今思えばの話

息子の発達障害を通して、今思えば…なことがあります。
母方の亡き祖父は今思うともしかしたら発達障害だったのかもしれない。
祖父はなかなか破天荒な人だったそう。
典型的な亭主関白。
話祖父は突発的かつ衝動的な行動で家族をとても困らせたようです。
今なら大問題になるモンスターペアレント案件もあったようで、祖母や子供達である母や叔母や叔父は悩まされたようです。
でも孫には優しい祖父でした。
母にとって父親は毒親だったのかもしれません。
母が祖父と話すことを避けていたことは子供ながらにわかりました。なんでだろうとは思いましたが、聞くことはありませんでした。聞くのがいけない気がして聞けませんでした。母は恐らく自分と祖父との関係はあくまでも自分の問題であると考えてたから、私や弟の前では絶対祖父の悪口は言わなかったし、祖父と孫として良好な関係を築けたのだと思います。
これって凄く神経をつかうと思います。
母は強すぎます。
最終的に祖父の対応や生活に耐えに耐えた祖母は私が中3のとき、高校受験直前に我が家に家出をしました。
祖母が祖父に三くだり半を突きつけた形になりました。
もめに揉めた末に私が高1のときに離婚しました。
祖母は叔母のところへ行きました。
祖父はその3年後に病気でなくなりました。
家族と親戚で祖父をひっそり見送りました。
祖父はもしかしたら苦しかったのかなと息子の発達障害を通して思うようになりました。
どうしたらいいかわからなくて気持ちのコントロールがうまくできなかったのが衝動的、突発的な行動になり、トラブルに発展して家族や周囲を困らせてしまったんだろうなと。
祖父の色々なことを高校生のときに父から聞きました。
ショックではあったけど、母の祖父への態度の理由がやっとわかりました。振り回された人生が辛かったんだろうなと。
もしかしたらこういう人って沢山いたろうし、今思えば…って珍しくないんだろうな。


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