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ママから私に戻る月曜日21時

「ストレスが溜まって死にそうなの、飲みに行こうよ!」
先週の木曜日に友達がクラスチャットで呟いた。
「いいね、行こう行こう!」と瞬く間に話が纏まり、クラスのママ達と一年ぶり二回目の晩御飯に行ってきた。

「候補日を設定したから投票してね」
木曜日に飲みに行く話が出たのに、候補日は翌週月曜、火曜、水曜の二十一時。
急!近!遅!の三拍子にも関わらず十八人中、十三人が投票した。

日本人同士だとこうはいかないよなと思う。
全員が参加出来る日を調整したり、旦那に在宅をお願いしたり、夜に集まることへのハードルが高い。そもそも平日の二十一時から晩御飯を食べに行く発想にならないけれど。

行くのも自由、行かないのも自由。
欠席の理由をいちいち説明しないし、行かない人に配慮して別グループを作ったりもしない。
来る者拒まず去る者追わずもとい、来る者拒まず、来ない者気にせず否定せずの気楽さが良い。

投票の結果、翌週の月曜日に決まりメキシコ人九人と日本人一人の計十人で近所のピザ屋さんに行ってきた。
スペイン語を話すとは言え、アルコールが入ったメキシコ人の会話について行けるほど堪能ではない。あまりのスピードに何の話をしているのか全く分からない事もあった。

ところが隣に座った初対面のママと話してみると、上の子同士が同じ学年で、むすめの事を知ってくれていた。
さらに以前この学校に通っていた日本人の話になり、当時の写真を見せて貰ったら、その写真に息子を抱っこした私が写っていて思いがけず大爆笑。
今日参加していなければ、このママとプライベートな話をすることは無かった。いくつかの共通点のおかげですっかり打ち解け、次回会う時にはもっと仲良くなれそうな気がした。
急なお誘いだったけれど参加して良かった。

私が平日の夜に一人で外出するのは一年に一回あるかないか。小さいハンドバッグと革のヒールでお出かけ出来る事が嬉しくて堪らなかった。
行きたいと言えば即答で了解と協力してくれた旦那に感謝。あなたのお陰で楽しい時間が過ごせました!どうもありがとう!

サクッと食べてサクッと飲んで、帰り際に記念撮影をして終了。
この二時間のために、みんな今日一日ママ業を頑張った。さながら戦友、さながら同志。
次の楽しい時間まで明日もママ業頑張ろう。

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