四則演算の本質

Q1. 足し算とは何をするときに使うものでしょう?
Q2. 引き算とは何をするときに使うものでしょう?
Q3. 掛け算とは何をするときに使うものでしょう?
Q4. 割り算とは何をするときに使うものでしょう?

足すときに使う、引く時に使う、、、では説明にならない。
そもそもどういう意味、役割があるのか

A1. 足し算とはまとめるときに使うもの
A2. 引き算とは比べるときに使うもの
A3. 掛け算とは効率よくまとめるときに使うもの
A4. 割り算とは、質を測るときに使うもの

深沢真太郎 「1日1分 数字アタマのつくりかた」CHAPTER3

私には数字への苦手意識があり、その分、数字を自然に操れる人がかっこよくみえて仕方がない。できればそっち側に行きたいという密かな願望も持っている。
数学的センスの無さを明確かつ具体的に自覚したのはつい数年前、子どもの学習発達に関するセミナーでワークを行ったときのことだ。
複数の個数や人数を数えるとき、きちんと整列していれば、ある程度のまとまりで捉えられるのに、ランダムに配置されると、途端に1個(人)ずつ数えてしまう。(1:1対応)
もうすっかり大人になっている私は、指を指しながら一つずつ数え、つまり「数字が苦手な子」と同じ数え方をしていた。

講師の先生が、まとまりを作って数える方法を子どもにするように説明してくださったとき、ものすごい秘密を知ったかのような嬉しさがあった。
この話を母にすると苦笑された。。。
これまで、どうして誰も教えてくれなかったのだろうか。

子どもの頃に教わっていたのかもしれないが、うわの空で聞いていなかったのだと思う。
大人になると、そんなことに気づいて教えてくれる人にはなかなか出会えない。自分にとってはかなり有益な情報だったので、職場の後輩が私よりさらに数字が苦手だということに気が付いたときは、もれなく教えてあげた。
とにかく数字に対する苦手意識はお墨付きだ。

当然、四則演算(+-×÷)の本質なんて考えたこともなかった。
でもこうやって、足し算・引き算・掛け算・割り算の本質が頭の中でイメージして描けると数字がちょっとずつ楽しく身近な存在になる。

本の中で、数字との遊び方についても触れられていたのだが、まだちょっとハードルが高かった。もう少しハードルを下げて、スモールステップで数字遊びをしつつ、物事を「数字」を使って考える癖をつくりたいと思う。


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