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宮崎旅日記①私も野生のお猿さんに会いたくなったので幸島へ

 2022年夏の藤井風のインスタと「aahT旅日記」の写真に心惹かれ続けて約2年の後、私も宮崎を旅行した。

 写真は野生の猿がいる幸島で、私は「ツアー中なのにもし猿に襲われて怪我でもしたらどうするん?」と心配だったけれど、行ってみてわかった。きちんと保護されている野生の猿は、猿の生活に忙しく人間に関心を持たない。私もかなり近づいたけれど大丈夫だった。

 幸島に行くためには渡船を利用する。渡船のおじさんが初心者向けに、幸島の植物の数や猿の数などをざっと説明してくれた。渡船が幸島に近づいても猿の姿はなく、おじさんが「おーい」と島に向かって呼びかけたら、「キャッ・・・キャッ・・・」と猿の声が返ってきた。基本的に餌付けはしていないという話を聞いた後だったが、おじさんが浅瀬に餌をまくと猿が出てきた。

 渡船から降りるとき、おじさんが「横歩きで行って」と言うのでえ?と思ったら、写真の藤井風がいるところよりもっと垂直に近い岩に数本のロープがぶら下がっており、それを持って岩を伝い歩きしながら陸地に上がるということだった。潮のタイミングによってはこうなるようで、思いがけず必死に上陸することとなった。
 といっても、もし落ちてもきれいな砂浜の浅瀬なので大丈夫。途中からめんどうくさくなって靴を脱ぎ海に入った。さらさらでふかふかの砂、透明な海水、小魚、カニ。最高!!

 野生の猿は、野生の食生活なので小柄だった。おなかに子猿がぶらさがっている親子もいた。人間への威嚇はないけれど、猿同士では時々あった。

 帰りの船に乗るときも必死で岩場を横歩き。私の足元や少し上のほうを猿が身軽に追い越して行く。なでたりはできなくても猿に会った充実感は十分にあった。

 幸島の近くの海岸沿いには小さな売店があり、レトロかわいい雰囲気。全体的にこの辺より南のエリアは時が止まったような懐かしい雰囲気のところが多かった。幸島の見える美しい景色を眺めながら焼きそばを食べた。