いつか笑い話になる日まで⑦ 〜夢であって欲しい〜
こちらは⑦になりますのでよろしければ①②③④⑤⑥からお読みください^ ^
悪夢のはじまり
こちらに帰ってくる途中Yまでもが体調が悪くなったと連絡がありました。熱がないのに寒気と割れるほどの頭痛。「普通じゃないから少しサービスエリアで休む。」との事でした。
Yにすぐ高速を降りて病院に行く様に伝えましたがYは頑なに病院へは行きませんでした。
翌日、まだ体調が戻らず昨日にまして悪くなってる気がするから、自分もまた先生の道場に戻ると連絡があり、先生に霊視してもらった所その先生では手に負えない者が憑いているから師匠のところで視てもらう様にと言われ、すぐに大先生のところに行ってくる。という事でした。
その大先生に霊視してもらった所「天照大神」がかなり怒った様子で憑いているという信じがたい結果でした。そのまま大先生のところで祈祷をしなければならず大先生の命にも関わる危険な祈祷になるというものでした。もちろん料金の請求はありました。
その金額は30万程でした。
それもまた母に頭を下げて借りることになりました。
その祈祷を数日かけて行ってる間にこちらにおかしな物が届きました。
誰も行った事がない宇都宮東武百貨店のルイヴィトンからのDMでした。
どういう事なのか分からずとりあえずYが無事戻ってきたら聞こうと思ってDMはしまっておきました。
その後、祈祷がうまくいったからやっと家に帰れると連絡がきました。
ですが何故か真っ直ぐ家には帰れず栃木からこちらに向かうまでの間の神社を数ヶ所回って帰る様にとの事でした。
その神社に参ってる間は連絡をしてはいけないと言われてるからと少しの間連絡はできないけど俺頑張るからちょっとだけ待ってて。というLINEがきました。
1箇所ずつ神社を周り、やっと家から数時間のところまで帰って来れたと連絡が来た後、悪夢の様な出来事が起こります。
その出来事とは、「とある神社の禁足地にどうやら入ってしまったみたいだ。もう何時間も歩いてるけど景色が全く変わらない。俺は今どこにいるんだろう?」という私にはどうしようもできない連絡でした。
そのどこにいるか分からない空間で1箇所だけ携帯の電波が入る場所があったから電話してみたんだけどどうしたらいい?と。
私に連絡するより大先生にした方がいいんじゃない?と一旦電話を切りました。
その後大先生と連絡がついた様で「やっぱり禁足地に入っちゃったみたいだわ。とにかく先生が何とか話してくれるって言うから解決策を待ってみる」と連絡がきました。
ですが大先生でもどうにもならなかった様で、とにかく禁足地に入った事で神様から何らかのリアクションがあるはずだから待ってるようにとの事だったそうです。
その時大先生から海老○とその妻N美の祈祷をした〇〇先生が神の怒りにより亡くなったと聞かされたそうです。
一緒に祈祷を受けていた吉○は数日後火事で母親と共に焼○した。とも聞かされたそうです。
周りの人間が次々と居なくなるという異常な事態にYもこのまま○んでしまうんじゃないかと本当に怖かった。
その様な事が次々起こった事からYも禁足地から出ることができない…。私も娘も生きた心地ごしませんでした。
その頃、何事もなかったかのように(もしかしたらこちらの様子を伺う為に)S子から電話がありました。「Yはもう家に帰ったのかい?」というものでした。まだ帰らないと答える私に「何で?そんなに時間かかる事ないだろうに。」という何ともとぼけた返答でした。S子は続けます「あーそうそう。○○先生が○んじゃったんだわ。なんでか知んないけど。あとYの舎弟の吉○も○んだらしいぞ。」と。人が次々と亡くなっているのにどうしてこの人はこんなに普通で居られるのかと不思議に思いました。
(今考えれば当然です。だって嘘なんですから。)
その後Yから神様の使いの様な女性が来たと連絡がありました。
数日間彷徨いもうダメかと思ったが、その使いの女性が言うには「あなたはかなりの力がある様だ。大きな者に守られているこのままにしておくには惜しい力だから帰してやらなくもない。ただこの神界に来て帰れた者はいない」と。
どうしたら帰れるのかと聞くと「俺がやらかした事はかなりのことらしい。普通なら神隠しにあったと行方不明になる事例らしいんだけどお金を払ったら現世に帰してくれるって。」「????神様がお金を要求するの?」と聞く私に「神様はお金は使わないから本当なら命らしいんだけど、現世でそれに相当する物はお金なんだって。だから犯した罪の分お金でって」と。
普通の状態ならそれはおかしいよ。と私も思ったのでしょうが、周りの人間が次々と命を奪われていると言われていた事もあり正常な判断ができていなかったのだと思います。
今回の神様の要求額は120万円でした。
それも1週間以内に最低でも80万は入れろと。
もう無理でした。どこからもそんなお金は出てきませんし、もう母に言える金額でもありませんでした。
娘にももう無理だねって話をしていたのですが娘は何とか銀行のカードローンを申し込み50万を用意するからと。
私は当時無職でまた、Yが勝手に私のカードを使い50万円程借金(滞納)があったのでどこからも借り入れできる状態ではありませんでした。
その時たまたまもう1人の娘も帰ってきており、話すつもりはなかったのですがどうしようもなくなり娘に話をしました。
その娘は非現実的なことを全く受け入れるタイプではなかったのですが、ママと○○(娘)が信じるなら助けるよと、40万キャッシングして貸してくれました。
