながら、だんだん、ハアハア、と、興奮していき、とうとう、
「ああー。出るー」
と、言って射精しました。
私は、夫に気づかれないよう、急いで、その場を離れました。
私は、自分の部屋に戻って、ベッドに潜り込みました。
そして、考えました。
一体、これは、どういう事でしょう?
私には、さっぱり、理解できません。
私を、愛してくれているのなら、なぜ、私を抱いてくれないのでしょうか?
翌日になりました。
「じゃあ、京子。行ってくる」
と、言って、主人は、家を出て、会社に向かいました。
「いってらっしゃい。あなた」
と、私は、月並みな、挨拶で、主人を見送りました。
私は、昨日の、恥ずかしい事から、とても、一番近くの、商店街には、行く気には、なれませんでした。
なので、私は、バスに乗って、少し、離れた所にある、スーパーで、買い物をしました。
・・・・・・・・
そんなことで、2週間ほどが、経ちました。
ある日の夕方のことです。
主人が、夕食を食べながら、言いました。
「京子。お前、この頃、バスで、遠くのスーパーに、行って、買い物、をしているんだな」
と、主人が、言いました。
「え、ええ」
私は、答えました。
「どうして、知っているのですか?」
私が、主人に聞きました。
「そりゃー。仕事の帰りがけに、商店街に、立ち寄ったら、この頃、奥さんが、買い物に、来ないのですが、何か、体の具合でも、悪いのですか?と、聞かれたからだ」
と夫は、言いました。
「商店街の店主たちは、お前のことを、気にしていたぞ。あそこの商店街は、産地直送だから、美味いんだ。これから、買い物、をする時は、あの商店街でしろ」
と、主人は、言いました。
「え、ええ」
私は、仕方なく、頷きました。
翌日。
「じゃあ、京子。行ってくる。今日は、ちゃんと、商店街で買い物するんだぞ」
と、念を押して、主人は、家を出て、会社に向かいました。
「は、はい。いってらっしゃい。あなた」
と、私は、月並みな、挨拶で、主人を見送りました。
私は、家の掃除をして、昼ご飯を食べました。
私は、商店街には、どうしても、行きたくありませんでした。
しかし、夫の命令には、さからえません。
私は、大きな、買い物籠を持って、家を出ました。
商店街が、見えてきました。
私は、足が、ガクガク、震え出しました。
商店街の店主たちが、集まって、何か話しているのが、見えました。
私は、やっぱり、どうしても、あの人たちに、会うのが、こわくて、足が竦んでしまいました。
すると、ボソボソ、と、何か、集まって、話していた、商店街の店主たちが、私に気づきました。
一人が、気づくと、皆が、私の方を見ました。
ニヤニヤ、笑っています。
「ここに住んでいる以上、あの商店街を避けて、生きていくことは出来ない」
ということ、は、事実なのです。
私は、おそるおそる、彼らの所に行きました。
「やあ。奥さん。お久しぶり」
と、一人が、ニヤニヤ笑いながら、挨拶してきました。
彼らは、わっ、と、私を取り囲みました。
「ふふふ。あいかわらず、綺麗ですなー」
「ブラウスの下に、ブラジャー、の肩紐が、透けて見えますよ」
などと、言います。
私は、薄い、ブラウス、は、着たくなかったのですが、今は、夏、真っ盛りです。
厚手の服など、着れません。
私は、薄いブラウス、と、短いスカート、という、薄着です。
夫が、私に、膝上の、タイトスカート、を、履くように、命じるので、私は、恥ずかしいのですが、仕方なく、履いているのです。
「ふふふ。奥さん。タイトスカート、が、お尻に、ピッチリ、貼りついて、パンティーラインが、見えますよ。とても、セクシーですよ」
「今日は、どんな、パンティー、を履いているんだろうな?」
などと、言います。
「あ、あの。私。買い物に来たんです」
と、私が言うと、店主たちは、
「まあ。いいじゃないですか。奥さん。もう、奥さん、とは、他人じゃないんですから」
「奥さんの、パンティー、の中まで、見て、奥さんの、まんこ、を舐めた仲じゃないですか」
などと、ニヤニヤ笑って言います。
「どうです。よかったら、家に上がって、お茶でも、飲んでいきませんか?」
と、店主たちは、言います。
「い、いえ。私は、買い物に来たのです。どうか、品物を売って下さい」
と、半泣きになって、訴えました。
「そうですか。それは、残念ですな。では、お売りしましょう。何を買いに来られたんですか?」
などと、言います。
客が、買い物に、来たのに、それを、(残念だな)、などと言う、店主が、この世にいるでしょうか?
ともかく、私は、店に入って、必要な、食材を、とって、
「これを、下さい」
と、言いました。すると、店主たちは、
「毎度、毎度。ありがとうございます」
と、丁寧に言いました。
私が、商品の代金を、払おうと、財布から、お札を出すと、店主たちは、
「いやあ。奥さん。お金なんて、いりませんよ」
と、言います。
私は、仕方なく、お金を払わずに、必要な、食材を、買って、家にもどってきました。
そして、夕食の支度をしました。
やがて、主人が、帰ってきました。
「ただいま」
「おかえりなさい。あなた」
主人は、風呂に入った後、私と、夕食の食卓につきました。
「あなた。今日、商店街に行きました。店主たちは、私に、なれなれしい態度で、私を、いやらしい目つきで、見て、いやらしい言葉をかけてきました。私は、恥ずかしくて、仕方がありませんでした」
と、私は、言いました。
「そうか。それは、気の毒だったな」
夫が、言いました。
「私、もう、あの商店街には、行きません」
私は、キッパリと、言いました。
「じゃあ、それでも、いいよ」
と、夫は言いました。
私は、それからは、もう、あの商店街に、買い物に行くことを、やめました。
バスに乗って、少し、遠い、スーパーで、買い物をするように、なりました。
・・・・・・・
2週間、ほど、経った、ある日の事です。
「今週の土曜日、たくさんの、お客が来て、宴会をするから、豪華な料理を作ってくれ」
と、主人が言いました。
「はい。わかりました」
と、私は、言いました。
・・・・・・・・
土曜日になりました。
私は、手に寄りをかけて、豪華な料理をつくりました。
昼頃になりました。
ドヤドヤ、と、人がやって来ました。
今日の宴会の人達、だろうと、思いました。
私は、「いらっしやいませ」、と言って、料理を持って、客間に、行きました。
私は、びっくりしました。
あやうく、持っていた料理を、落としてしまいそうになるところでした。
なぜなら、客人たちは、商店街の店主たち、だったからです。
私は、頭が混乱しました。
私は、客とは、夫の会社の、関係者だろうと、思っていたからです。
商店街の店主たちは、ニヤニヤ、笑って、
「やあ。奥さん。お久しぶり」
「あいかわらず、お綺麗ですな」
などと、いやらしい目つき、で、私を見ます。
私は、彼らには、もう会いたくない、と思っていたのですが、宴会の客人として、来た以上、仕方ありません。
誰であろうと、客は、もてなさなければなりません。
私は、彼らに、手に寄りをかけて、つくった料理を、配りました。
「いやー。奥さんの料理は、素晴らしいな」
と、彼らは、言います。
私は、当然、彼らに、酒も出しました。
彼らは、「旨い。旨い」、と言いながら、料理を食べました。
「奥さん。お酌をしてくれませんか?」
彼らが、言いました。
客人を、もてなすためには、断るわけには、いきません。
私は、商店街の主人たちの持っている、盃に、酌をして、彼らの持っている、盃に、酒を注いで回りました。
「いやあ。奥さん。どうも、ありがとう」
そう言って、彼らは、美味そうに、酒を飲みました。
「奥さん。もう一杯、お願いします」
商店街の主人たちが、言う度に、私は、彼らに、「どうぞ」、と言って、酌をして回りました。
私は、客人を、もてなす接待ですから、そっけない態度はとれません。
笑顔で、彼らに、「どうぞ」、と、もてなしました。
彼らは、料理を食べ終わって、酒を飲んで、心地よい顔つきで、私を見ています。
「いやあ。奥さんの、料理は天下一品だ」
「奥さんのような、奇麗な人に、もてなされながら、食べると、なおさら、美味い」
などと、言います。
「奥さん。もう一杯、注いで下さい」
一人が言いました。
私は、彼の盃に、酒を注ごうとしました。
すると、彼は、私の、手を、ガッシリと、つかみました。
「な、何をするんですか?」
私は、焦りました。
しかし、彼は、手を放しません。
「いいじゃないですか。奥さん。私たちは、奥さん、とは、他人の関係ではないんですから」
「奥さん。恋しい奥さん、が、店に来てくれないものだから、奥さんの柔肌が恋しくて、もう、我慢が出来ないんです」
「わしもじゃ」
そう言って、店主たちは、わっ、と、私に、襲いかかりました。
彼らは、私の手足を、ガッシリ、つかんで、私の服を脱がしに、かかりました。
「や、やめて下さい」
そう言っても、彼らは、聞く耳を持ちません。
「奥さんに、何をしてもいいと、御主人も許可してくれているんですよ」
一人が言いました。
「や、やめて下さい」
私は、必死に抵抗しました。
しかし、4人の男に、手足を、押さえつけられているので、か弱い女の力では、かなうわけがありません。
商店街の店主たちは、ハアハア、と、息を荒くしながら、手足を、つかまれている私に襲いかかりました。
私は、薄いブラウスに、スカート、を履いています。
男たちは、私のスカート、を、ペロリ、と、めくりました。
私の、履いていた、白いパンティー、が、顕わになりました。
「おお。京子さんの、パンティー、じゃ」
「何日ぶりに、見ることだろう」
「わしは、京子さんの、このセクシーな、パンティー、が、前回、見た時から、目に焼きついてしまって、毎日、オナニーしていたんじゃ」
「わしもじゃ」
「わしは、前回の一回だけで、もう、永遠に、見れんのではないかと、心配で、夜も眠れなかったんじゃ。それを、また、拝めるなんて。夢、かなったり、じゃ。もう、わしは、死んでもいいくらいじゃ。」
そう言って、彼らは、私の、白いパンティー、を、ゴクリと生唾を飲み込みながら、まじまじ、と、見つめました。
そして、パンティー、の上から、私の、恥肉を、触ったり、つまんだりして、
「おお。柔らかくて、最高の感触じゃ」
と、満足そうに言いました。
そして、私の、恥肉を、おさめている、パンティー、の、盛り上がり、の、部分に、鼻先をつけて、クンクンと、鼻をヒクつかせ、
「ああ。いい匂いじゃ」
と、陶酔したように、言います。
「よし。じゃあ、ブラウスも、脱がそう」
そう言って、店主たちは、私のブラウスのボタンを外していきました。
そして、私から、ブラウス、を、抜き取ってしまいました。
そして、スカートも、私から、外してしまいました。
私は、白い、ブラジャー、と、白い、パンティー、だけ、という姿にされてしまいました。
そして、彼らは、私の両腕を背中に、回し、手首を重ね合わせて、後ろ手に縛りました。
こうされると、もう、手の自由がなくなって、抵抗できなくなります。
「ああ。この前と同じ、素晴らしい、下着姿じゃ」
「たわわに実った、二つの大きな果実が、ピッチリと、袋におさまっているようじゃの」
男たちの視線が、私の、胸に集まっていると、思うと、私は、恥ずかしくなりました。
普段は、飢えた野良犬たちに、見せつけるようにしている、自慢の胸ですが、こうして、見世物に、されてしまうと、屈辱感しか、起こりません。
彼らは、しばし、私の、下着姿を、心ゆくまで、鑑賞していました。
「それじゃあ、そろそろ、奥さんの、乳房を見せてもらおう」
そう言って、一人が、私の、ブラジャー、の、フロントホック、を、外しました。
そして、ブラジャー、を、私の胸から、外して、抜きとってしまいました。
「ふふふ。丸い、ふっくらした、お椀のような、小高い山の上に、円筒形の、乳首が、恥ずかしそうに、立っているな」
