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今でも刺さっている、尊敬する先輩が言っていた台詞

こんにちは、しがサラです。

今日は少しテイストを変えて、前職で働いていた時に先輩がふと言った台詞を紹介します。

別に私にアドバイスをした訳でも、説教をしたのでもありません。
隣に毎日座っていた先輩が、ポツリと言った言葉です。
その時は、全然ピンときてなかったのですが、自分が経験を積むにつれて、色んな角度で照らしてくれます。

そして、今も私の心に刺さっています。


その先輩は、別の会社から出向をしてきていました。

結論から言うと、「こんなスーパーマンがいたのか」というぐらい、仕事が出来る人でした。

頭の回転、決断力、実行力、教養、人間性、とにかくどれをとってもずば抜けている人でした。
正しくないことは、どんなに立場が上の人でもはっきりかつ論理的にNoと言える、部下の立場からすると、とても頼もしい先輩でもありました。

そして、その先輩は年が近かったこともあり、公私共に良くしてもらいました。

共に同じ仕事をこなし、多忙を極めて朝早くから夜遅くまで働きっぱなしなことも多かったですが、それ以上に一緒に働いていた2年間は私の人生において最も学びの多かった2年間でした。

そんな先輩と一緒に夜遅くまで仕事をしていたときの話です。

先輩が人事企画の資料を作りながら、ポツリとこう言いました。


「俺が1番サラリーマンなんよね。」

正直、最初は???でした。

毎日こ働きぶりを見ている部下の私からすると、上司に物怖じせず意見を通したり、前例を壊して新たに会社の施策をバンバン打ち出したりするその姿は、どちらかと言うと【破壊者】のように映っていました。笑

その破壊者が急に、1番サラリーマン?
この人いよいよ、疲れてきたか?

あえて聞きませんでしたが、どういう意味だろうと思いました。

そうこうしている内に、その人は部署を離れ、出向元の会社に戻っていきました。

人事企画の仕事は私がそのまま引き継ぐことになり、悩みながら、先輩が作っていた資料を教科書としていました。


すると分かったことがあります。

それは、すべての企画は大胆なように見えて、緻密に相手目線で作られていたことです。

従業員、それを役員に通す上司、そして決裁権をもつ役員。

すべての人の立場に立ち、誰が見ても、自分のためだと思わせる企画の考え方でした。

それは、先輩はが言っていた【俺が1番サラリーマン】という発言からすると、

・理想だけを押しつけず、基礎に忠実
・現場(相手)目線
・上司の顔を潰さない
・従業員と会社がwin-winになる

こういった点が、読みとれました。

直接先輩に、ある飲み会の場でそのことを聞いたことがあります。

すると次の答えが返ってきました。

「周囲からは破壊者的に見られるけど、相手のことを想って、難しくもない基本的なことやっているだけ」

なんだか、スゴいことをしているというイメージとは対象的に地道な努力を重ねているだけ、という姿にとても心を打たれました。


イチローさんの名言にもあるように

「小さな事を積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ1つの道」

どんなに小さい仕事も、地道にかつ着実に、向き合う大切さを私は学びました。


まだまだ、道半ばですが、この言葉を大切にしながら、私も頑張りたいと思います。

是非、皆さんにも考えるきっかけになれば嬉しいです。

今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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