そのお金とたまたま入ってきた10万円を足して1週間の期限ギリギリに100万円を振り込みました。
その後残りの20万の催促が来るまでにもまた娘が別の所から借りて用意してくれました。
本当に情けない母親でした。
全額支払ってあとは現世に戻るだけとなった時Yから連絡がありました。
「神界の池に現世と繋がる道があったんだけど池に飛び込んでも全く苦しくも無いし服も濡れないんだよ。不思議だよな。」私はこいつは馬鹿なの?今の状況わかってる?と心の中ではブチギレてはおりましたが、帰ってきてくれたら子供達の借金も返せるし大丈夫、大丈夫。と自分に言い聞かせて待っておりました。
次の日になってもまだ帰ってくるとの連絡がなく、また何か起こったのかと不安に思っていた時嫌な予感は的中しました。
Yから「今そっちは雨降ってる?」と連絡がありました。
降ってないことを告げると「ここはどこだろう?近くならこっちが雨ならそっちも雨かと思ったんだけど。大きな川があってずっと河原を歩いてるけど誰一人会わないんだ。」と。もう少し歩いてみるというYに位置情報を送ってと言いましたが、通話はできるけどネットが繋がらないと言われ結局どこにいるのか全く分からない状態でした。
その後次にかかってきた電話では「何かがおかしい。日本じゃ無いのかも。」という物でした。
流石に大金を出してくれている娘達にこんなおかしな事は不安を煽るだけになるので言えませんでした。
何となく雰囲気が日本ではないらしく、間違えて外国に飛ばされたのではないかとYはいいました。
「神様が間違う?それは無いんじゃ無い?とにかく周りを見て今いる場所がわかる物を探して」とYに伝えました。
その後の連絡は神界の時より突拍子もない物でした。
「ここはパラレルワールドなんだって。使いの人が来てそう言ってた。ただ神様と領域が違うからすぐに何とかできる問題じゃないらしい」
どういう事?帰れないって事?
頭が混乱しました。
やはり最終お金でした。
15万。
もう子供達もできる限界まで借りてくれていました。
もう今回こんなにお金払ったのにもう無理だ。
支払ったお金は返ってこないし、Yも今回こそは無理だなって思っていた時、たまたま2ヶ月前に足の怪我で入院していた息子の入院給付がおりました。私達親子は今考えれば馬鹿なんですが、神様が最終助けてくれた!と思い込んでそのお金をYにすぐ振り込みました。
(毎回振り込みをしている口座は以前にS子を通じこちらに送ってもらったY名義の口座のカードからで、送り先はYが後に勝手に作ったコンビニ銀行の口座)
その後Yから「みんなのおかげで現世日本に帰ってこれました。ありがとう」「すぐに帰るから待っててください」と連絡がありました。
その1週間後、Yから1人の時に電話くださいとのLINEがありました。悪い知らせだとすぐにわかりました。
1人になった時電話をかけました。
「もう家のすぐ近くまで帰ってきてたんだけど、今のままじゃ帰れない。」「どういう事?」と聞く私にYは「今色々と神社周りながら帰ってるじゃん?その途中で色々と神様と話したんだよ。そしたらうちの家族にこれから起こる事聞いちゃってさ。その全てを俺が背負うから俺が禊ぎを受けるから家族を守ってくれって頼んだんだわ」と言いその禊ぎを行わないと私は声を失う、娘は男に騙される、もう1人の娘はこれから先産むであろう子供が大きな病気になる、息子は刑務所に入る、下の息子はまだ発展途中だからまだない。という物でした。
それを俺が一手に引き受けちゃったんだよ。勝手な事してごめん。だからまだ帰れない。
という話でした。
その禊ぎとはまた別の神社を周り神様の解放をして回るという物でまたYは帰ってこなくなりました。
その間にもLINEはたびたび送られてきており、やはり神社に奉納するお金の無心でした。
その頃からS子からも「Yから連絡が来たが大変な状況になったな。相手が神様だから仕方ない。
私も何回も何回も振り込みしてるからお前達も何とかお金作って送ってYを助けてやれ」と振り込みを促す電話が頻繁にかかってきました。
数万から十数万をたびたび振り込みさせられておりましたが、奉納したお金は俺が帰り着く時全額返ってくるから大丈夫だ。と。
その後1ヶ月は経っていました。
その時また事件は起こります。
神社を周りもう家に帰れると思った矢先今度は酒呑童子という鬼に取り憑かれたと。
この鬼はずっと身を潜めながら俺にくっついてきてたらしい。と。
神様とは違うから話は全く通じないと。
YはS子にも頼んで振り込みをしてもらっているが今日明日中に150万振り込まないと俺○されちゃうんだ。と
もう私も娘も何が何だか分からない(もう完全に洗脳状態だったと思います。)中、S子からの電話で「諦めず借りれるところ片っ端から連絡入れろ。私もそうやってお金作って振り込んできたんだから」「私はやれるだけの事をやったからな、あとはお前たちの判断だよ。アイツがどうなるかよく考えろ。」と。
正直怖かった。自分の判断で人が○ぬ。
もう方法はなかった。その時母が母の姉(高齢の叔母さん)に頼んでくれました。
叔母さんも余裕があるわけではなく、なけなしの150万を貸してくれました。
Yの仕事のお金だと言って。。。
これで終わりだ。と思っていたのに…。。。
今回はここまでにしておきます。
また、続きを書きますのでぜひお読みください。
to be continue…
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