「平均的な女より、かなり大きいじゃろ」
「乳首が大きな女は、淫乱なんじゃよ」
「コリコリさせれば、もっと、大きくなるじゃろ」
商店街の店主たちは、勝手なことを言いあっています。
「じゃあ、実際に、コリコリさせて、もっと、大きくしよう」
一人の男が、私の背後に回って、私の胸に触れました。
そして、私の胸を、念入りに、揉んで、時々、乳首をつかんで、コリコリさせました。
「あっ。いやっ。やめて」
私は、髪を振り乱して、抵抗しましたが、手を、背中で、後ろ手に縛られているので、抵抗しようがありません。
男の愛撫は、巧み、で、執拗でした。
私は、男に、乳首を、弄ばれて、意に反して、だんだん、興奮していきました。
ハアハア、と、私は、息が荒くなりました。
「おお。京子さんの、乳首が大きくなったぞ」
「感じているんじゃろ」
商店街の店主たち、は、勝ち誇ったように、言いました。
「じゃあ、パンティー、も、抜きとって、丸裸にしよう」
そう言って、男たちは、「い、いやっ。やめて」、と、叫ぶ私から、パンティー、を、抜きとってしまいました。
後ろ手に縛られているので、抵抗しようがありません。
これで、私は、覆う物、何一つない、丸裸にされてしまいました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
私は、腿をピッチリ閉じ合わせて、この屈辱に、必死に耐えました。
それでも、悪魔どもは、私の、股を開こうとします。
私は、何とか、性器だけは、商店街の店主たちに、触られないようにと、腿をピッチリと、閉じていました。
彼らは、私の、両足首を、つかんで、股を開こうとしました。
私は、何としてでも、最後の牙城は、守ろうと、腿に力を入れて、腿をピッチリ、閉じていました。
必死の抵抗は、強く、彼らは、なかなか、私の股間を開くことが出来ませんでした。
「困ったな」
「おい。いい方法があるぞ」
一人が言いました。
「どんな方法だ?」
聞かれて、男は、私に聞こえないように、聞いた男に、耳打ちしました。
「なるほどな。それは、いい手だ」
男は、納得して、ニヤリと、笑いました。
私は、どんなことがあろうと、股間の開帳だけは、させまい、と、思っていました。
すると、男は、縄を持ってきて、私の、右足の足首をつかんで、私の、足首を縄で縛りました。
そして、その縄を、天井の梁に、ひっかけました。
二人の男が、その縄を、つかんで、「そーれ」、と、掛け声をかけて、縄を、グイグイと、引っ張りました。
このように、足首を縄で縛られて、しかも、男二人がかりで、引っ張られてしまっては、とても、その力には、かないません。
「ああー。何てことをするの。やめてー」
私は、叫びました。
しかし、彼らは、聞く耳をもちません。
私の、哀願など、せせら笑って、縄をグイグイ、と、引っ張って、いきました。
足が、引っ張られるのに、つれて、私は、コロンと、畳の上に、倒れました。
私の足首に縛られた縄は、どんどん、天井へ向かって、引っ張られていきました。
そして、ついに、足が、一直線に、ピンと伸びてしまいました。
彼らは、してやったり、と、いった様子で、縄尻を、部屋の中にある、取っ手、に、カッチリ、と結びつけました
私の、股間は、大きく開かれて、もう、隠しようがありません。
性器が、さらけ出され、尻の割れ目、も、パックリと、開かれて、尻の穴、も、丸見えになってしまいました。
「うわー。奥さんの、まんこ、だ。なつかしい」
「わしゃー、奥さんの、まんこ、を、見れるのは、前回の時、だけだと思っていたんじゃ。あまりにも、刺激的すぎて、わしは、毎日、奥さんの、まんこ、を、思い出して、オナニーしていたんじゃ。こうして、また、奥さんの、まんこ、を、見れるなんて、夢のようじゃ」
「奥さん、の、まんこ、は、美しいのー。どんなに、股間を広げても、大陰唇が、ピッタリ、と、閉じ合わさって、中身は、見えんからの。大陰唇が、広がってしまって、小陰唇、や、膣前庭、が、見えてしまう、まんこ、は、醜いが、奥さんの、まんこ、は、ほんに、閉まりがいいわ」
「尻の穴、も、窄まって、可愛いわ」
「いや。そう、局所だけを見てはいかん。(美)、は、全体として、鑑賞すべきものなんじゃよ。奥さんの、美しい顔、長い、きれいな黒髪、華奢な肩、や、腕、くびれた、ウェスト、そこから、急に、大きくなっている尻の肉、それに続く、しなやかな太腿、それらの、全体が、(美)、なんじゃよ」
「いや、局所の美、というものは、確かにある。乳房、や、尻、や、まんこ、じゃ。そこへ目が行くのは、仕方がない。しかし、局所の美、は、あくまで、肉体、全体との関係でこそ、美しいんじゃよ」
「この、この世離れした、美しさ、を、とくと見て、脳裏に焼きつけておこう」
などと、悪魔たちは、勝手なことを、言います。
商店街の店主たちは、丸裸で、後ろ手に縛られて、片足を吊られて、畳の上に、寝ている私の裸を、まざまざと、見つめます。
彼らの視線が、私の乳首に、集まっていると思うと、私の乳首は、勃起してしまいました。
彼らの、視線が、私の、尻の穴、に集まっていると思うと、私の、尻の穴、は、恥ずかしさのため、キュッ、と、窄みます。
彼らの視線が、私の、アソコ、に、集まっていると思うと、アソコ、が、熱くなってきます。
その度に、彼らは、
「おお。京子さんの、乳首が、勃起し出したぞ」
とか、
「おお。京子さんの、尻の穴、が、ヒクヒク、窄まっているぞ」
とか、
「おお。京子さんの、アソコ、から、愛液が、出始めたぞ」
とか、
「わしらに見られて興奮しとるんじゃろ」
などと、感動したように言います。
裸の体を見られることも、恥ずかしいことですが、心を見られることも、恥ずかしいものです。
「よし。見ているだけではなく、もっと、気持ち良くさせてやろう」
と言って、彼らは、私に近づいて、私の、体を触り出しました。
私の、吊るされていない、左足を、一人が、つかんで、
「おお。見事に、形のいい、足じゃ」
と言って、私の、足指、を、一本、一本、ペロペロと舐めます。
一人は、私の、乳房に触れてきました。
「おお。ふくよかな、形のいい、乳房じゃ」
と、言って、私の、乳房を揉んだり、乳首を、コリコリさせたりします。
私は、寄ってたかって、多くの男に、弄ばれていると思うと、そして、性感帯を刺激されると、これは女のかなしい性なのですが、感じてきてしまうのです。
私は、ハアハア、と、喘ぎ出しました。
私の乳首は勃起し始めました。
アソコ、からは、粘稠な愛液が、出始めました。
すると、彼らは、感動したように、
「おお。京子さんの、アソコ、から、愛液が、出始めたぞ」
「京子さんは、今、興奮しているんじゃよ」
「京子さんを、もっと気持ちよくさせてやろう」
そう言って、悪魔どもは、私の体に対する玩弄を、一層、激しくしていきました。
ある者が、私の、お尻の割れ目を、スー、と、なぞりました。
「ひいー」
私は、やりきれない、感触に、悲鳴をあげました。
「ふふ。京子さんは、尻の割れ目、が、性感帯なんじゃな」
と、言います。
そんなことは、誰だって、当然のことです。
触られたことのない、尻の割れ目、を、触れられれば、誰にだって、激しい刺激が起こります。
私を愛撫していた、彼らも、だんだん、興奮してきました。
「京子さんを、愛撫しているうちに、興奮してきてしまったぞな」
「わしもじゃ。わしの、チンポ、は、ビンビンに勃起している」
「もう、我慢できん」
そう言って、彼らは、ズボンを脱ぎ、パンツを脱ぎました。
彼らの、おちんちん、は、天狗の鼻のように、激しく勃起して、そそり立っていました。
彼らは、片手で、自分の、おちんちん、を、しごきながら、私の、まんこ、に、顔を近づけて、
「ああ。京子さんの、まんこ、を、舐められるなんて、何て幸せなことじゃ」
と言いながら、私の、まんこ、を、ベロベロ、舐めました。
そして、舌で、愛液を舐めて掬いとりました。
そして、私の、尻の割れ目、や、尻の穴、も、舐めました。
彼らは、私の大陰唇に、舌を入れて、なめました。
それを、一人ずつ、順番にやっていきました。
いくら、愛液を、舐められても、愛液は、あとからあとから、分泌されてきます。
順番を待っている人は、私の、乳首を、コリコリさせたり、私の、尻の穴、を舐めたり、私の、足の指を、ハアハアと、興奮しながら、舐めたりしています。
ついに、私は、オルガズムの予兆を感じ取りました。
「ああー。いくー」
私は、叫びました。
彼らも、
「ああー。出るー」
と、言って、溜まりに溜まっていた、精液を射精しました。
彼らの、亀頭から出た、精液は、勢いよく、放物線を描きました。
男たちは、精液を出し切ると、
「はあ。気持ちよかった」
と、言って、私の体から、手を放しました。
「京子さん。今まで、片足を吊られっぱなし、で、つらかったじゃろ」
そう言って、一人が、私を天井の梁に吊っていた、縄を、解いてくれました。
私の、右足の吊り、が、解けました。
しかし、私は、後ろ手に縛られています。
私は、オルガズムの後の、虚無感から、何をする気力も出ませんでした。
ただただ、丸裸で、後ろ手に縛られたまま、畳の上に、突っ伏していました。
店主たちも、精液を出し切って、もう、これ以上、私に触ろうとは、しませんでした。
彼らは、ティッシュペーパー、で、射精した精液を拭き取りました。
そして、パンツ、を履いて、ズボンも、履きました。
「京子さん。今日は、どうも有難う」
「今日は、最高に、いい一日じゃった」
そう言って、彼らは、去って行きました。
・・・・・・・・・・・
日が暮れてきました。
しかし、私は、今日の疲れから、何をする気力も出ず、また、後ろ手に縛られているので、服をきることも出来ず、グッタリと、畳の上に、寝ていました。
しばしして。
夫がやって来ました。
「京子。つらかっただろう。ゴメンな」
そう言って、夫は、蒸しタオル、で、私の、汗だくの体をふいてくれました。
そして、私の足に、パンティー、を、くぐらせて、引き上げ、パンティー、を履かせ、ブラジャー、も、つけてくれました。
そして、後ろ手の縄、を、解いてくれました。
しかし、手が自由になっても、私は、何もする気がしませんでした。
夫は、私に、スカート、を、履かせ、ブラウス、を、着せてくれました。
これで、私は、元の姿に戻りました。
「京子。つらかっただろう。ゴメンな」
そう言って、私を優しく抱きしめてくれました。
私は、「うわーん」、と、泣き出しました。
あんな、ひどい事をしておいて、夫は、優しく私を、抱きしめてくれるのです。
「あなた。どうして、あんな、ひどい事をするの?」
と、私が聞くと、夫は、
「それは、お前を愛しているからさ」
と言うのです。
夫の口調には、ウソは感じられません。
私は、夫の精神構造が、全く理解できません。
しかし、夫が、私を、愛してくれている、ことは、夫の優しい口調、や、態度、から、ウソとは、全く思えません。
私は、わけがわからなくなりました。
「あなた。もう、こんなことは、やめて」
私は、訴えるように、言いました。
すると、夫は、以外にも、
「わかった。わかった。もう、こんなこと、は、しないよ」
と言いました。
「本当ね。本当ね?」
と、私は、食いつくように、聞きました。
「ああ。しないよ」
と、夫は、言いました。
その日の夜中のことです。
私は、なかなか、寝つけなかったので、夫の寝室に、そっと、行ってみました。
私は、そー、と、夫の寝室の戸を開けてみました。
すると、夫は、前回の時と同じように、今日、私が、商店街の店主たちに、嬲られた、ビデオ、を、見ながら、
「ああ。京子。愛している」、と言いながら、おちんちん、を、しごいていました。
私は、夫の精神構造が、全く理解できませんでした。
愛してくれているのなら、どうして、私を抱いてくれないのでしょうか?
