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平々凡々な日本人駐妻が富裕層エリアに住んで驚いたお金の話

突然ですが、クイズです。
【68,800円】為替 8.6円=1MXN(20230924時点)
これは息子が参加したあるイベントの一年間の合計金額です。
さて何の合計金額でしょうか。

答えは、誕生日会のプレゼント代
二〇二二年九月~二〇二三年九月現在まで、十六回の誕生日会にお呼ばれしました。年少・年中の間は男女関係なくクラス全員がお呼ばれし、年長からは友達のみを招く家庭が多いです。
一回のプレゼント代は大体400~500ペソ (3,440~4,300円)。
息子と仲良しのお友達だったり、お世話になったお母さんの子供だと、最大で700ペソ(6,020円) くらいを目安にしています。
(主催者側の費用は更に$$$$$)

それでは次のクイズです。
【34,400円】
これは息子が参加したあるイベントの我が家の負担額です。
さて何の金額でしょうか。

答えは、ママ主催のクリスマス会
園で行われるイベントとは別にママ主催のイベントがあります。
クラス毎にハロウィン、クリスマス、イースター、学年末のイベントが開催され、昨年はクリスマス会を選びました。
各グループは四人ずつで構成され、その四人でイベントに掛かる全額を負担。その代わりハロウィン、イースター、学年末は無料で参加しました。
会場使用料・カメラマンの手配・キャラクターショー・お土産代の合計金額を四人で割って一人あたり34,400円。総額は137,600円でした。

では最後のクイズです。
【103,200円】
これは息子にかかったある物の一年間の合計金額です。
さて何の合計金額でしょうか。

答えは、強制参加の園内イベント代
年少・年中クラスでは、一つのユニットを始める前にそれに基づいたコスプレをします。例えばCity Workerのユニットだったら警察や消防士の衣装を纏って登校、これが月に一回あって年間八着の衣装が必要です。さらに、

・クレイジーハット
・クレイジーソックス
・革命記念日の伝統衣装
・ピースデイの白シャツ
・スプリングパレード衣装
・ハロウィンコスプレ衣装
・サッカー大会のクラスTシャツ
・メキシコ人偉人の誕生日のお祝い
・クリスマス柄セーター
・クリスマスコンサートの指定衣装
・息子の誕生日に配るオーダークッキー
・ハロウィン、クリスマス、イースター、学年末のお菓子交換

息子が通う幼稚園の学費は年間1,260,000円、バス代が300,000円、これに制服代やジェネラルサプライ、習い事代が加わります。 
我が家は会社の補助があるので通わせることが出来ますが、メキシコ人の自宅には、埋蔵金か金のなる木でも植わっているのでしょうか。
あるなら是非、我が家にも一枝分けて欲しいものです。

最後に平々凡々な日本人駐妻が、富裕層エリアに住んで驚いた仰天エピソードをいくつかご紹介します。

・使い切れない資産を保有した無職の旦那
・女医とクラスマザーを兼任しているママ友
・スニーカーがシャネル、グッチなどのハイブランドしかも白
・自家用車がリムジン並みに大きい、もちろん運転手付き
・馬が好きな女の子の誕生日会、自宅の庭に本物の馬が二頭来た
・息子の友達のパパが現役プロサッカー選手と元ウルグアイ代表選手
・ママがつけているダイヤモンドの指輪、オモチャかと思うほど大きい
・友達の家の敷地が半端なく大きい、下手すると近所のモールよりも大きい
・メキシコ人同士でも、モンテレイ出身かどうかの派閥があり、選民意識による差別がある。

仰天エピソードはたくさんあるけれど、一番驚いたのは「使い切れない資産を保有した無職の旦那」
スペイン語の授業中に「お父さんが働いている人?」と先生が質問をし、手を挙げたのは十三人中、むすめともう一人だけだったとか。
土地でも転がしているのか、株で大儲けしているのか、何にせよ週に一回も定時で帰ってこない旦那を持つ日本人駐妻には想像もつかないお話でした。

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