ひょんなことから、オンラインコミュニティ内で食事相談に回答した。
別に、私が回答するという場ではなかったのだが、悩みをUPされた方がいて、なんとなく、回答してみたくなったのだ。
栄養士として栄養指導をしていたのは、もう10年以上も前の話で、保育園で保護者の方からの質問に答えることはあるものの、中学生の子どもさんに関する相談は、病院栄養士時代もほとんどなかった。
相談されたのは、食物アレルギーがたくさんあり、偏食、貧血もある13歳の女の子のお母さん。母親が食事を作っても食べない!!
アナフィラキシー(急激なアレルギー症状で生命の危険につながる症状がでること)を経験して、それを克服されている。
成長とともに少しずつ、試し、毎度ヒヤヒヤされただろうし、成長のためにいろいろな食事を工夫してこられたと思う。そして現在も卵アレルギーは克服されているが、やはりアレルギーによる食事制限がある状態だ。
職場にいたので、昼休みにざざざっと集中して書いた。
まぁまぁ、言いたいことは書けたかな?
そうこうしていると、返信がきた。
最初の文章よりも、もっと長文になっていた!
要約すると、
食べない、貧血もある次女さんのために、個別に対応し、調理の工夫やレパートリーも上記以外にもたくさん書いてくださっていて、かなり頑張っておられることがわかるし、それでも食べてくれないので、明かりが見えない状態なのだと思う。
今食べられているものも結構たくさんあったので、そこから鉄の吸収率をあげる方法というのも、試せるとは思うのだけど、今大事なのはそこじゃないのかな、と思う。
食べないから、作り直す。
これって、母のやさしさではあるけれど、見方を変えれば、わがままが通っているだけ。
健康のためにも、何とかして食べてもらいたい切実な気持ちがあるから、わがままだと言われても、やるしかないという気持ちも理解できる。
「嫌だ」と言えば、別のものが出てくる。
娘さんがそう学習してしまっているのなら、やはり、そこから見直す必要があって、子どもの顔色や機嫌を伺わずに「食べないなら今日は終わり!」にしてしまったほうがよい時もある。
これを食べなきゃ、もう何もない。という状況になれば、変わってくるかもしれない。
私自身は、「毎日の食事を丁寧に作って楽しむ」に憧れてはいるけれど、そこに辿り着くには程遠い現実がある(憧れているだけでは、いつまでたっても叶わない)
仕事が終わり帰宅すると、夫が作っているはずの夕食が「ぎゃー!何もない!!」慌てて残り物やあり合わせで、なんとか子どもに食べさせるなんてことだってある。
食べさせて、お風呂に入れて、寝てもらわないと!!!
食べないからと作り直す時間はどこにもない。。。
「美味しくない」と言われたら、「あらそう、じゃぁ、ママがいただくわ」
これを真似してなんて、到底いえない。
でも、いい加減なくらいがちょうどいい加減な時もある。
余談だが、夜にnoteを書くと、ついつい時間をかけすぎてしまい、睡眠時間が削られるのが最近の私の課題だ。
薄々と気づいてはいたが、やはり時間の制限があるほうが、集中して書けるようだ。
これからは、昼休み中に書くことにもチャレンジしてみようと思う。