どうして、同じベッドで、寝ないで、別々の部屋で寝るのでしょうか?
私には、全く理解できません。
・・・・・・・・
その日から、私は、商店街で、買い物をするのを、やめました。
商店街に買い物に行けば、店主たちに、セクハラめいたことを、言われるのは、明らかです。
私には、それが耐えられませんでした。
「あなた。私。もう、あの商店街には、行きません」
と、私が言うと、夫は、
「うん。いいよ」
と、言ってくれました。
それで、少し、遠くでも、バスに乗って、隣町に行って、買い物をするように、なりました。
商店街に買い物に行けば、店主たちに、セクハラめいたことを、言われるのは、明らかです。
私には、それが耐えられませんでした。
私は、もう、あの商店街の、悪魔の店主たちの顔を見るのも、嫌でした。
・・・・・・・
2週間ほど、経った、ある日曜日のことです。
その日は、夫と、二人で、昼近くに、トースト、と、ゆで卵、と、紅茶、の、軽い朝食をしました。
庭で、小鳥のさえずり、が、聞こえます。
夫も、くつろいでいます。
「ああ。これが、幸せな夫婦生活なんだわ」
と、私は、ささやかな、幸福を感じていました。
しかし、食事をした後、なぜか、眠気が襲ってきました。
昨日は、十分に、寝ているのに、変だな、と思いました。
「眠いなら、寝た方がいい」
と夫は、言いました。
夫は、私を、和室に、連れて行きました。
私は、和室で、横になりました。
眠気が、だんだん、強くなってきて、私の意識は、だんだん、薄れていきました。
・・・・・・
何時間、経ったことでしょう。
ガヤガヤ、と、人の話し声で、私は、覚醒しました。
私は、発狂しそうなほど、驚きました。
なぜなら、私は、丸裸で、仰向けに、寝かされていたからです。
商店街の店主たち、が、私を取り囲むように、座っています。
「ほら。見てごらん。奥さんの体だよ」
一人が、そう言って、が、私の首を持ち上げ、手鏡で、私の体を見せました。
私は、吃驚しました。
なぜなら、私の裸の体の上には、マグロの刺身、が、いっぱい、並べられていたからです。
特に、二つの乳房の上には、乳首を、中心として、乳房を飾りつけるように、放射状に、隙なく並べられています。
マグロの刺身によるビキニの様にも見えます。
それは、いやらしい、と同時に、敷きつめられたマグロが、私の、乳房を隠す役割り、も、一見すると、しているように、見えます。
あそこ、も、▽状に、びっしりと、マグロ、が、隙なく、並べられています。
そのため、恥ずかしい、秘部の割れ目は、見えません。
あたかも、並べられた、マグロが、ブラジャー、と、パンティー、の役割、をしているようにも見えます。
これは、噂に聞く、女体盛り、です。
「いやー。やめてー」
私は、叫びました。
私は、縛られてはいなく、手は、体に、ピッタリと、くっついています。
マグロは、私の、太腿、や、腕の、上にも、並べられています。
「奥さん。動いちゃいけないよ。こんな、きれいで、見事な、女体盛り、は、芸術なんだから」
と、一人が、言いました。
確かに、私は、縛られていないので、動こうと思えば、動くことが出来ました。
しかし、私は、動くことが、出来ませんでした。
逃げようとしても、多勢に無勢です。
すぐに、商店街の店主たち、に、取り押さえられてしまうのは、わかりきっています。
その上、私は、何事でも、丁寧に作られた物を、壊すのが、嫌いです。
私は、もう、彼らに、玩弄されることを、覚悟しました。
横を、見ると、部屋の隅に、私の、着ていた、ブラウス、や、スカート、や、ブラジャー、や、パンティー、が、無造作に、散らかっています。
私が寝ている間に、商店街の店主たち、が、脱がせたのでしょう。
寝ている私を、商店街の店主たち、が、ニヤニヤ、笑いながら、脱がせていく、様子を想像すると、たまらなく、恥ずかしくなります。
「では、京子さんの、女体盛り、を、初めましょう」
一人が、言いました。
彼らは、私の、窪んだ、へそ、に、醤油を、注ぎました。
そして、私の体に乗っている、マグロを、箸で、つまんでは、へそ、に、溜まっている、醤油をつけては、食べ出しました。
「いやー。旨い。旨い」
「京子さんの、体液が、しみ込んでいて、この上なく、美味い」
などと、悪魔たちは、勝手なことを、言います。
私の、体の横には、大量の、マグロ、が、乗った、大皿が、置かれています。
彼らは、私の、乳房の上に乗っている、マグロを、一枚、とると、一人が、サッ、と、その隙を、埋めるように、大皿に乗っているマグロ、を、そこに、補充するように、乗せます。
なので、彼らが、マグロ、をとって食べても、女体盛り、は、崩れることなく、完成した状態のままです。
彼らは、時々、私の、乳首を、
「おお。可愛い。これも食べてしまいたいわ」
と言って、箸で、クイクイッ、っと、つまみます。
そして、彼らは、私の、股間に、▽状に、並んでいる、マグロ、も、箸で、つまんで食べました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、アソコ、は、ツルツルです。
しかし、股間の、マグロ、は、へそ、の醤油は、つけません。
彼らは、股間の、マグロ、を、とると、私の、閉じられた、アソコ、に、なすりつけて、食べます。
「ああ。京子さんの、女の味の、ついた、マグロ、は、最高の美味じゃ」
と、彼らは、言います。
私は、黙って、女体盛り、に、されるのを、耐えるしかありませんでした。
しかし、彼らに、弄ばれているうちに、だんだん、私も、興奮してきました。
乳首を、悪戯っぽく、箸で、つままれるうちに、私の乳首は、勃起してきました。
アソコ、からは、愛液が出始めました。
彼らは、ことさら、大発見したかのように、
「おお。京子さんの、乳首が、尖ってきたぞ」
とか、
「おお。京子さんの、アソコ、から、愛液が出始めたぞ」
とか、
「京子さんは、女体盛り、を、されて、興奮しているんじゃ」
などと、言います。
彼らは、マグロ、を、とっては、愛液の出ている、私の、アソコ、に、マグロ、を、さかんに、なすりつけて、は、食べます
「おお。京子さんの、愛液の、味つけの、マグロ、は、最高の美味じゃ」
と、彼らは、いいます。
口惜しいことですが、私は、興奮してしまい、愛液は、尽きることなく、どんどん、出続けてしまいました。
私の、横に、置いてあった、補充用の、マグロ、の大皿の、刺身、を、彼らは、全部、私の体の上に載せて、食べました。
その後は、私の体の上に乗っている、マグロ、を、食べていきました。
もう、補充用の、マグロ、は無いので、私の乳房、や、アソコ、が、露出していきました。
そして、とうとう、彼らは、私の、体の上に乗っている、マグロ、を、全部、食べてしまいました。
そのため、私は、全裸になりました。
女体盛り、に、されたのは、屈辱ですが、マグロ、は、私の、恥ずかしい所を隠す役割も、はたしていました。
しかし、マグロ、を、全部、食べられて、私は、丸裸です。
私は、もう、乳房、や、アソコ、の割れ目、を、隠そうとする、意欲もありませんでした。
もう、すべて、見られてしまったのですから。
私は、仰向けに寝たまま、黙っていました。
商店街の店主たち、は、
「あー。美味かった」
「京子さんの、女体盛り、は、最高じゃった」
などと、言って、立ち上がって、ゾロゾロと、帰って行きました。
・・・・・・・・・
私が、虚無感で、黙っていると、夫が、やってきました。
夫は、暖かい、濡れタオルで、私の体を、ふいてくれました。
私は、わっ、と、泣き出して、夫に、しがみつきました。
「あなた。ひどいわ」
私は、夫に、訴えるように、言いました。
「ごめん。ごめん」
夫は、謝りましたが、軽い悪戯をした子供が、謝るような、感じです。
夫が、私に出した、紅茶には、睡眠薬が入っていたのでしょう。
もう、私は、夫に出された、飲み物は、これからは、安易に、飲まないように、しようと思いました。
・・・・・・・・・・
私は、この町に越してきてから、近くにある××高校、と、関わるようになりました。
××高校の野球部は、甲子園出場の常連校で、私は、街に出る時、グラウンドで、元気に、練習している、野球部の部員たちを、見るのが、好きでした。
「ああ。彼らは、純粋で、青春、真っただ中、なんだわ」
と、私は、思いました。
私は、よく、練習している、彼らに、「がんばってね」、と、応援することもありました。
すると、彼らは、私に目を向けて、手を振ったり、ニコッ、と、笑うことが、よく、ありました。
なかには、「応援。ありがとうございます。がんばります」、と、返事してくれることも、ありました。
私は、何としてでも、彼らに、甲子園に出て、優勝して欲しいと思いました。
それで、時々、おにぎり、を、たくさん、作っておいて、朝、練習前の、彼らに、届けるように、なりました。
初めは、ちょっと、恥ずかしくて、躊躇していましたが、ある時、勇気を出して、
