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深い内省と広い視野

 大学に入学したばかりの時の僕は、物事を軽く考すぎていた。
 「人生楽しんだもん勝ちだ!」
 「幸せに生きればそれでいいんだ!」
 「努力次第で何者にだってなれる!」と。
 自分の内側にばかり目を向けて、「今この瞬間に集中して、幸せを感じることが出来ていればそれてok」という、内的な思考や感覚を中心に物事を考えていた。
 結果、思考と現実との間のギャップのせいで状況が悪化し、病んだ。
 2回生になってからの僕は、もっと周りに目を向けなければ、真面目に考えなきゃ、幸せならそれでいい、みたいな弱者の言い訳にはもう逃げない、と、ひたすら気張って、常に頭をフル回転させた。
 結果、自分や他人のダークサイドに目を向けすぎて、重苦しい感情が蓄積していき、病んだ。

 結局さ、バランスなんだよ。
 最終的には自分が幸せを感じることが出来ていたら、なんだっていい。
 他人と自分を比較したり、過去への後悔や未来への不安を抱いたりするのは、無意味なことだ。
 人生は幸せになることが目的なのであって、少なくとも自分個人にとっては、全ての選択・行為・情動は、その目的であるに過ぎない。
 自分が幸せに生きて、心やお金に余裕が無ければ、結局のところ、周りの人を幸せにすることだって、出来ないしね。

 でも、そレだけじゃダメだ。
 幸せに生きよう!と思うなら、その前提として、周りをきちんと見なきゃいけない。
 「自分が幸せになること」が至上命題になってしまうと、それはたちまち、ただの自己中へと変貌する。
 ちょっと前までの僕がそうだった。
 
 noteでどなたかは忘れたが、よく拝読しているライターさんの記事で、印象に残っているフレーズがある。
 「人生の中心は自分だけど、世界の中心は自分じゃない。」
 本当にそうだな、と思う。
 自分自身に目を向けて、自分をいたわって、自分を第一に考えなきゃいけない。
 でも、それと同時に、社会にはいろんな人達がいて、自分の知らない世界や経験していない物事で溢れかえっていることを念頭におかなきゃいけない。

 最近、僕は、そこんところのバランス感覚を身につけることを大まかな目標として、生きている。
 「深い内省」で自分が幸せであることを第一に考えつつも、「広い視野」を持って現実世界から目を逸らさずに、考え続けなきゃ行けない。
 それが、今の自分に出来る、第1歩だと思っているから。

 
 今回の記事も読み返してみると、ところどころ文章の繋がりが分かりにくい箇所が見受けられるけど、前よりも格段に、自分の思考に対する解像度が上がっているように思う。
 独り言みたいな記事ばかり投稿しているけれど、これからもnoteでの投稿を続けていきたい。
 

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