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ドイツ滞在食事の記憶「β」Atschel~欧米のレストランでまともな客として取り扱われるには

ネットでの評判通り、フランクフルトで
美味しいドイツ料理を味わえたレストランの一つ。

訪れたのはコロナ前。
今もあるようだ。評判もまずまずの様子。

英語が通じるお店で、料理もとても良かった。
やたら陽気なウエイターが楽しそうに仕事をしていた。

個人手配旅行が増えると、楽しいことばかりでないのが海外旅行。明らかに他の客と違う扱いをして「くださる」妙なサービスのレストランもまあまあ存在する。

旅行の時、欧米のレストランでまともな客として取り扱われるにはどうすればいいのか考えた。

どんな店なのか、価格帯とかにもちろんよるんだけども

・旅行慣れしていて、現地語の日常会話レベルが普通にできる
・店の従業員に対して現地語でリップサービスのジョークが言える
・欧米人にひけをとらない身長がある
・服装のオシャレ度で世界基準で10段階で8くらいの評価の自信がある。
・世界基準で、美男、美女 etc.

ある程度の高級店なども含めて、などなど、色々考えはじめたら妙な方向へのハードルが高くなってしまい、自分で眺めて苦笑した。

いわゆるパンピーのアジア人旅行者が、レストランでまともな取り扱いを受けるにはどうしたらよいか。

自分なら一人の時は、上記のスペックに足りてない事を自覚してるので、
レストランはチョイスしない。フードコートみたいなものを利用する。チップがいらないのも気楽。

グループなら欧米「人種」が混じるだけで、かなり扱いが変わる。気のせいなのか。否。いろんな意見があるので一概にはいえないけどね。

最近は変わってきているのかもしれないが、
ヨーロッパ旅行だと、基本的に1人でレストランに入るとあまり良い扱いをされないと思っておいたほうが精神衛生上良い。ファーストフードや、フードコートみたいなところは大丈夫だけれども。ロンドンのpubとか、色々例外はあるだろうけれど。

特にディナー、ランチは店によってはっきりと相手側から「歓迎されていない」空気を感じるところがあり、自然と避けるようになった。

カップル、グループ、ファミリーなどで行くのがやっぱりスタンダードだ。
店からすると、1人の客はお金を落とさない客だと思われるのもあるのだろうか。店の雰囲気にもよる。

ヨーロッパ人だらけの店に雰囲気の違うアジア人集団がいるという事が現地の人にとってどんな「絵」にみえているかわかるだろうか。そこにいるだけで、差別なのではなく、区別がはっきりと存在する。

食事とその国のマナーを守り、規定の料金を払う。それだけでは足りないと感じることもある。その人の属性(男女別、年齢、使えるお金の額)によって、できる工夫は異なると思うが、まともな扱いを受けるにはもうひとひねりが必要なのである。

それでもやっぱり嫌な思いをすることはある。レイシストは一定の割合でどの国にも存在する。アジア人女性の場合はさらに難しいと個人的には思う。

それにしても。ドイツ料理は魅力的なものが数々ある。
ネットに転がっている、肉に垂直にナイフが刺さった、肉肉しさ満載の写真をみていたら、ドイツ料理が無償に食べたくなってきた。

PCでこの文章を書きながら、スマホで日本で行けるドイツ料理のレストランを探していた。