「あ、あの。いつも、応援しています。頑張ってね。おにぎり、を、作ってきましたので、よろしかったら、食べて下さい」
と、私は、野球部の、キャプテンに、おずおずと、ためらい勝ちに、言いました。
すると、キャプテン、は、
「ああ。山本さんの奥さんですね。そんなに気を使って下さって、本当に、どうも有難うございます。喜んで、頂かせてもらいます。感謝感激です」
と、言いました。
そして、練習している、野球部員たちに向かって、
「おーい。山本さんの、奥さん、が、僕たちのために、おにぎり、を、作ってくれたぞー。集まれー」
と、大きな声で、呼びました。
練習していた野球部員たちは、練習を一時、やめて、わらわらと、駆け寄って来ました。
彼らは、
「美味い。美味い」
と、言いながら、私の、作った、おにぎり、を、食べました。
街を歩いていて、××高校の野球部員に、会うと、
「やあ。京子さん。こんにちは」
と、彼らは、笑顔で挨拶します。
もちろん、私も、
「こんにちは」
と、挨拶を返します。
実に、高校生は、純粋で、清々しい、と思いました。
・・・・・・・・・・
そうこうしているうちに、夏の、甲子園大会の、地区予選が、始まりました。
私は、必ず、試合を見に行って、応援しました。
××高校は、甲子園の、常連校なので、順調に、勝ち進んでいきました。
特に、エースの、菅野くんは、最速、160km/h、のストレート、を、投げることが、出来て、コントロールも、抜群で、相手校は、菅野くんに、手も足も、出ませんでした。
もっとも、サッカーではなく、野球ですから、足は出しませんが。
××高校は、攻撃でも、向かう所、敵なしの、強力打線で、全員が、打率は、5割、を越していました。
地区予選を、××高校は、楽勝で、勝ち進みました。
そして、いよいよ、地区予選の、決勝戦にまで、勝ち進みました。
明日は、地区予選の決勝戦です。
相手校は、これも、県内で、屈強の、強豪校で、相手校の、エースの、松井君も、160km/hの、ストレートを、投げられ、プロ野球の全ての球団が、注目しているほどで、打線も、全員、打率5割を越していました。
毎年、××高校、と、○○高校は、決勝で、甲子園の、出場を、争っていました。
竜虎相譲らず、で、××高校が、勝つことも、あれば、決勝戦で、惜しくも、敗退して、○○高校が、甲子園に、出場することも、ありました。
決勝戦の前の日のことです。
「××高校の、野球部員たちは、緊張している。決勝戦の前日には、お前が、彼ら、を、家に招いて、焼き肉を、御馳走して、彼らに、スタミナをつけてやれ」
と、私は、夫に、言われていました。
私は、一も二も無く、
「わかったわ」
と、引き受けました。
なので、決勝戦の前日、私は、上等の、ステーキを、焼いて、野球部員たちが、来るのを待っていました。
昼過ぎ頃、ドヤドヤ、と、××高校の、野球部員たちが、家にやって来ました。
「こんにちはー。京子さん」
「いつも、応援、ありがとうございます」
と、礼儀正しく、挨拶して、家に上がってきました。
「ようこそ。いらっしゃい。今日は、上等の、焼き肉を、うんと、買っておきましたから、うんと、食べて、スタミナをつけて下さい」
私は、笑顔で、そう言いました。
「それは、それは、どうも、ありがとうございます」
そう言って、××高校の、野球部員たちは、家に、入ってきました。
私は、買っておいた、ステーキ、を、焼きました。
そして、ご飯、と、サラダ、と、コーンスープ、を一緒に、彼らに、出しました。
「うわー。美味しそー」
野球部員たちは、ステーキ、を、見ると、ゴクリと、唾を飲み込んで、言いました。
全員に、ステーキご飯、を、配り終えると、私は、
「さあ。どうぞ。召し上がれ」
と、言いました。
「いただきまーす」
野球部員たちは、元気はつらつ、とした、口調で、言って、
「美味い。美味い」
と、言いながら、ステーキを食べました。
「おかわり、は、いくらでも、あるわ。うんと食べて、スタミナをつけて。そして、明日の決勝戦では、絶対、勝ってね」
と、私は、微笑みました。
「ありがとうございます。京子さん」
と言って、彼らは、ステーキご飯を、食べました。
全員、食べ終わると、
「はー。食った。食った」
「京子さん。どうもありがとう」
と、言って、腹を、ポンポン、と、たたきました。
私は、彼らの、純粋さ、が、何より、好きでした。
私が、彼らの前に、正座して、
「いえ。どういたしまして」
と、ニコッと、微笑んだ時です。
野球部員たちが、わっ、と、私に、襲いかかったのです。
私は、吃驚しました。
「な、何をするの?」
「京子さん。いつも、応援、ありがとうございます。京子さんの、応援に、僕たちは、すごく力づけられていました。しかし、同時に、京子さんが、あまりにも、美しくて、セクシーな、プロポーションで、悩ましいので、僕たちは、毎日、京子さんのことを、想って、オナニーしていました。京子さんのことを、想うと、興奮してしまって、その興奮が止まらないのです。部員、全員、そうです。明日は、強豪校との、決勝戦です。なので、僕たちは、今、全員、すごく、緊張して、興奮しています。幸い、ご主人が、京子さんに、何をしてもいい、と、許可してくれました。なので、高まってしまった、僕たちの、性欲を発散させて下さい。もう、我慢の限界なのです」
そう言って、野球部員たちは、私に、襲いかかりました。
「や、やめてー」
私は、抵抗しました。
しかし、毎日、ハードな、練習をしている、体力のある、高校生たちです。
私の力では、かなうわけがありません。
私は、あれよあれよ、という間に、服を脱がされてしまいました。
ブラウスを脱がされ、スカート、を脱がされ、ブラジャー、と、パンティー、も、脱がされて、あっという間に、丸裸にされてしまいました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
彼らは、ハアハア、と、息を荒くしながら、ズボンを降ろし、パンツを、脱ぎました。
彼ら、高校生は、性欲、真っ盛りな、時期です。
いくら、射精しても、萎える、ということが、ありません。
精子は、放出した、直後から、また、すぐに、作られるのです。
みな、おちんちん、は、天狗の鼻のように、そそり立っていました。
彼らは、私の、胸を揉んだり、アソコ、に、顔を、くっつけたりして、片手で、自分の、そそり立った、おちんちん、を、しごき出しました。
そして、
「ああー。出るー」
と、叫んで、彼らは、私の体を、弄りながら、射精しました。
一度、射精した後でも、彼らは、休みをとる、ということがなく、すぐに、私に、襲いかかり、私の体を、思うさま、弄んで、
「ああー。出るー」
と、叫んで、何度も、射精しました。
一人が、三回、くらい、射精したでしょうか。
彼らの、性欲は、ようやく、おさまったようで、
「ああ。京子さん。どうもありがとうございました。これで、溜まりに溜まっていた、性欲が、発散されて、欲求不満が解消されました。明日は、落ち着いて、試合に、望めます」
と言って、みな、パンツを、履いて、ズボンを履きました。
そして、
「京子さん。どうもありがとうございました」
と、言って、野球部員たちは、帰っていきました。
私は、うわーん、と、泣きました。
結局、彼らが、家に来た目的は、ステーキ、ではなく、私に対する、性欲の発散だったのです。
そんなことを、させるために、彼らを家に呼んだ、夫も、夫なら、そんなことを、平然とした、野球部員たちも、野球部員たち、です。
私は、高野連に、彼らの不品行を、報告して、甲子園出場、中止にさせてやろうかとも、思いました。
しかし、そこまでしては、甲子園めざして、毎日、きびしい練習をしてきた、彼らが、可哀想な気もして、そこまでは、しないことにしました。
しかし、もう、私は、彼らを、応援する気には、なれませんでした。
「あなた。ひどいわ。こういうことだったのね」
私は、怒りに満ちた、憤怒の目を夫に向けました。
夫は、
「ごめん。ごめん」
と、笑いながら言いました。
まるで、悪戯した子供が、謝る程度の反省しか、感じられません。
私は、もう、××高校を、応援する気には、全くなれませんでした。
翌日。
××高校、と、○○高校、の、地区予選の決勝戦が行われました。
私は、テレビを見ながら、
「××高校。負けろ。負けろ」
と、呪いの言葉を、言い続けました。
その、呪い、が、効いたのか、××高校、は、満塁逆転サヨナラ、ホームランを打たれて、負けました。
・・・・・・・
しかし、彼らが、地区予選の決勝戦で、負けて、泣いている、のを、テレビで観ると、何だか、彼らが、可哀想になってきました。
・・・・・・・・
夫の悪戯は、悪ノリする一方です。
私たちが、越してきた家は、周りに、民家が、無く、家の裏は、雑木林でした。
家の外には、一本の、大きな、桜の木がありました。
私の家の前の道を通る人には、その桜の木が見えるのです。
