流浪者

永遠に定まらず、何もできず、おそらく最後の最後まで彷徨い続ける滑稽な50代男か。  旅…

流浪者

永遠に定まらず、何もできず、おそらく最後の最後まで彷徨い続ける滑稽な50代男か。  旅、格闘技、映画、小説で思うことを吐き出しています。欧州のマイナー国でフラフラ働いていたことがあるので、外国のうらぶれた街角も好き(なんだそりゃ? 笑)

最近の記事

井上尚弥なら大丈夫(過去記事の補足)

 約一年前に書いた「井上尚弥とラスベガス」という記事について、似たような話が現実でも少し議論されているので補足したい。  私はその記事では、「本場ラスベガスでやらなきゃダメ、本物ではない…」という意見の人が出てくる、すでにいるから、ギャフンと言わせる為にもどんどん海外で試合をしてほしい。と書いた、実際に進出しても彼なら余裕で本場のハードルはクリアするし、見せつけてほしい。せっかく類まれな実力があるのだから、世界にその才能を存分に見せつけ、知らしめなくては勿体無いという内容だっ

    • TVがオワコンとされ、コンプライアンスばかり気にしてつまらなくなったというが、おかげで子どもに見せられる番組が多少なりとも増えてるのかなとも思う。子どもなのでアニメやEテレが多いので、お笑いいじめ番組は目には入らないだろうし。  TVの中のかたがた、頑張ってください。

      • https://nordot.app/1084732998424642514 当たり前。

        • バンコクの運転手

           30年近く前、プータローをしていた私は一週間ほどタイのバンコクへ貧乏旅をした。  目的はムエタイ観戦と1人旅のゾクゾクする気分が忘れられなくなっていたからだろう。  当時のバンコクはまだ地下鉄が無くて夕方になると酷い渋滞に見舞われていた。その頃のタイでの移動手段といえばオート三輪のトゥクトゥク、バイクタクシー、バス、タクシーといったところか。値段は交渉制で向こうも商売だから吹っ掛けてくるわくるわ、だいたいニコニコと日本語で話しかけてくる運転手は100%ボッタクリと学習(笑)

        井上尚弥なら大丈夫(過去記事の補足)

        • TVがオワコンとされ、コンプライアンスばかり気にしてつまらなくなったというが、おかげで子どもに見せられる番組が多少なりとも増えてるのかなとも思う。子どもなのでアニメやEテレが多いので、お笑いいじめ番組は目には入らないだろうし。  TVの中のかたがた、頑張ってください。

        • https://nordot.app/1084732998424642514 当たり前。

        • バンコクの運転手

          他人の目がどこかであるから 人は言い訳する。 男の言い訳はみっともない、というヤツほど言い訳している。

          他人の目がどこかであるから 人は言い訳する。 男の言い訳はみっともない、というヤツほど言い訳している。

          「ガス人間第一号」

           これは立派な恋愛映画だ。 怪奇SFシリーズだの、云々だのの冠はいらない。一人の男が一人の女性とその女性が体現する芸術を愛し、その愛を全うする映画である。  半ばゲテモノ鑑賞のつもりで見た映画だったが意外だった。やはり日本映画は面白い。

          「ガス人間第一号」

          井上尚弥とラスベガス

           プロボクシングの井上尚弥選手が4階級制覇を果たした。ボクシングに絶対はない、どんな天才でもスーパースターでもちょっとした綻びで天国から地獄へ落ちる。井上尚弥選手でもありえる、今までも数々の名チャンピオンの陥落シーンを見てきたが、皆さん呆気ない幕切れだった。「"あの”井上尚弥もいつかは…」と思いつつ、やっぱり今回も勝ってくれて嬉しい限りだが、相手のフルトン選手も流石だった、圧倒されていたものの守りは堅かった…。  …といったほぼ素人の技術論はさておき、いろいろなメディアで記事

          井上尚弥とラスベガス

          会話すること、流浪すること 〜「パリ,テキサス」〜

           私たちの周りでは会話で溢れている、それはほんとうの会話なのか? ただの情報としての会話ではなく、戯れる為だけの会話でもない。それは言葉をつなぎ留める為の会話、記憶をつなぎ留める為の会話…。  とある男女がともに過ごし、同じ空気を吸った日々の中で、行き違いと後悔と悲しみと憂いと決断… 風のようないくつもの憂いに次々に巻かれ、引きずられ、彷徨い、なんとか立ち竦み、生きている。  男はひたすら彷徨い続け、女は懺悔しながら男との会話をイメージする。  ほんとうに大切なことは面

