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旅先で地元のように過ごす贅沢

旅行の醍醐味とは言えば?
観光、買物、グルメ、温泉、テーマパーク、コレクション収集。
十人十色の楽しみ方があると思うが、我が家にとっての贅沢は「旅先で地元のように過ごす」こと。

先日、一年ぶり六回目となるサン・ミゲル・デ・アジェンデに行ってきた。
モンテレイ空港からケレタロ空港まで飛行機で一時間二十分、空港から中心街まで車で一時間三十分、合計三時間の道程だ。
我が家は毎年十月三十一日から十一月二日にかけて開催される「死者の日」に合わせて訪れる。
この時期はマリーゴールドとパペルピカドが至る所に飾られ、カトリーナメイクをした観光客で溢れ返り、そこかしこでマリアッチの演奏と迫力のある歌声を楽しむことが出来る。
今年はむすめのASOMEXの出場と死者の日のが重なり、二週間ずらしての訪問となった。

毎年、ケレタロ空港でレンタカーを予約し、夫の運転で向かうのだけれど、今年は二泊三日のショートステイのため配車サービスを予約した。
滞在するのは一年ぶり四度目となる「レアルデミナスホテル」
ホテルから中心街へ歩いて移動出来るアクセスの良さ、道路を挟んですぐにコンビニがある利便性、何よりホテルの景観と雰囲気が好きでサンミゲルを訪れる際はここと決めている。

Hotel Real de Minas
ロビーとレストラン
溜め息が出るほど可愛いトイレ

午後三時にチェックインし、荷解きをしたら夕食を兼ねて散歩へ。
中心街の途中にあり、いきつけのイタリアンレストラン「フランシスコ」。
家族それぞれにお気に入りのメニューがあって、私と夫はカルボナーラ、娘はポルチーニ茸のクリームスープ推し。一年ぶりの訪問に
「あぁ、、これこれ。これが食べたったのよ」と、久しぶりの帰省で実家の母のご飯を食べたときのような懐かしさと安心感がある。

カルボナーラが絶品のイタリアンレストランFRANCESCO

夕食の後は夜の街を散歩し、明日に備えて早めに就寝。翌朝は八時頃に起床し、お気に入りのパン屋さん「パ二オ」へ。

ホテルから徒歩五分のパン屋さんPANIO
朝から食べる甘いものは最高

店内はバターの甘い香りが漂い、ショーケースにはエクレアやシュークリームが並ぶ。店内左側にイートインスペースが併設されていて、席で食べる事もできる。我が家は持ち帰りにして、ホテルの庭で食べるのが定番。
カラフルな客室と太陽の光がキラキラと反射するプールを眺めながら、ゆっくりと過ごす。

カラフルな客室
プールとBAR
今回のお気に入りはショコラティン
プールサイドで読書時間

十一時頃になるとお店が開き始めるので、それまで庭のテーブルで本を読んだり、日記を書いたり、おしゃべりやお絵描きなんかもする。
プールに浸かってワインを飲む人、犬の散歩をする人、白い布にメキシコ柄を刺繍をする人もいて、みんなの様子を眺めるのも楽しい。
何もしない贅沢という言葉があるけれど、この庭で過ごす時間が私にとっての贅沢。この瞬間のために日々頑張っているといっても過言ではない。

中心街がオープンすれば、街歩きとお土産探し。ここでも家族のお気に入りのお店があって、私はシルバーアクセサリーが買えるセレクトショプ、夫はスカルなどの派手なTシャツが買える洋服屋、むすめはミニチュアスイーツ玩具が買える雑貨店、息子はおもちゃのギターが買える市場がお気に入り。
四者四様に欲しいものを購入したら、二時から遅めのランチ。ランチは事前予約をして、新しいレストランに行くことが多い。
今回行ったのは、ロケーションが抜群なレストラン。海鮮パスタが絶品で、何を食べても大満足だった。

レストランSollano18
海鮮パスタ美味しかった🦞

インテリア雑貨を探して歩いたり、景色の綺麗な場所で家族写真を撮ったり、いつもよりたくさん食べて、たくさん笑って、歩き疲れた頃にホテルに戻り、ホテル内のレストランで夕食。
長期滞在の時はトランプやボードゲームを持参し、めいいっぱい家族時間を楽しむ。
予定を詰め込み過ぎず、ゆったりと過ごすことで気力と体力を温存出来るのが良い。

我が家の定番SCRABBLE
メキシコ生活で学んだ旅先での
家族時間の過ごし方

せっかくの旅行となると、予定を詰め込み過ぎてしまいがちだけれど、「いつもの」「定番の」「お気に入りの」ものに囲まれる地元のような旅も悪くないということを提案したい。


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