・・・・・・・・
ある日、夫は、私を、其処へ連れて行きました。
そして、夫は、
「さあ。着ている物を脱ぎなさい」
と、言いました。
「な、何をするの?」
私は、不安に駆られて、聞きました。
「いいから、脱ぐんだ」
夫は、厳しい口調で言いました。
私は、仕方なく、着ている物を脱いでいきました。
夫の命令には、逆らえませんし、私が、脱がなかったら、夫が、力づくで、私を裸にするでしょう。
私は、半袖のブラウス、を、脱ぎ、スカート、を、脱ぎ、そして、ブラジャー、を、はずし、パンティー、も、脱いで、全裸になりました。
夫は、私の両手を、グイ、と、つかみ、背中に回して、手首を、重ね合わせ、後ろ手にしばりました。
そして、その、縄尻を、木、に縛りつけました。
「あっ。あなた。何をするの?」
私が聞いても、夫は、答えてくれません。
夫、は、「ふふふ」、と、笑って、家の中に、もどってしまいました。
私は、後ろ手に縛られて、木に、繋ぎ止められているので、其処から、離れることが、できません。
私は、恥ずかしくて、消え入りたい、気持ちでした。
なぜなら、家の前を、通る道からは、見えてしまうからです。
私は、夏の炎天の元、太腿、を、ピッチリ、閉じ、早く、夫が、もどってきて、縄を解いてくれることを、祈るように、期待しました。
しかし、夫は、やって来ません。
しばしして、数人の男たちが、やってきました。
私の住んでいる、町には、いすゞ、の大きな自動車工場が、私の家の右手にあり、家の左手には、いすゞ、の、社宅があります。
なので、家の前の道は、彼らの、通勤路なのです。
私は、彼らと、会うと、いつも、「こんにちは」、と、挨拶していました。
名前までは、知りませんが。
仕事が終わったのでしょう。
社員、4人が、ガヤガヤ、と、話しながら、やって来ました。
仕事が終わって、社宅に帰るのでしょう。
彼らは、私を、見つけると、わらわら、と、私の所に、やって来ました。
「やあ。奥さん。どうしたんですか。裸で、縛られて・・・」
「何か、御主人を、怒らせるような、こと、をしたんですか?」
などと、言って、裸の私を、しげしげと、いやらしい目つきで見ました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
私は、太腿を、ピッチリ、閉じ合わせて、何とか、アソコ、は、見られないように努力しました。
しかし、アソコ、の、割れ目は、太腿を、ピッチリ、閉じ合わせても、少し、見えてしまいます。
彼らは、裸の私を、しげしげと、いやらしい目つきで見ています。
「み、見ないで。お願い」
「お願い。縄を解いて」
私は、彼らに、哀願しましたが、彼らは、聞いてくれません。
裸の私を、しげしげと、いやらしい目つきで見ています。
「どうして、こんな信じられない事が現実に起こっているんだろう?」
「オレ。知ってるよ。京子さんの御主人、は、商店街の店主たち、や、高校生などの他人を、家に呼んで、奥さん、を、犯させる趣味があるんだ。商店街の店主たち、が、話してくれて、町中で、うわさ、に、なっているんだ」
と、一人が言いました。
「へー。そうだったのか。知らなかった」
「じゃあ。これも、他人に、奥さんを、嬲らせるために、裸にして、縛ったんだろう」
「そうだな。きっと、そうだ」
「いや。もしかすると、奥さんは、マゾで、こうして欲しい、と、御主人に頼んでいるのかも、しれないぞ」
「そうだな。その可能性はあるな」
「では、御主人の願望を、満足させるために、触らせて頂きます」
そう言って、いすゞ、の、社員たちは、私の体を、触り出しました。
「や、やめて。お願い。私は、マゾではありません」
私は、泣きたい思いで、彼らに、頼みました。
しかし、彼らは、聞いてくれません。
「では、何なんですか?」
彼らが、聞きました。
「そ、それは・・・・」
私は答えられませんでした。
夫が、こういう悪戯をするのが好き、などと、ハッキリと、答えることなど、出来ません。
彼らは、私の太腿を、触り出しました。
「ああ。瑞々しい。私は、前から、奥さんに会う度に、奥さんに憧れていたんです。なんて、美しい人なんだと。何て素敵な太腿なんだと。一度、この、太腿に触ってみたいと思っていたんです」
そう言って、いすゞ、の社員は、私の太腿を触りだしました。
「ああ。柔らかくて、弾力があって、素晴らしい太腿だ。癒される」
そう言って、彼らは、私の太腿に頬ずりし出しました。
男は、勝手な動物だ、と、私は、つくづく感じました。
彼らは、癒される、かもしれませんが、私は、癒される、どころか、最悪の屈辱です。
「ああ。奥さん。奥さん、の、ブラウスを、隆起させている、胸の膨らみに、私は、いつも、悩まされていたんです」
そう言って、いすゞ自動車、の、社員の一人が、私の、露出した、乳房を触りました。
「ああ。憧れの、京子さんの、胸だ。大きくて、柔らかい」
そう言って、彼は、私の、乳房を、思う存分、揉みました。
そして、時々、乳首を、つまんで、コリコリさせました。
「ああ。京子さんの、憧れの、お尻だ。大きくて、柔らかい」
そう言って、いすゞ自動車、の社員の一人が、私の尻を触り出しました。
彼らは、だんだん、調子に乗って、私の、首筋にキスしたり、太腿を舐めたり、乳首を口に含んだり、お尻を舐めたり、するように、なりました。
そして、閉じている、私の、股間に、手を入れてきました。
そして、指を、私の、アソコ、の中に入れてきました。
「ああ。奥さんの、奥さんの、アソコ、を触れるなんて、夢のようだ」
と、彼は、酩酊した様子で言いました。
彼らは、だんだんと、興奮してきて、ハアハア、と、息が荒くなってきました。
私も、4人の男に、寄ってたかって、弄ばれているうちに、感じてはいけない、と、思いつつも、感じてしまい、アソコ、から、愛液が出始めました。
私も、ハアハア、と、息が荒くなっていきました。
「おお。京子さんは、感じているぞ。もっと、愛撫を激しくしろ」
そう言って、彼らは、私に対する、ペッティングを、激しくしていきました。
「も、もう、我慢できない」
そう言って、いすゞ自動車、の社員たちは、ズボンを脱ぎ、パンツを脱ぎました。
彼らの、おちんちん、は、全員、ビンビンに、勃起していました。
彼らは、片手で、自分の、おちんちん、を、しごきながら、片手で、私の、乳首、や、尻の穴、や、まんこ、を、刺激しだしました。
今までより、いっそう激しく。
私は、オルガズムの予兆を感じました。
「ああー。いっちゃいそう」
私は、見えも外聞も忘れて、言いました。
「オレ達も、出そうだ」
「京子さん。一緒にいこう」
彼らは、ハアハア、と、息を荒くしながら、おちんちん、を、しごく、度合いを速めると、同時に、私に対する、責め、の度合いも、速めました。
「ああー。いくー」
私は、叫びました。
「ああー。出るー」
彼らも、叫びました。
彼らは、一斉に、射精しました。
溜まっていた精液が、放物線を描いて、大量に、放出されました。
それと、同時に、私も、オルガズム、のエクスタシーに、達しました。
「ああー。いくー」
私は叫びました。
私は、全身を、ガクガクさせていました。
しかし、だんだんと、オルガズムの興奮が、収まってまきした。
私は、ガックリと、脱力して、項垂れました。
男たちも、精液を出し切ると、
「はあ。気持ちよかった」
と、言って、私の体から、手を放しました。
オルガズムの後の、虚無感から、私は、何をする気力も出ませんでした。
ただただ、丸裸で、後ろ手、で、木に縛られたまま、項垂れていました。
いすゞの社員たちも、精液を出し切って、もう、これ以上、私に触ろうとは、しませんでした。
彼らは、パンツ、を履いて、ズボンも、履きました。
「京子さん。今日は、どうも有難う」
「今日は、最高に、いい一日だった」
そう言って、彼らは、去って行きました。
・・・・・・・・・
日が暮れてきました。
しかし、私は、何をする気力も出ず、また、後ろ手に縛られて、木に縛りつけられているので、無気力に項垂れていました。
しばしして。
夫がやって来ました。
「京子。つらかっただろう。ゴメンな」
そう言って、後ろ手の縄、を、解いてくれました。
私は、裸のまま、夫と共に、家に入りました。
「あなた。ひどいわ」
私は、夫に、語気を荒くして言いました。
しかし、夫は、
「ごめん。ごめん」
と、いつものように、笑って、誤魔化すだけです。
「京子。風呂に入りな。風呂を、沸かしといたから」
夫に言われれて、私は、風呂に入りました。
湯船に浸かっているうちに、疲れ、が、とれてきました。
脱衣場には、浴衣が用意されていました。
夫は、私に、とんでもない意地悪をしますが、私に対して、とても、優しくしてくれて、私を大事にしてくれるのです。
夫が、私を愛してくれていることは、間違いありません。
私は、それを確信しています。
ただ、愛してくれているのに、どうして、こんな変な事をするのでしょうか?
