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ついに来た、ユーラシア大陸最西端へ

ヨーロッパへ行くと決めたとき、せっかくなら思いっきり端まで行ってみたいと思った。
そこがどんな場所で、何かあるのか、そもそもどのくらい端まで行けるのか、何も分からなかったけど、「とにかく“端”へ行ってみたい!」という好奇心や冒険心から、私はヨーロッパ旅の最後の国にポルトガルを選びました。

よし、行こう!

「ユーラシア大陸の端があるから。」
そんな理由でやってきたポルトガル🇵🇹
ポルトに数日滞在して首都のリスボンへ移動し、ついにユーラシア大陸最西端へ向かう日がやってきました。
「ここまで来たら、必ずたどり着いて次の国へ旅立ちたい!」
そう意気込んで私が目指した最西端の場所は、ロカ岬というところでした。

プチ災難に見舞われる。

ロカ岬へは、リスボンから電車でシントラ駅へ行き、そこからバス1本で行くことができました。

非常に分かりやすい電車の路線図で簡単に乗れました😄

シントラ駅まではスムーズに行けたのですが、そこからロカ岬行きのバスに乗るまでにちょっとした災難が…

インターネットで調べたバス停で待っていても違う方面へ行くバスしか来なくて、近くにあるいくつかのバス停もロカ岬行きはなく、待ったり探したりしているうちに、気付けば1時間も経っていました😱
そこへ、ちょうど別のバスから降りてきたバスガイドさんらしき人が、“どこ行きのバスを待ってるの?”と聞いてくれたのでロカ岬だと答えると、教えてくれた場所はそこから離れた全然違うところでした😵

コロナ前の情報を頼りにしていたので、恐らく場所が変わったのだろうと思い、「これでロカ岬に行ける〜😮‍💨」と思いながら教えてもらったバス停に着いてホッとしたのも束の間、定刻を過ぎてもバスが来ない。。
普通に遅れているのかな〜と思いつつ周りを見渡してみると、一台のバスが道路脇のちょっとしたスペースに…

それが、ロカ岬行きのバスでした😂

事前に調べたバス停でも、ガイドさんに教えてもらったバス停でもなく、なぜかちょっとしたスペースに止まっていました。笑

そりゃあいくらバス停で待っていても来ないはずだ😵‍💫と思いましたが、無事にロカ岬へ向かうバスに乗れたので、あとはわくわくしながら現地に到着するのを待つばかりとなりました😆

車窓からの風景

高い山をぐんぐんと奥の方まで進んでいき、外に見えるのは広大な丘と空だけになりました。

無事にロカ岬に着くまでは、「ちゃんとバスは合っているよね?」とか「まだ降りなくて大丈夫だよね?」などと少し心配もありましたが、「まぁこれで間違っていても、自然を見ながらバスに乗れて楽しめたからいっか♪」と思い、自分が1人旅を始めてから、どんなことでも気楽に受け入れて楽しんでいけるようになっているのを感じました。

たどり着いたのは

間違っていませんでした☺️
ついに、ユーラシア大陸最西端のロカ岬に辿り着いたのです!🎊

自分がユーラシア大陸の1番端まで本当に来ることができたということ、そして今そこに自分が存在しているんだということがあり得ないような現実で、すごく不思議な感覚でした。
だけど、ものすごい達成感も感じることができました。

十字架の塔を背に振り向くと、そこには一面にこの景色が!✨

この場所から見える景色は、本当に果てしなく感じる広い海と、そこに浮かぶ何艘かの船、そして澄み切った快晴だけという潔さで、「ここに来た価値があったな。」とすごく感動しました。

ただただ真っ青な海と空をずっと眺めていられる時間は、とても贅沢で素晴らしかったです🥹

海の綺麗さ、そしてうっすらとカーブしている地球の丸さにも
感動しました。
この場所は乾燥していて風もあり、周りはこのように短い植物が生えた山で囲まれていました。
こんなに多肉植物が自然に生えているのも初めて見ました😳
気候の違いがよく分かります。
この場所からずーっと先まで行ってみると、
さっきいた場所がこんなに断崖絶壁だったことが分かりました!😲

このロカ岬には観光事務所があり、なんとそこでは「ユーラシア大陸最西端到達証明書」というものを有料で発行してもらうことができます!

私も、自分が本当にここへ来たという事実を記憶だけでなく形でも残しておこうと思い、証明書を発行してもらいました😊✨

帰りの道中ではずっと証明書を眺めながら、「あ〜本当に行ったんだなぁ。。」と余韻に浸り、さっきまでの空間が夢のようなひとときに感じました。

やっぱり敵わないと思いたい。

今まで私が行ってきた場所のほとんどは、こんなにも便利なもので溢れている自分の居場所から画面一つで見ることもできたと思います。

それでも、やっぱり自分の足で行きたい場所まで行き、自分の目で見て耳で聞いて、鼻や口からもその土地で生活している人々の感覚を知り、肌で直接感じられることが、1番自分自身に強い影響を与えてくれるのだと実感しました。

どんなにこの画面上で色んな場所の色んな景色を見ることができたとしても、いつかは自分でそこに行って、「やっぱり自分の目で見る景色には敵わないな✨」と思いたい。

そんなふうに思わせてくれた、今回の旅での出会いや体験の全てに感謝します☺️

リスボンを発つ日の明け方。
日中とは違う静かな街を歩けて気持ちよく出発できました😊

読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️

ヨーロッパ旅はこれで終わりとなりますが、引き続き私の旅は続いていきます。
まだまだ色んなお話を書いていくので、楽しんで読んでもらえたら嬉しいです🥰

ではまた〜🤗

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