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ボクのゴジラ論part3
前回に続いてまたゴジラの話。
これで終わりになると思います😅
2000年代になるとアメリカ版のゴジラも登場しCGを駆使した迫力満点の映像が作られますが…ティラノサウルスのような俊敏な動きで人を襲うのはちょっと違うなぁって😩
人の存在など意に介さずただ移動するだけで、台風や竜巻と同じく存在そのものが自然災害、それがゴジラなんです。だから口から吐く熱線も好きじゃない。
しばらくゴジラ映画から遠ざかってたそんな時、日本でも本格的なCGを駆使したゴジラ作品が作られることを知った。それが2016年公開の庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」で、すっごく期待して観に行ったけど…
ここまでボクのゴジラ論に付き合ってくれた暇な人ならもう言わなくてもわかるでしょう😮💨
反戦、反核、自衛隊批判の思想から生まれた昭和29年の「ゴジラ」に対し「シン・ゴジラ」は…
自衛隊の統率された指揮、そして総理大臣や防衛大臣をはじめ官僚の奮闘ぶりが描かれ、ゴジラを攻撃するシーンでは「全弾命中!」のセリフが何度も。これって自衛隊賛美の映画?そして当時の政権の悲願とも言える緊急事態条項の必要性をも後押しするような内容は「ゴジラ」が持つ思想とは180度真逆の媚っぷり😩お陰であらゆる方面からの全面協力を得て大いに宣伝された。
宣伝といえばこの作品、日本の全俳優が出てるんじゃないかと思うほど出演者が多く、ほんの1秒、一言、ワンカットで次々と画面が切り替わる。そんな会話ないやろ〜😩て思うけど…当然に出演者や事務所の数だけTVやラジオ、イベントなどで宣伝されるわけで、それが功を奏して上映前から前評判は高く結果的に大ヒットとなった。興行成績を至上とすれば、この作戦は大成功だろう。
初代「ゴジラ」の思想を徹底的にぶち壊した作品、だからこそ「シン・ゴジラ」なのか?新でもなく真でもなく「シン」って何?
何の情報もなしに観に行ったボクはガッカリを通り越して、小学4年の夏にゴジラが飛んだ時以来の腹立たしさと、こんなのが大ヒットする世の中に失望感さえ覚えた😩
ここでゴジラー1.0に話を戻すと…
山崎貴監督は、明らかに正反対の映画を作ったと思う。観終わった後の感動と爽快な気分はなんだろう。姑息な手段で成績を上げ得意になってる庵野秀明監督を本物のゴジラが蹴散らしてくれたような爽快感!
逃げまどう群衆役で庵野秀明さんに出演していただきゴジラに踏み潰されるシーンがあれば更によかったなーって😁
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言うまでもないことだけど…これらはすべてボク個人の感想です。映画を観る理由は人それぞれでそこに優劣はなく、何の思想もなくて構わないし、受賞もその一つでしょう。
でもボクの評価の基準は
もう一度観たいか観たくないか
それだけです。
興行成績や受賞とは無関係だし、それは映画に限らず写真も同じです。
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