きっと、夫は、変態な性癖があるのでしょう。
私には、理解できませんが。
「京子。今日の夕食は、店屋物をとろう」
そう言って、夫は、寿司屋に、電話しました。
やがて、寿司屋が、上等の、江戸前寿司を持ってきました。
私は、夫と、江戸前寿司、を食べました。
私たち二人には、夫婦の会話、というものが、ありません。
食事の時は、黙って、食べます。
初めの頃は、私は、夫に、色々と、話しかけていたのですが、私が何を話しかけても、夫は、答えてくれません。
なので、私も、もう、夫に話しかけるのを、やめました。
新婚の夫婦の食事なのに、何も話さず、黙って食べる、というは、味気ないものです。
その日も、私は、私の寝室で、夫は、夫の寝室で、と、別れて寝ました。
・・・・・・・・・
数日が経ちました。
ある日のことです。
私が、買い物に出かけようとすると、夫が、
「オレも、町に用があるから、車で送っていってやるよ」
と、言いました。
私は、商店街の店主たち、や、××高校の野球部員たち、や、いすゞ自動車、の社員たち、に、裸を見られて、弄ばれて、その噂は、ほとんど町中に、知れ渡っていますので、町を歩くのが、恥ずかしく、助かります。
夫の車は、平成22年式のラパンです。
「ありがとう。あなた」
と、言って、私は、車の助手席に乗りました。
夫は、運転席に乗って、エンジンを駆けました。
そして、発進しました。
夫と、こうして、一緒に、ドライブ出来るのは、私にとって、とても、嬉しいことでした。
これが、結婚した、夫婦の、当たり前の、幸せです。
こういう、当たり前の、幸せに、私の心は、ドキドキと、ときめいていました。
私は、この頃、駅前の、スーパー、で、買い物していました。
湘南台駅前には、相鉄ローゼン、と、ダイエー、と、オーケー、という、三つの、ディスカウントスーパー、があります。
夫は、相鉄ローゼン、の前で、車を止めました。
「じゃあ。オレは、ここで待っているよ。はやく、買い物してきな」
夫が言いました。
「はい」
私は、車を降りて、相鉄ローゼン、で、買い物をしました。
そして、夫の車にもどってきました。
夫は、助手席のドアを開けて、私を車に乗せました。
そして、夫は、エンジンを駆け、駅前の、駐車場に、行き、車を止めました。
「さあ。降りて」
夫に言われて、私は、車から出ました。
夫は、私の手を引いて、湘南台駅に向かいました。
湘南台駅は、小田急江ノ島線、と、横浜市営地下鉄ブルーライン、と、相鉄線、が、通っています。
横浜市営地下鉄ブルーライン、と、相鉄線、は、湘南台駅が、ターミナル駅です。
三つの路線が、通っているため、その改札口は、地下にあります。
夫は、地下の駅の構内にある、トイレに向かいました。
私の手をとって。
尿意が起こったのだろうと、私は、思いました。
しかし、夫は、とんでもない事をしました。
人がいないのを見て、夫は、私を男子トイレに、強引に連れ込んだのです。
幸い、男子トイレに、人は、いませんでした。
夫は、洋式のトイレの、個室に、私を、連れ込みました。
湘南台駅の地下のトイレは、きれいで、割と、スペースがあるのです。
「な、何をするの?」
不安がっている私を無視して、夫は、私の着ている服を全部、脱がせました。
ブラウス、も、スカート、も、ブラジャー、も、パンティー、も、全部です。
私は、一糸まとわぬ丸裸にされてしまいました。
「あ、あなた。一体、何をするの?」
聞いても、夫は、答えてくれません。
夫は、バッグの中から、縄を取り出しました。
そして、私の両手を、背中に回して、後ろ手に縛りました。
そして、その縄尻を、トイレの中にある、カバンをかけるフックに、縛りつけました。
「あ、あなた。一体、何をするの?」
聞いても、夫は、答えてくれません。
夫は、私の口を開けて、布切れ、を、私の口の中に、詰め込みました。
そして、豆絞りの手拭い、で、私の口を塞ぎました。
口を塞がれているので、私は、言葉を出せません。
喋ろうとすると、ヴーヴー、と、微かな、唸り声になるだけです。
夫は、ニヤリと笑って、そのまま、トイレから、出て、去ってしまいました。
私は、夫の、おそろしい、悪戯の意味を理解しました。
(どうか、誰も来ないで)
と、私は、祈りました。
しかし、私の、祈り、は、そう、安々と、神には、通じませんでした。
見知らぬ男が、トイレに入って来ました。
男は、裸の私を見ると、最初は、吃驚した顔になりました。
しかし、すぐに、ニヤリ、と笑って、裸の私を見ながら、ズボンを降ろし、パンツも、下げました。
そして、男は、ニヤニヤ、笑いながら、目の前の裸の私の、アソコ、を、触りながら、大便をし、小便をしました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
そして、男は、トイレットペーパー、で、尻をふいて、水洗で流しました。
男は、パンツを、履こうとしません。
男は、目の前に居る、私の、アソコ、を、触ったり、乳房を揉んだり、と、思うさま、私を、触りまくりました。
私は口を塞がれているので、言葉を出せません。
喋ろうとすると、ヴーヴー、と、微かな、唸り声になるだけです。
男は、だんだん、ハアハア、と、息が荒くなっていきました。
マラは、天狗の鼻のように、そそり立っています。
男は、片手で、私の、アソコ、を、触りながら、片手で、そそり立った、自分の、マラ、を、しごき出しました。
「あっ。ああー。出るー」
男の亀頭からは、白濁した精液が、勢いよく、放出されました。
そして、男は、パンツ、を履き、ズボンを、履きました。
そして、「あー。気持ち良かった」、と言って、トイレを出ていきました。
私は、男は、つくづく、勝手な、生き物、だと思いました。
男にとっては、気持ちいい、かもしれませんが、女にとっては、気味悪い、だけです。
その後も、2人の男が、トイレに入って来ました。
しかし、やることは、最初の男と同じです。
私の体を触りながら、大便と小便を排泄し、勃起した、おちんちん、を、しごきながら、射精し、「あー。気持ち良かった」、と言って、トイレを出ていくのです。
もう、私は、こんなことには、耐えられませんでした。
3人の男に、弄ばれた後、夫が、トイレに入って来ました。
そして、私の後ろ手の縛めを解いてくれました。
そして、バッグから、パンティー、と、ブラジャー、と、スカート、と、ブラウス、を取り出して、私に履かせてくれました。
私が、豆絞りの手拭いを、とろとろすると、夫は、
「だめ」
と、言って、許してくれません。
私は、豆絞りの手拭い、をしたまま、トイレから、出ました。
そして、夫に手を曳かれて、駐車場に止めてある、ラパンに、乗り込みました。
夫は、車のエンジンを駆け、車を出しました。
そして、家に着きました。
家に入ると、夫は、豆絞りの手拭い、を、解いてくれました。
私は、「わーん」、と泣きました。
「あなた。ひどいわ。あんまりだわ。どうして、あんな、酷いことをするの?」
そう言って、私は、夫に、抱きつきました。
「ごめん。ごめん。本当に、ごめん」
と、夫は、謝りました。
この謝罪には、本心が含まれているように、私は感じました。
夫は、私の体を、そっと、抱いてくれて、優しく、髪を撫でてくれました。
謝るくらいなら、何で、あんな、惨いこと、をするのでしょう?
「ごめん。京子。本当にゴメン。おわび、として、オレを、気の済むまで、殴ってくれ」
と、夫は、言いました。
「そ、そんな事できないわ」
私は、泣きながら言いました。
「じゃあ、愛する京子を、虐めた罰として・・・」
と言って、夫は、シャープペン、を、自分の腕に当て、グイグイ、と押しつけました。
「や、やめて。あなた」
私は、夫の、シャープペン、を、とりあげました。
「じゃあ、君を虐めた、おわび、として、これを飲むよ」
そう言って、夫は、タバスコ、を、一瓶、全部、飲んでしまいました。
「うぎゃー。辛いー」
と、叫んで、夫は、床を、ゴロゴロ、のたうち回りました。
私は、急いで、水を持ってきました。
「あ、あなた。これを飲んで」
夫は、水を、ゴクゴク飲みました。
私は、泣きながら、苦しんでいる夫を、介抱しました。
「あなた。もう、さっきの事は、許します。ですから、自分を、痛めつけるような、ことは、やめて下さい」
私は、泣きながら、夫に訴えました。
夫には、何か、精神の異常があるとしか、思えません。
・・・・・・・
ある日、夫の高校時代の友人、が、家にやって来ました。
客は、応接間のソファー、に座りました。
「いらっしゃいませ」
と言って、私は、アイスティー、を、客人、と、夫に出しました。
客は、どうもありがとう、と、礼を言いました。
そして、私を見ました。
「いやあ。京子さん。お綺麗ですなー。御主人がうらやましい」
と、客は、嬉しそうに言いました。
私は、恥ずかしくなって、顔が真っ赤になりました。
「A君。ここでは何だから、私の書斎で話そう」
と、夫は、言いました。
そして、私の方を見て、
「京子。ちょっと、席を外してくれ。大事な話なんだ」
と、夫は、言いました。
「わかったわ。私。買い物に行ってくるわ」
そう言って、私は、買い物籠を、持って、家を出ました。
しかし、私は、何か、夫、と、Aさん、は、私、と主人の関係について、話すような気がしてなりませんでした。
女の勘ですが。
大事な話、というのですから、もしかすると、重要なこと、を、話すのでは、ないか、と思いました。
それで、私は、踵を返して、家にもどりました。
足音をしのばせて、こっそり、夫の書斎の、入り口の前で、聞き耳を立てました。
部屋の中から、夫とAさんの、会話が、聞こえてきました。
・・・・・・・
「お前。京子さん、を抱かないで、他人に、京子さん、を、弄ばしているそうじゃないか。どうして、そんな事をするんだ?お前は、寝室も別にして、寝ているそうじゃないか。どうしてそんなことするんだ?お前は、京子さん、が、嫌いなのか?」
「いや。嫌いなもんか。愛してやまないよ」
「じゃあ、どうして、そんな事するんだ?」
「ははは。まあ、いつか、聞かれるだろうと思っていたから、話すよ」
「ああ。ぜひ、聞きたいな」
「普通、男と女が、結婚したら、どうなる?」
「そりゃー、わかりきったこと、だろ」
「そうだよな。男と女が、結婚する。すると、女は夫だけの物となる。妻は、他の男とは、付き合えない。恋愛、も、性愛、も、出来なくなる。もし、すれば、それは、不倫、ということになる。そうだろ?」
「まあ。そうだな」
「オレは、京子を愛しているが、同時に、京子の美しさ、女としての魅力、を、うんと、世間の男たちに、知らしめたいんだ。オレ、という、たった一人の、男の籠の中に、閉じ込めたくないんだ」
「ふーん。なるほどな。じゃあ、他の男たち、に、京子さんの裸を、見せたり、触らせたするのは、わかったよ。では、聞くが、どうして、お前は、京子さんを、抱いてやらないんだ?」
「日本の離婚率は、何%だか、知っているか?」
「よく知らないが、かなり、高いようだな」
「日本の離婚率は、40%だ」
「高いな」
「離婚しなくても、夫婦が、いわゆる、普通に、暮らしていたら、どうなると思う?」
「どうなるって?」
「夫とだけ、毎日、セックス、していたら、どうなると思う?」
「どうって?」
