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年の差のあるきょうだいの子育て

第一子を出産した後、私は早いうちに第二子を出産したいと思っていました。子ども同士の年齢が近い方が一緒に遊んでくれるし、年齢の近い方が何かと育てやすいのでは?と思っていたので…。

第一子は両家にとって初孫でしたので、ずいぶん両家にかわいがられていましたし、孫をこんなに喜んでくださるとは…!と思って、もう一人欲しいなら早く産みたいなとも思っていたのですが、色々な事情があって結局6年後に第二子を出産することとなりました。


2歳差の夫のきょうだい事情

夫は次男で、上に2つ離れた兄がいます。

義理の母も「子どもは年齢が近いと一緒に遊んでくれて助かったわ~!」と仰っていたので、第一子と年齢が近い方が良いのかな…と思っていたところがあります。
「子育てもある程度同じタイミングで終わるからね!」と仰っていましたね。

夫自身は「年齢が近いと、やっぱり兄がライバルになるからねぇ。負けたくないみたいな気持ちが強かったかな」とのこと。

上の子は0歳から保育園に通いましたが、周りの保護者の方もすぐに次のお子さんを妊娠・出産する方も多かった印象がありました。(送迎時に赤ちゃんを連れておられることが多かったので…)

6歳差の私のきょうだい事情

私は長女で、6歳離れた弟がいます。

私が小学校に入るタイミングで弟が生まれたので、確か1年間は母と弟が家にいて過ごせた記憶があります。
ちょうど6歳離れているので、園や学校の役員関係の仕事を長く依頼されることがあったと話していた気がします…。
(ちょうど私が小学校を卒業するタイミングで弟が入学する…というような感じでしたので)

そういうこともあって、6歳差だといろいろ大変かなぁと漠然と思っていました。
6歳離れていると、あんまりきょうだいって感じも正直強くなく、それぞれ各々のペースで過ごしてきた気がします。

6歳差の子育てについて思うこと

実は当初はなるべく早く第二子を出産したい、子育ても早くひと段落して仕事に打ち込みたいという野望がありました。
ただ、現状6歳差の子育てについて良い点も含めて考えてみると、けっこういいところもあるかもしれないと思います。

ひとつは、上の子とじっくり過ごす時間が確保できたこと。
特に両家の初孫として両家から愛されまくり…だった上の子は素晴らしく自分がいちばん!状態を4年間ほど享受しています。
(4年後くらいに次のお孫ちゃんが生まれました)
初めての子育てに戸惑いながらも、私も夫も上の子のことだけを考えて、いっぱい遊んで過ごす時間を持てたのは良かったかもしれないと思います。

特に上の子の写真は相当数あります。
アルバムも何冊もできており、フォトブックも大量に。

ほかにも、上の子が下の子を慈しむ余裕があること。
上の子がある程度大きくなってからの第二子の妊娠、出産だったので、「自分より小さいから赤ちゃんのお世話をしてあげなきゃね」という気持ちが育っていました。
もちろん「自分のことも見てよ!」という気持ちが無かったわけではなく、下の子に嫉妬する様子もありましたけれど、下の子をお世話してあげようという余裕があったのは上の子がある程度大きくなっていたからではないかと思います。

そして、上の子が自分でいろいろできるようになっていたこと。
下の子から手が離せない時に、ひとりでご飯を食べてくれたり、トイレに行ってくれたりするのは大変助かります…。
あと、何かを手伝ってほしい時にもお願いすると手伝ってくれたり、待ってくれていたりするので…。自分でできることは自分でしてくれているので随分助けられています。

あとはお下がりが使いやすいということもあります。
全くサイズが重ならないので…(そのうち下の子が「お下がり嫌!」と言い出す時も来るかもしれませんが…)

いろいろ工夫が必要なこともありますが

ただ、6歳ほど離れていると、興味関心もかなり違ったものになってきます。
例えば、下の子は「アンパンマン」大好き!モードですが、上の子にとっては「もう違うのがいい」というモードなので、テレビもそれぞれ譲り合って見てもらうことになります。

出かける時にも、2人とも楽しめる場所だといいでしょうけれど、どちらかがどちらかに合わせることも少なくないかもしれません。

ただ、年齢が近い子どもたちでもそれぞれの子どもたちの状態や個性によっていろいろ工夫は必要だと思いますので、必ずしも年が近いから育てやすいということばかりではないのかなと思うようにもなりました。

良かったことを大事にしつつ

強いて言うなら6年間の間に赤ちゃんのお世話をすっかり忘れていたので、そういう点では年齢が近い方が育てやすい点はあるかもしれません。

ただ、自分にとっては6年間が必要だったんだろう、このタイミングが最適だったんだろうと思うことにしています。

上の子が通った保育園に下の子も入園し、上の子を知っている先生方に声をかけてもらうことも多いので、そういう点では6歳差も良かったかなと思っています。

時々、小学校が早く終わって一緒に保育園にお迎えに行く時もあり、そういう時に「大きくなったねぇ~!」と先生方に声をかけられてニヤっとする上の子も見ることができました。

年齢を重ねてひとり暮らしを始めた頃、私は不安でいっぱいでした。
やがて夫と出会いふたり暮らしになり、上の子を授かって3人で暮らし、そして新たな家族が増えて4人家族になりました。

その経過の中で、私もいろいろなことを学び、変わっていきました。
これからもいろいろなドラマに遭遇するのだと思います。
家族としてこれからも共に成長していけるといいなと思っています。

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