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慢性骨髄性白血病は完全寛解したけれど

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慢性骨髄性白血病患者です。分子標的薬を2年弱服用しました。その後服用を中止して3年以上になりますが、最近の1年間はBCR-ABL1遺伝子量検査の結果が連続して「検出せず」になって…
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#休職

慢性骨髄性白血病は完全寛解したけれど  #11 早期退職の決断

 なぜ私の白血病細胞が次第に減少していたのか。それは今の医学では分からない。ただ、治療を始めたときに、がん担当の看護師とこんな会話をしたことがある。体内で起こる異常な現象が原因であることを理解した上で 「なぜ慢性骨髄性白血病になるのでしょう?」 と私が問い掛けた。すると、医学的な証明はないと断った上で 「内々では過労とストレスが原因と言われているんですよ。」 と答えてくれた。  休職中はもちろん過労などない。仕事に追われて焦燥感を高めることもない。ストレスは突き詰めると人間

慢性骨髄性白血病は完全寛解したけれど  #10 新型コロナウイルス感染症の感染拡大

 線維筋痛症外来に通い始めた頃、空咳がずっと続いていた。「冬だからだろうか?軽く風邪をひいた?」と思って放置していた。しかし、線維筋痛症外来の医師は、私の胸に聴診器を当てて「少し音がおかしい。」と述べた。肺のレントゲン画像も見た上で呼吸器内科の受診を促した。  血液内科で受診している病院には呼吸器内科もあったので早速受診した。胸のCTを撮ると軽度の気管支壁肥厚があり、ぜんそくとのことだった。錠剤の咳止めや吸入薬が処方された。痔の治療が終わり消化器外科の受診が無くなったばかり