「わかりきったことさ。結婚当初、いや、結婚、以前の、熱烈に、相手を、愛していた、燃えるような、やるせない愛情は、マンネリ化、してきて、惰性の、付き合い、に、堕落してしまうだけさ。結婚は人生の墓場、と言うだろ。ボードレールの格言だ。オレは、京子を墓場に埋めたくなんか、ないんだ」
「ま、まあな。確かに、そういう傾向はあるな」
「そうだろ。オレは、それが、嫌なんだ。妻を、毎日、抱くことによって、妻に対する、恋愛の新鮮さ、が、なくなってしまうことが」
「それが、お前が、京子さん、を、抱かない理由か?」
「まあ。そうさ」
「そうか。そういう考え、とは、知らなかったよ。しかし、お前は、特殊な考え方をする人間だが。京子さん、の気持ちを、考えてみろ。京子さん、は、お前のような、特殊な考え方の持ち主じゃない。京子さん、は、お前に、抱いて欲しいと思っているんだ」
「それは、わかっているさ。まあ、京子の、女の魅力も、多くの男たちに、知らしめることが、出来たし、そろそろ、もう、こんな事は、やめようと思う」
「ああ。そうしろ。京子さんは、お前が、何を考えているのか、わからなくて、困っているんだぞ」
「ああ。京子には、申し訳ない、と思っている。しかし、京子は、離婚したい、とは、一度も、言っていないぞ。なぜだか、わかるか?」
「いや。わからないな」
「京子も、オレが、京子を、愛している、ということを、感じているからさ。もし、嫌い、という理由で、京子を、いじめていると、京子が思っているのなら、京子は、オレと離婚したい、と、言い出すはずさ」
「じゃあ。どうして、お前の、そういう理由を、最初に京子さんに、言わないんだ?」
「言ったら、京子は、安心してしまうだろ。京子は、物分かりのいい女だから」
「そうか。それを聞いて安心したよ」
「それと・・・・」
「それと、何だ?」
「それと、京子には、すまないが、京子が、おびえている顔は、ホントに、可愛いんだ。オレは、京子の、あの顔が好きなんだ」
「お前は、サディストだな」
「ああ。京子には、すまないと思っているよ」
「じゃあ、お前は、嫉妬心を、楽しんでいたんじゃないのか?」
「いや。それは、ないな。嫉妬心を楽しむ、なんて、月並みな、行為など、オレは、超越しているよ。オレは、一人の女を、独占したい、とか、自分だけの物にしたい、なんていう、ケチくさい人間の心理が嫌いなんだ。嫉妬心を楽しみたい、なんていうのは、女を独占したい、という、心理があるからだろ。オレは、京子を、友達のように、一定の距離を保ちつつ、プラトニックに、京子に、恋していたい、という、関係を保ちたいんだ」
「そうか。それを聞いて安心したよ。もしかすると、お前のような、気持ちを持って、結婚したら、離婚することもなく、結婚した女に飽きる、ということも、ないかもしれない、良い方法かもしれないな」
「ところで、君は、高校時代、僕が、芝生に座っていた時、僕が、芝生をむしって食べたことを、覚えているかい?」
夫が言いました。
「ああ。覚えているよ。あの時、何で、君は、あんな事をしたんだ?」
「僕は、人間、というものを、嫌っているんだ。昔から、多くの哲学者は、人間は、因果律によって行動している、と言っているよな。つまり、人間の行動は、その行動を、したい、という、人間の感情の欲求から、起こっている、と」
「ああ。そうだな」
「僕は、それが、嫌いなんだ。僕は、自分の感情の欲求によって、行動している、人間どもは、感情の奴隷だと、思っているんだ。それで、僕は、自分だけは、そんな、自分の感情の欲求によって、行動する、ような、人間では、決してない、という自信を持っていたんだ。自分は、世の中の、他の人間とは、違う特別な人間だと思っていたんだ。人間が、芝生を何の意味も、目的も無く、食べるなんて、ことを、するはずがないだろう?」
「ああ。そうだな」
「あの時は、僕も、得意だった。しかし、あとで、考えてみると、やはり、そうじゃなく、僕も、因果律の網にかかっている、人間だということに気づいたんだ」
「それは、どういうことだ?」
「つまり、何の意味も、目的も無く、芝生を食べるなんて行為は、一見すると、因果律の法則を超越している人間のように、見えるだろう?」
「ああ。そうだな」
「しかし、そうじゃないんだ。僕が、何の意味も、目的も無く、芝生を食べた行為は、僕が、因果律を脱却した人間でありたい、という欲求から、起こっている、ということに、気がついたんだ。つまり、一見すると、因果律に従っていない、ように見える行為でも、結局は、人間は、因果律の網から、抜け出ることは、出来ない、と、後で、わかったんだ」
「そうだったのか」
「しかし、僕は、因果律からは、抜けられなくても、自分の感情の奴隷には、絶対、なりたくないんだ。僕に何か、感情が起こるとする。すると、僕は、その感情の奴隷に、なりたくない、という感情が、すぐに、というか、ほとんど同時に、起こるから、僕は、普通の人間が、とる行動と正反対の行動をとろうとするんだ」
「そうか。君は、変わったヤツだな。しかし、君の思いを聞いて、安心したよ」
その後は、夫とAさんの二人は、細々した、雑談をしました。
・・・・・・・・・・・
その翌日の夕方です。
私は夕食を作りました。
夕方に、食べるのですから、夕食です。
夕方に、朝食を作る人は、いません。
その日は、カレーライスにしました。
そして、食事を食卓に乗せました。
いつものように、夫は、私を後ろ手に、縛りました。
しかし、私は、抵抗しませんでした。
私は、自分から、両手を後ろに回しました。
夫は、私を、後ろ手に縛って、その縄尻を柱に縛りつけましたが、私は、心の中で、喜んでいました。
なぜなら、夫が、私に、こういう行為をする理由が、全て、わかったからです。
夫は、サディズム、という、愛で、私を愛してくれていたのです。
「さあ。ご飯だよ」
そう言って、夫は、カレーライス、を、スプーンで、すくっては、私の口に、入れました。
私は、わざと、さびしそうな顔をして、カレーライス、を、モグモグ、噛んで、飲み込みました。
なぜなら、夫は、サディズムの愛で、私を愛しているのですから、私を人形に、していれば、嬉しいのですから。
ゴクン、と、飲み込むと、夫は、嬉しそうな顔をします。
夫は、次の、カレーライスを、私の口に、運びます。
私は、わざと、さびしそうな顔をして、それを、食べます。
なぜなら、夫は、私のさびしい顔を見るのが、嬉しいのですから。
夫は、私が、モグモグ、悲しそうな顔で、夫の、人形になっていると、夫は、実に嬉しそうです。
私は、夫が喜んでくれるのなら、どんな事にも、耐えます。
そのため、私は、つい、
「あなた。福神漬け、も、添えてくれない?」
と、ニッコリ、笑って言ってしまいました。
夫は、「えっ」、と、言って、顔をしかめました。
夫は、カレーライス、を、運ぶのを、やめました。
私が、想定外のことを、言ってしまったので、とまどって、しまったのでしょう。
私は、言って、後悔しました。
「京子。どういう、気の変わりようだ?」
夫が聞きました。
私は、もう、正直に、今日、聞いたことを、言おうと思いました。
「あ、あなた。ごめんなさい。私。さっき、あなたが、友達と、話すのを、聞いてしまいました。あなたは、私を、サディズムの愛で、愛してくれていたんですね。そして、私、と、いつまでも、新鮮な、恋愛感情の、緊張感、を、保ちたいんですね。あなたが、そんな事を考えていた、なんて、知りませんでした」
夫は、渋い顔になりました。
「そうか。さっきの、会話、を、聞いてしまったのか」
夫は、さびしそうに言いました。
「ごめんなさい」
「種明かし、が、バレてしまうと、もう、興ざめになってしまうんだ。もう、いいよ。これからは、普通に食事しよう」
そう言って、夫は、私の縄を解いてくれました。
私は、夫と、一緒に、カレーライスを食べました。
「京子。今まで、ごめんな。オレが、変な性格で」
「ううん。いいわ」
私は、嬉しくなって、目から、涙が出ました。
「聞かれて、しまったからには、仕方がない。いつかは、バレる日が来ると、思っていたんだ。オレは、君とは、いつまでも、初々しい、恋人でいたいんだ」
夫は言いました。
「ええ。構わないわ」
私は、嬉しくて、涙が止まりませんでした。
「寝室は、今まで通り、別々でも、いい?」
夫が聞きました。
「ええ。いいわよ」
私は、答えました。
「明日。海水浴場に行こう。君の、美しさ、を、多くの男たち、に、見せつけたいんだ」
「はい」
私は、素直に答えました。
・・・・・・・・
翌日になりました。
夫は、オートバイ、が、好きで、大型二輪、の、免許を、持っていて、昔の、本田の、CB750、の大型バイクを持っていました。
家から、海水浴場には、近いのですが、「夏空、の元で走る、オートバイ、こそが、最高の青春だ」、と、言うのです。
オートバイ、は、夏でも、皮の、つなぎ、を着ていた方が、安全なのですが、
「オートバイ、は、皮の、つなぎ、を、着て乗るのは、格好が良くない」
と言って、夫も、私も、薄い、半袖シャツ、を着て、オートバイ、に乗りました。
つなぎ、を着ていなくても、夫は、オートバイ、の運転には、自信を持っていますので、私は、夫の運転を信頼しています。
私は、後部座席に乗り、運転する、夫、に、ヒッシ、と、抱きつきました。
もし、夫が、転倒したり、事故を起こしたりすれば、危険ですが、私は、逞しい夫に、命を預けているようで、それが、スリルでもありました。
もちろん、750ccの、大型バイクですから、セルスターター、は、ありますが、夫は、キックペダル、で、エンジンを駆けます。
「大型バイク、を、キックペダル、で、エンジンを駆けること、が、男のダンディズムだ」
と、夫は、言います。
夫は、キックペダルを踏み込んで、オートバイ、を始動させました。
私は、体を夫の背中にピッタリくっつけ、両手を、前に回して、夫の体を抱きしめました。「じやあ、由比ヶ浜、の海水浴場に行こう」
夫が言いました。
「はい」
私は、夫に、抱きついたまま、返事しました。
夫に抱きついて、走る、オートバイ、は、最高でした。
私、と、夫、は、由比ヶ浜の海水浴場に、行きました。
海の家に、荷物を預けて、私は、更衣室で、水着に着替えました。
水着は、夫が買ってくれた、ビキニです。
今時の若い子が、着ている、露出の派手な、Tバックではなく、フルバックで、ブラジャー、も、乳首だけ、隠すような、エロティク、な物ではなく、ちゃんと、乳房が、スッポリ、収まってくれる、ビキニです。
夫に言わせると、「Tバックのような、露出過多のビキニは、恥じらい、が、なくて、幻滅だ。女が、セックスアピールするように、なっては、エロティシズム、は、死んでしまう。ビキニは、普通の方が、男の性欲をかきたてる。日本の女には、西洋の女と違って、恥じらい、が、まだ、ある」
らしいのです。
私は、夫が、買ってくれた、ビキニを着ました。
そして、夫、と、海の家、で、椅子にもたれて、海水浴客たち、を、眺めていました。
夫は、ワイン、を、注文しました。
私は、お酒が飲めないので、オレンジジュース、を注文しました。
私たちは、
「カンパーイ」
と、言って、グラスを、カチン、と、触れ合わせました。
猛暑で、咽喉が、渇いていたので、私は、ゴクゴクと、オレンジジュース、を飲みました。
