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「今日できないことは今日できるようにならんといかんのや!!」

アシトのサッカーに対するマインド。



サッカーは負けが伴うスポーツ

この前の試合、結果的には残念だったね。
格上相手に意気込んでいた試合前のようにはいかず、
気合が空回りしたのか、実力差を痛感して足がすくんだのか、
君はなかなか実力を発揮できなかった。
大友の話の時に出てきたように心の持ち方を考え直して、
また、実力を付け直して、次はベストを尽くして勝てるよう準備をしていこう。

サッカーをやっている限り、どれだけ強いチームにいてもいずれは負ける。
プロリーグでも無敗優勝なんてほとんど見かけないし、
たとえできたとしても、2季、3季連続なんて不可能といってよい。

トーナメントを勝ち抜いて全国優勝するチームは唯一、一度も負けない。
でも、結局次の大会や、次の移籍したチーム先で勝てない経験をする。

サッカーは負けることと向き合うことが必須のスポーツだ。

サッカーは失敗のスポーツ

サッカーでは失敗がつきものだ。
他の多くのスポーツでは比較的自由に動かせる手をメインで使うのに対し
サッカーでは自由の利かない不器用な足をメインに使うことから
失敗が起きやすいスポーツといえる。
また、同じフィールドの中、相手味方が入り混じって攻防を繰り広げる特性をみても、
失敗を誘いやすい、起こしやすいスポーツと言える。

実際、失敗が少ないプロの試合でも、やはりミスがあるから試合が動く。
メッシだってクリスティアーノロナウドだってパス、ドリブルやシュートを失敗する。
決めることが当たり前に思えるPKだって、成功率は70~80%。
裏を返せば20~30%は失敗しているんだ。

サッカーは必ず失敗が伴うスポーツなんだ。

サッカーは「できない」スポーツ

負けた時、失敗した時、「できなかった」と思うかもしれないが
そもそもサッカーをやっている限り「できない」と思うことだらけなんだ。

君はまだサッカーを本格的にはじめたばっかりだから「できない」が多いと思うかもしれないが、それは違う。
どれだけ上達しても、どれだけ「できるようになった」と思ったとしても、
やっぱり次の「できない」が間違いなく待っている。
たとえ君が8回バロンドールを獲ったとしても、だ。

「できない」を「できる」に

そんなスポーツだからこそ、「できない」から何を学び「できる」にはやく繋げていくか、というのがとっても重要だ。
そしてこの作業を繰り返しをしていくことが、サッカーの上達につながっていく。
そして、その繰り返しは、サッカーを続けるかぎり、終わることはない。

試合中、うまくプレーができなかったことは、どうしたら「できる」に変えることができるのだろうか。
できるかぎりはやく「できる」に変えられると、チャンスの数は増え、ピンチの数は減る。
勝ちの可能性を少しでも広げられることができる。
逆に変えられないと、試合結果にもろに影響する。

練習でも、「できない」を「できる」に変えることが上達だ。
はやくできればできるほど、上達もはやくなっていく。
逆に、できないことをできないままにしておくと、
上達は遅くなるし、どんどん出てくる「できない」
に向き合う時間や余裕がなくなっていく。

今日からできる「今日できないことは今日できるように」

そこで、アシトの言葉である。

「今日できないことは、今日中にできるように!」

実は、昔の詩人、ゲーテも同じようなことを言っている。
「今日出来ないようなら、明日もだめです。
一日だって無駄に過ごしてはいけません。」

もちろん、リフティング0回の子が今日いきなり100回できるようになることは、とっても難しいことだ。
でも、「今日できるようになるんだ!」と思って取り組んだ子であれば、
昨日よりも、今日間違いなくできているようになっている。

君は、今日からの練習、「今日できるようになる!」と思えるか。
単純なことだからこそ、強い気持ちが必要だ。

「上手くなりたい」という野望を持っている君は、
「今日中にできるようになる!」と思えるはずだ。

強い気持ちをもって、練習に励もう。
そんなマインドが、試合を勝たせてくれるし、
普段の練習でも君を上達させてくれると
パパは信じてやまないよ。

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