          会話すること、流浪すること 〜「パリ,テキサス」〜

          いろいろあって今日から入院、明日の午後に手術。看護師さんたち、医療従事者のかたがた働きぶりに頭が下がる。  お世話になります。

          いろいろあって今日から入院、明日の午後に手術。看護師さんたち、医療従事者のかたがた働きぶりに頭が下がる。  お世話になります。

          脱北

           知人が3/31付で○ラック会社から退社したが…  未だ実感が沸かないという。未だ浅い夢を見ているかのようだとのこと。     知らぬ人は、「そんな大袈裟な…」と言うだろう。だが洗脳状態の当事者には退職が脱北並みにとてつもなくハードルの高い行為に思える、思わされてきたのだろう。  人の尊厳を奪い、肉体と精神を崩壊させる… そんなことを平気で行う会社組織がこの国には存在するのだ、しかもわずかばかりではない、この国には多数、蔓延っているのだ。  知人は自信を剥ぎ取られ、希望を失く

          20年前の自分と2月21日の武藤敬司

           久々にプロレスを生観戦した、記憶や資料を調べてみるとなんと20年ぶりだった。すでに観戦前までに20年の変化を感じた、昔はチケットぴあに必死に何度も電話していたのだが… e-プラスってなんだ?という具合。当日、駅についたらあれほどうるさかった駅前のダフ屋たちが今は…   自分も変わった、観戦三日前に人事に左右されて危うくチケットが紙屑になる己の立場、それを憤りもせず半ば諦めている自分…   「20年もたったんだな…」  と、しみじみ思う。   国は衰退しているが、システムや立

          20年前の自分と2月21日の武藤敬司

          息子との旅

           君と小さな旅に出た。君を守る為の極力自由な旅だ。昆虫や動物が好きな君に生き物の世界が覗ける旅。楽しんでくれただろうか? リラックスできただろうか?  いつしか大人たちの都合に無理やり合わせて、君の好きにさせているようなフリをしていただけだったかもしれない。  たとえ、この小さな旅が君の記憶に残らずとも、君が少しでもリラックスできたら、この世界や毎日を好きになれたら嬉しい。  たくさんの笑顔をありがとう。  完

          息子との旅

          なにも無くて、いい。

           4時間強の各駅電車の往路は呆気なく到着し、終わってしまった。気分的にも実際の時間的にも早く、チェックインまで少し時間があったのでブラブラしばらく歩いてしまったくらいだ。  チェックイン後、宿で少し休んでたらうたた寝してしまい、気づくと外は真っ暗だった。  さて、一人でもOK な飲み屋はあるだろうか…  宿は駅から徒歩で数分のところにあったが、宿側の駅前はチェーンの飲み屋がぽつりぽつりといった感じだ。一軒だけ目ぼしい店を覚えておいて駅の反対側へ。大型バス、市営バス、タクシー乗

          なにも無くて、いい。

          黒人のオバチャンは関西弁だった

           (緊急各駅電車一人旅の続き)  このまま目的地まで乗り換え無しなんてラッキー❗ と思いつつ、駅員さんに間違いないように確認したりするヘタレな私がホームをぶらぶらしていると、  「◯◯◯に行くのはこれでええのん?」  隣に立っていたオバチャンに声かけられた、  「あ、自分もここ初めてなんですけど(15年くらい前に来てるが)、次来るのが△△△行きですし、大丈夫じゃないですかね」  自信なく答えながら質問主を見ると、小太りの肌の浅黒いオネーさん、オバチャンである。 「そうやな、行

          黒人のオバチャンは関西弁だった

          どんどん進め、あるがままに

          若かりし頃を思い出す、各駅電車貧乏旅·復刻版。時刻表がスマホになり、宿などの予約もスマホになり、だいぶ旅がスマホに依存する形になったが、今回はスマホにばかり気を囚われず景色、風景、人々をよく見る、空気や温度を感じることに努める。  出発は昼前で到着は15時近くということで4時間ほど電車に揺られる、乗り換え回数は計4回。乗り換え時間にあまり余裕はない。  1つ目の電車は予定通りに乗れ、ここから乗り換え時の脚の早さが良かったのか次の乗り換え予定よりも早い急行電車に乗れる。ここで1

          どんどん進め、あるがままに

          旅への渇き

           [プロローグ]  どうしようもない一人旅への欲求が募っていた矢先、偶然にも1日半フリーになったので、5~6年ぶりの一人旅を急遽、計画·実行した。  情けないことに時間も費用もない、明確な目的もない。ただ、自由に一人で見知らぬ土地へ行きたい… それだけなのだがやはり制約もある。まず時期、「正月」ということで交通機関、宿や食事処等が開いていない、もしくはすでに予約で埋まっている。取れる時間も1日と少し… となると関東の中心部から数時間でしかも正月でも開いている店や空いている宿が

          旅への渇き