私は私の夢をみた。

「あ〜いつかゲルに泊まれる運命がこないかな」

そんなことを思ったのは自分が中学生だったとき。

社会科の授業で世界の住居について学ぶ時間があり、教科書に数カ国の住居の写真が載っていた。その中で私に強烈なインパクトを与えたのがモンゴルのゲルだった。
すごく立派なのに組み立てや解体ができる移動式ということに衝撃を受けて、見た目はモコモコとしているけど夏は暑くないのかな〜と気になったり、とにかく興味が湧いた。

なんでも気になったら自分の目で確かめて、できることならそれを体験したいと思う性なので、ふと「あ〜いつかゲルに泊まれる運命がこないかな」なんて思いながらも、漠然としたその考えは授業を聞いているうちにそのまま流れていった。

それが、まさか数年後に本当にこの目で確かめられる時が来るなんて、、、

私が何も知らない状態で好きになったモンゴルは、やっぱり私が大好きな場所でした。