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Book review『この人と、一緒にいるって決めたなら タサン志麻&ロマン、私たちの場合』

伝説の家政婦 タサン志麻さんと志麻さんのパートナー、ロマンさんの本です。

執筆協力しているのは、私の尊敬するライターの一人 宮本恵理子さんです。

おススメです。 

ロマンさんはフランス出身。

パートナー、家族との向き合い方、感じ方が日本人と違うなぁと感じました。

たとえば、志麻さんから怒られても、ポジティブに捉えます。

怒られることは、自分を否定されることではないし、自分に真剣に向き合ってくれている証拠。だから、うれしい

こども達を叱った後、落ち着いてから「なんで怒ったか分かる?」と叱った理由を聞きます。

理由を説明できないなら「ごめんなさい」を言わなくていいって教えてる

いつも「今の自分、今の家族にとって何が一番ハッピーか」を大事に考えておられます。

自分ひとりだけ幸せになりたいなら、結婚はしないほうがいい。
この人と結婚するって決めたなら、2人一緒に幸せになる。
私はそれが夫婦だと思っている

印象に残っているエピソードは、

自分の気持ちを素直に表現できなかった志麻さんに、

「もっとちゃんと話して。口に出して」

と何度も伝えて、気持ちを言葉にする大切さを伝えたそう。

おかげで、志麻さんは素直な感情だけでなく、目標や理想も口に出せるようになり、夢に近づいたそうです。

感想

私も「家が一番素直でいられる場所」にしていきたいです。

衝突しても、分かり合おうと努力を続けられる人がパートナーなのかもしれない。。

次女が癇癪をおこしても、「ママには安心して感情を出せるんだね」とも思えるように。

学びが多い本でした!

目次を載せておきます。

目次
Part 1 家を「一番素直でいられる場所」にするために
Part 2 子育ての「正解」は自分たちでつくる
Part 3 暮らしは、だいたい回っていればいい
Part 4 うれしい日も気まずい日も一緒に食べた、あのレシピ
Part 5 これまでも、これからも、幸せのかたちは自分たちが選ぶ
Part 6 タサン志麻から「妹たちへ」

大切なことが書いてあるのに、スラスラと読める本です。

宮本さんの筆力の高さにも脱帽です。


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