イヤイヤ調整中、トイレで○○

「ママ大好き」と「イヤイヤ~~」を行ったり来たりで、いろいろな気持ちを調節中の5歳の娘(3月生まれの年長)。

最近は大人の目を盗んで、○○する、といったことが増えてきた。

まだまだ、「ダメ」を言葉で説明されても、理解が難しいこともある。
・保育園にかわいい服(キャラクター)を来ていったらダメ
・保育園にお菓子やおもちゃを持っていったらダメ
・保育園は髪を伸ばしたらダメ
(子どもの園は、野外活動が多いこともあり、活動に支障のない短髪指定)
・食事の前におやつを食べたらダメ
・食事中歩き回ったらダメ

「ダメ」を使わない表現にするのも大事だけど、いろんな大人がいろんな場所で、「ダメ」を言ってしまっている。
禁止されているという印象が強いと、それがストレスやイヤイヤに繋がる。

帰宅後、夕食前にアイスクリームをこっそりと食べようとしていた。
ダメなことは、知っているけれど、食べたい。
母に見つかった。思いっきり笑顔で、食べたいアピール。

母「美味しいよね、食べたいね。デザートはいつ食べるんだっけ?」
  先に夕食を食べてほしい母。
  本人の気持ちをまず受け止めるべく、言葉を選ぶ。

娘「今、食べるの!」
母「ご飯食べてからにしよう!」
娘「今がいいの!!!」

イライラしだす娘。
このイライラ周波はかなり巻き込み力が強い。
「だって、ママのごはん美味しくないもん!!!」
容赦なく放たれる悪態言葉。

まともにとりあってはいけないことは、十分理解しているつもりでも、疲れた母の心身にはグサリと刺さることもある。

夕食は食べてほしいけど、修羅場になってもアイスを取り上げるべきか??そこまで必要??今の状況で、彼女が気持ちを切り替え食事に向かうのは難しい。
母は、戦闘意欲を消失した。
娘は少し気まずい表情をみせつつも、アイスを食べ、夕飯を食べないと言い張った。
その後、結局泣いて「ママごめんね」とやってきた。

最初は「食べたい」からスタートしたのだろうけれど、途中から自分の気持ちを受けとめてくれないことに対する反発で、「意地でも食べてやる」になっていたのかなと思う。

またある日は、トイレから出てこない。
心配して声をかけても返事がない。
しばらくして何食わぬ顔をして出てきたけれど、何かおかしい。
小さな袋菓子をトイレに持ち込みこっそり食べていた。
まさかのトイレで盗み食い。。。
(どれだけお菓子に飢えているんだ・・・)

子どもが自分で善悪を判断して行動を選択できる力がないうちは、手の届く範囲や目に見える位置に、お菓子を置くまい、と心に誓った日。

手の届かない高さに置いていても、猿のようによじ登り探し当てられてしまう。買わないという潔い選択肢は、お菓子好きな私や夫には難しく、親子の攻防はしばらく続きそうだ。

児童精神科医の故佐々木正美先生は次のように述べられていた。

子ども時代に甘え(依存)とわがまま(反抗)を繰り返した経験があればあるほど、早く自立し思いやりがある人間に育つ

いい子だから、かわいがるのではありません。
かわいがるから、いい子になるのです。

甘えや反発の多い、わが子はただいま、絶賛発達中。
甘えやわがままを、まずはそのまま受け止めてもらう、と言う経験が自立につながる。




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