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ファーストクラスへノマイレージ交換~なぜ普通の人がノレルのか

この文章にファーストクラスに乗った体験談の話は一切出てこない。

そろそろファーストクラス搭乗~帰国までの話をまともに書き起こそうとしたのだが、マイレージ交換という機能について書き始めたら、終わらなくなってしまった。

国際線の飛行機には主に3つの座席のクラスがある事が知られている。

エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラス。

ビジネスクラスやファーストクラスはいったい誰が乗ってるのだろうとおもいつつ。

その存在を知ってから、自分が乗るまで数十年。

なんとなく、どんな階層、属性の人が利用していて、というのを段々知りつつ
実はファーストなどは、ビジネスクラスからのクラスアップも多いなんて聞いたりしながら。

本当にマイレージでビジネスやファーストに私のような人間が簡単に乗れてしまうのに、ただただ驚く。

だから大したことないのかもしれない。あとは自家用機の世界があるから。

維持管理を考えるとビジネス、ファーストってやはり手軽なのかもしれない。ってとある人に話をしたらその発想が貧しいって言われたっけ。

ANAは数年前からシンガポール航空のファーストクラスへのマイレージからの特典航空券交換ができなくなったようだ。

感覚的な話になるのだけど、シンガポール航空をメインで利用する人の属性は日本のそれとかなり違うと思う。

マイレージでファーストクラスの座席を取得した人間と、正規の料金を普通に支払っている人と、本来はものすごい格差をつけて然るべきなのだろうと思うが、

目に「見える」サービスがほぼ一緒。どこで差をつけてるのだろう。


目に「見えない」部分で
差別化されてなければ、自分があちら側なら、苦情を申し立てるだろうな。

これ如何に。

マイレージでビジネスとファーストに乗れる制度は、何かが、破綻してるような、気がしてならない。


そのうち、普通の人が排除されるような、気がしてならない。

昔は飛行機に乗ることだけでステータスだったのだが、今は全く違う社会で
この制度を維持することの意味はどこにあるのだろうか。

階級社会の何十年前だったら、その存在を知る事すら人々の伝聞だっただろう。

そういう意味で、今、現代にマイレージでファーストクラスに乗ることは
庶民にとって一瞬の魔術のようなものだ。おとぎ話の世界がそこにある。

例えば亡くなって天国に行った人は帰ってこないので、どんな素晴らしいところなのか、体験談を聞くことはできないのだけれど
ビジネスクラス、ファーストクラスについては旅行記が、相当数流通している。

タネのあるマジック。「一瞬だけ」そこにたどりつくマジック。

庶民が暴動起こさないように、マジックを残しておくことは、階層移動を諦めた層への社会安定装置機能の1つなのかもしれない。

世の中にある射幸心を煽るものすべてに、それをいつも感じる。

ゲーム、マッチングアプリでの恋愛ゲーム、ギャンブル、SNSの数取ゲーム、プロスポーツへの熱狂。
有名なテーマパークで過ごす時間。 資本主義のマネーゲーム。

マイレージでビジネス、ファーストクラスに乗る事もその1つだと。

この瞬間に、同じ様な事を考えてる人が、世界中にいるのではないかと思う。