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季語を辿る(7月19日分)~日傘、夏の雨~

夏の雨 草井に日影 残りけり
鈴の音の かすかにひびく 日傘かな

                 飯田蛇笏 作

今日も暑いですね。
これだけ暑いと…
もう日傘は携帯必須ですね。

明治から昭和にかけて俳諧で活躍された飯田蛇笏さんの夏らしい句の紹介から始めましたが…
彼の主な作風は自然描写が秀逸なものが多いです。
高浜虚子が主宰していた頃の「ホトトギス」の代表作家でもあり、
自らも「雲母」の主宰をして、
句集・随筆・評論なども行い、
戦後の俳壇を牽引する存在となりました。

ただ、
無季自由律句などの破調を嫌い、
荻原井泉水らの俳句を非難もしています。
その中で自然風土に根差した俳句を提唱しています。

高浜虚子を信奉していて、
虚子時代の「ホトトギス」には、
熱心に投句を続け、
大正4・5年には合わせて9回も巻頭句に選ばれるなど、
この時期に俳壇で名を高めました。

高浜虚子が主宰していた頃の「ホトトギス」(大正・昭和(戦前期))は、
俳壇=「ホトトギス」と言われるほどの盛り上がりをみせていました。

そろそろ、
雨が恋しくなってきてますね。
暑いし、
外を歩けば、
汗がダラダラと滴り落ちるし…
すみません…
昨今の通勤事情は過酷としか言いようがありませんね。
脱線しました。
話を戻します。

俳壇の第一人者であった事の証左に…
彼の名前を冠した句集に関する賞があったりします。

私は短歌詠みなので、
釈迢空賞を狙ってみたいです。
それには先ずは、
歌集を出さないといけませんね…


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