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女帝 エカテリーナ

久しぶりにカッコいいリスペクトできる歴史上の女性に出逢うことのできた本。
初めて🔰の「note 」デビューを飾るに
ふさわしいタイトルだ。

さてさて
「女帝エカテリーナ」とは
18世紀ロシアの広大な世界を
権力と愛慾と闘争に生きた華麗で偉大な女の物語。
ドイツ生まれの彼女が
ロシアの宮廷で「女帝になる」ためには
"今 何をなさねばならないか?"見定め
ロシアを愛しロシア語を学びロシア正教を信仰し、誰よりもロシア人らしいロシア人となる為に努め、
自分は服従する側の人間ではなく
支配する側の世界に進む道をきめられた人間だと気づく。。
「ともかく…残念なことにわたしが容姿に恵まれなかったことは間違いのない事実だわ。」このセリフに、この時代の女性の容姿が将来の明暗を決定つけることを意味する。
しかし
自分の意志の力でできないことは無いことを知るエカテリーナは、深い教養と知性で内面から美しくなることが自分で出来ると自分を信じ
本気で手に入れたいモノの為に努力を惜しまない。
支配する側に生まれた者には恋愛沙汰よりも、もっと大切なものがある「自己を知り、自己を律する」ことが大切であることを見極め、突き進む。「母性」さえも…コントロールして。
この「女帝エカテリーナ」を読むと

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1,075字

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