「京子。ちょっと、砂浜を歩かないか?」
夫が言いました。
「ええ」
私は、夫、と、手をつないで、砂浜を、歩きました。
私は、こうするのが、夢でした。
これこそ、正常な、新婚です。
私は、幸せ、を、噛みしめて、夫の手を、ギュッ、と、力強く、握りしめました。
夫も、私の手を、ギュッ、と、握りました。
海水浴場に、いる、男の客たちが、私に視線を向けました。
「おおー。すごい、ハクイ女」
「きっと、グラビアアイドルだろう」
「お前、彼女、知ってるか?」
「いや。知らない」
「でも、男がいるんじゃな」
「でも、どうしても、写真に撮りたいな。美し過ぎるもんな」
そう言って、一人の男が、私たちに、近づいてきました。
彼らの、一人が、夫に、向かって、
「あのー。お連れ、の、女性を、ぜひ、写真に撮らせて頂けないでしょうか?」
と、聞きました。
「ええ。かまわないよ」
夫は、言いました。
「あのー。大変、申しあげにくいのですが・・・」
と、一人が言いました。
「ははは。君の言いたいことは、わかっているよ。女だけを、撮りたいから、私に、どいていてくれ、ということだろう」
と、夫は、機先を制して、言いました。
「いや。どうも、すみません」
男は、ペコペコ、頭を下げました。
「いや。構わないよ。男と一緒じゃ、野暮な写真になってしまうからね」
と、夫は、言いました。
「いや。どうも、すみません」
男は、ペコペコ、頭を下げました。
「では、私は、ちょっと、離れていよう」
夫は、そう言って、私から、少し、離れました。
夫は、彼らが、私一人の、写真を、撮りたいと思っている、のだろうと、気を利かせたのです。
彼らは、私に、スマートフォン、を、向けました。
「お姉さん。髪を搔き上げて、セクシーなポーズをとって下さい」
とか、
「四つん這いになって、お尻を上げてくれませんか?」
などと、彼らは、私に、要求しました。
私は、彼らの、要求に応じて、彼らの、求める、ポーズをとりました。
彼らは、パシャパシャ、と、カメラマンのように、何枚も、色々なアングルから、私の写真を撮りました。
そして、彼らの、一人一人、と、手をつないでいる、写真も撮りました。
もう、十分、なだけ、撮り終わると、
「どうもありがとうございました」
と言って、彼らは、去っていきました。
「あっ。京子さんじゃ」
海水浴客の一人が言いました。
商店街の店主たち、の一人でした。
「あっ。ホントじゃ」
「ホントじゃ」
商店街の店主たち、は、私の所にやって来ました。
「京子さん。久しぶりじゃの」
「最近、京子さんと、遊べないので、わしら、さびしゅうて。さびしゅうて」
「今日は、わしら、みんなで、海水浴に来たんじゃ」
「しかし、京子さんは、素晴らしい、プロポーションじゃな」
「ビキニ姿が、最高に、セクシーじゃ」
などと言います。
私は、彼らに、裸にされて、さんざん、裸、を、見られ、触られ、と、弄はれましたが、不思議なもので、彼らに、対して、恥ずかしい、という気持ち、は、ありませんでした。
セックスなんて、それを、されている時は、恥ずかしくて、屈辱的ですが、それが、終わってしまえば、女が、男に、体を許すか、どうかを、決める、絶対的な権限は、女にあるのです。
(もっとも、彼らが、した行為は、嫌がる私を、裸にして、触りまくったり、女体盛り、したりしたものなので、あれは、セックスではなく、凌辱、というべきですが)
ともかく、女の許可がなければ、男は、女に、指一本、触れることが出来ません。
そう思うと、私は、何だか、男に対して、優越性が起こってきました。
所詮、男は女の奴隷なのです。
「京子さん。ビキニ姿、を、写真に撮らせてくれんかの?」
と、商店街の店主たち、が、聞きました。
「ええ。いいわよ」
と、私は、答えました。
私は、さっき、と同じように、髪を搔き上げたり、四つん這いになって、お尻を上げたり、と、グラビアアイドルがとる、セクシーなポーズを、とりました。
彼らは、パシャパシャ、と、私の写真を撮りました。
そして、彼ら、一人一人、と、手をつないだ、写真も、撮りました。
「ああ。京子さん。有難う」
「京子さん。御主人の許可はあったけれど、あなたの許可なく、あなたを、弄んでしまって、すまなかった。ごめん」
「最近、京子さんに、エッチなことを、したくて、御主人に頼んでも、許可してくれないもんで、さびしゅうて。さびしゅうて」
「京子さんも、罪つくりな人じゃ。一度、うんと、極楽を味あわせておいて、その後は、わしらを、無視するなんて・・・・。わしは、毎日、京子さんを、弄んだ時の、ことを、思い出しては、オナニーしていたんじゃ」
と、彼らは、言いました。
彼らの、海水パンツ、は、テントを、はっていました。
海水パンツの中で、おちんちん、が、勃起しているのでしょう。
「京子さん。太腿、を、触ってもいいかの?」
商店街の店主たち、が、聞きました。
「ええ。いいわよ」
私は、心地いい、優越感に浸って、言いました。
商店街の店主たち、は、私の、太腿、を、触りました。
「ああ。温かい。柔らかい。女子の最高の、ぬくもり、じゃ」
商店街の店主たち、は、私を女神のように、崇めます。
私は、「ふふふ」、と、笑って、彼らの頭を撫でました。
私は、何だか、男たちに、君臨する女王になったような、気分になりました。
彼らは、だんだんと、ハアハア、と、息が荒くなっていきました。
彼らは、海水パンツの中に、手を入れて、マラ、をしごき出しました。
「あ、ああー。出るー」
そう言って、商店街の店主たち、は、海水パンツの中で、射精しました。
それを見ていた、海水浴客たちは、何事かと、ゾロゾロ、と、集まってきました。
私は、夫の方を見ました。
夫は、私を、手招きしています。
「ごめんなさい。またね」
そう言って、私は、商店街の店主たち、を、残して、夫の所に、行きました。
「京子。ちょっと、騒々しくなってきたから、ここの海水浴場は、去ろう」
夫が言いました。
「はい」
夫と、私は、オートバイ、を止めてあった所に行きました。
夫、は、海水パンツ、で、半袖シャツ、で、オートバイ、にまたがり、私は、ビキニ、で、後部座席に乗り、夫に、しがみつきました。
「じゃあ、片瀬西浜に行こう」
夫が言いました。
「はい」
私は、夫の背中に、ピッタリと、体をくっつけて、言いました。
夫は、CB750、を、男のダンディズム、とやらで、キックペダル、を踏み込んで、エンジンを駆けました。
ドウン、ドウン、と、CB750の、力強い、エンジンが、始動しました。
エンジンの駆かった、オートバイ、は、あたかも、動物のようです。
鼻息を荒くしている、馬のようです。
オートバイ、が、走り出しました。
片瀬西浜は、江ノ島の、西側の海水浴場です。
由比ヶ浜、から、片瀬西浜、へは、海沿いに、走っている、国道134号線で、一直線です。
途中には、七里ガ浜、が、ありますが、ここは、遊泳禁止区域なので、海水浴場は、ありません。
オートバイ、の進行方向から見て、左が海で、右には、江ノ電、が、走っています。
私は、心地いい気分で、夫の背中に、ピッタリと、体をくっつけていました。
国道134号線は、渋滞で、片瀬西浜に、少し、時間が、かかりましたが、着きました。
オートバイ、なので、車の横を、スルスル抜けて、走ることも、出来ますが、夫に言わせると、750cc、の大型バイク、は、道路の真ん中を、威風堂々と、運転するのが、男のダンディズム、らしいのです。
片瀬西浜に着きました。
夫、と、私、は、海の家、に、入りました。
夫は、ワイン、を、注文しました。
私は、お酒が飲めないので、オレンジジュース、を注文しました。
私たちは、
「カンパーイ」
と、言って、グラスを、カチン、と、触れ合わせました。
猛暑で、咽喉が、渇いていたので、私は、ゴクゴクと、オレンジジュース、を飲み干しました。
「京子。ちょっと、砂浜を歩いてきなさい?」
夫は、微笑んで言いました。
「はい」
私は、ニコリ、と、笑顔を夫に見せて、海水浴場に出ました。
砂浜を歩いていると、由比ヶ浜、の海水浴場の時と同じように、男たちの視線が、私に、集まりました。
「おおー。すごい、ハクイ女」
「きっと、グラビアアイドルだろう」
「お前、彼女、知ってるか?」
「写真に撮りたいな。美しすぎるもんな」
そう言って、一人の男が、私たちに、近づいてきました。
由比ヶ浜、の時と同じです。
「あ、あのー。お姉さん。写真を撮らせて頂けないでしょうか?」
と、聞いてきました。
「いいわよ」
と、私は、ニッコリ、笑って、言いました。
私を、多くの男たちに、見せびらかせたい。
それが、夫の願望なのですから。
私は、もう、ためらう、気持ちがありませんでした。
彼らは、私に、スマートフォン、を、向けました。
「お姉さん。髪を搔き上げて、セクシーなポーズをとって下さい」
とか、
「四つん這いになって、お尻を上げてくれませんか?」
などと、彼らは、言いました。
私は、彼らの、要求に応じて、彼らの、求める、ポーズをとりました。
彼らは、パシャパシャ、と、カメラマンのように、何枚も、色々なアングルから、私の写真を撮りました。
そして、彼らの、一人一人、と、手をつないでいる、写真も撮りました。
もう、十分、なだけ、撮り終わると、
「どうもありがとうございました」
と言って、彼らは、去っていきました。
片瀬西浜、では、海の女王コンテスト、が、行われようと、していました。
「京子。あれに、出場してみないか」
夫が言いました。
「えっ。でも、私、申し込み、なんて、していないし・・・」
「いや。オレが、申し込んでおいたよ。お前の写真を添付して。そうしたら、一次選考は、通過したよ」
「まあ。そうだったの。知らなかったわ」
私は、驚きました。
「あっ。山本京子さん、ですね。よくいらしてくださいました。有難うございます」
大会関係者が、私に、声をかけました。
最終選考に残った、5人の中に、私は、入れられました。
結果は、審査員、5人の、全会一致で、私が、今年の、海の女王コンテストに優勝しました。
その直後に、私は、ある芸能プロダクション、に、声をかけられました。
「あ、あの。どうか、我が社に、所属していただけないでしょうか。あなたを、グラビアアイドル、として、全面的に、売り出したく思っています。写真集も、出したく思っています。あなたの写真集なら、きっと、売れること、間違いない、と、確信しております」
と、プロダクションの人間は、平身低頭で、私に頼みました。
私は、チラッ、と、夫の方を見ました。
夫は、笑顔で頷きました。
「わかりました」
私は、答えました。
こうして、私は、××芸能プロダクションに、所属することになりました。
そして、週刊ジャンプ、週刊サンデー、週刊マガジン、など、全ての、週刊まんが、のグラビアアイドル、と、なりました。
私は、一躍、人気アイドル、となりました。
私の写真集、の撮影のための、グアム旅行が、行われ、私の写真集が、出版されました。
写真集は、店頭平積み、で、飛ぶように、売れました。
1000万部の、ミリオンセラーです。
私は、グラビアアイドル、歌手、女優、として、忙しい日々を送っています。
しかし、夫婦間の、新鮮な、恋心を、保つために、夫婦の寝室は、別にしていますし、夫と、セックス、も、しません。
令和2年9月8日(火)擱筆